



最近ちょっと思ったこと。
こんにちは、ミルミルです。
今日は節分ですね。
我が家ではイワシの頭をヒイラギの小枝に刺したのを玄関に飾って、あとは子供たちと豆まきをするぐらいです。


が、この柊鰯、ここイギリスではそうとう怪しい感じ。しかも私はアホなことに、焼いた鰯の頭ではなく生のままの鰯の頭を今まで刺していました。日本人ならまだしも、イギリス人が見たらそりゃ気味が悪いでしょう。
旦那にも「怪しすぎるからはやく片付けて」と言われていました。血がちょっぴり滴り落ちている柊鰯、確かに怪しすぎる。
態度を変えずいつも親切に接してくれる御近所さん方。心の広いご近所さんに恵まれて幸せです。
で、最近ちょっと思ったことはというと、生の鰯の頭ではなく焼いた鰯の頭を使うんだったということではなく、最近目にした学校の書類に関することです。
娘は今年セカンダリースクール(日本では中学校でしょうか)を終え、9月から別の学校に移るので、新しい学校に提出する書類がいくつかありました。
まず名前の欄を記入しようとすると、
「えっ?」
5つも欄がある!
苗字と名前だけじゃないのか? あぁ、こっちの人はミドルネームがあるか。それにしてもあと2つは?といろいろ思いをめぐらせ、ちゃんと読むとそれはSurname 、Legal surname、 Forename、Middle name、Chosen name の5つでした。
確かに私たちもパスポートに記載されている苗字すべてを普段使っていない!苗字すべてを使っていないって変ですが、長いんです、我が家の苗字。一つの苗字なのにスペースが途中2つ入っていて3つの部分に分かれてる!なので普段は最初の部分だけを使っています。結婚して苗字を変えましたが、日本ではこんな長い苗字の人はそういないのでしょう、パスポート更新の時や正式な書類記入のときはいつも名前の欄で悩みます。長すぎてスペース内におさまらない!
ちなみに旦那の出身国イランでは、結婚しても苗字を変えません。ですので義母は私たちと違う苗字です。
そして名前の欄をクリアーして次の欄「性別」。


ここは英語の苦手な私でも、なんなくクリアーできる欄のはずなのですが、今回は3つの選択肢!
M/F/Other
もちろん今は男と女の二者択一ではない時代ですが、学校の書類で見るのは初めて。2年前のお兄ちゃんのときはまだMaleかFemaleだったと思います。
娘にOtherとは何かと聞くと、いっぱいあるよと携帯で調べて見せてくれました。
本当にいっぱいある!こんなにあるならOtherとひとくくりにしてしまうのは失礼なのでないかと思うぐらいいっぱいある。
そして、Otherという選択肢があることに何の驚きも見せない娘を見て、確実に世の中変わってきているんだなぁと実感。
そういえば、イギリスの大学の寮のシャワールームは男女共同スペースのところが多いと知って驚いた私を、子供たちは「何をそんなに驚いているんだ」と冷静に見ていたなぁ。
もちろん日本の銭湯のように一つの湯船にみんなでつかるというわけではないけれど、見せてしまってごめんなさいの私たちおばちゃんではなく、うら若き乙女が!(って、共同スペースといっても見せあってるわけではないでしょうが。)
まぁ実際には、女の子達の使い方がひどすぎて、男の子達がうんざりしているケースが多いと聞きますが。
昭和の私とはやはり感覚が違う子供たち。
これからもっと変わっていくのでしょう。 でもその違いを見るのも楽しいものです。
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