
春らしい天気になってきましたね。
今までフラット、テラスハウス、フラット、デタッチド、セミデタッチドの順でRENTを繰り返してきた私達家族ですが、今の家に辿り着いてようやく六年目に入りました。
果たして永住出来るのでしょうか…と言うのも、この家に住みだしてから何匹の齧歯類をお迎えして何匹を天国へ送りだしたのでしょう…みんなお庭で仲良く永眠しています。何としても引っ越しを避けたいものです。
さて、我が家の齧歯類達は娘の高熱をきっかけに全員室内に勢揃いしました。
理由は、高熱だから世話が出来ないというより普段からのわたしの罪悪感でしょう。みんなペアなのに、ギニーピッグ(モルモット)のtoe toe はガレージで一人住まい。パートナーを亡くして、半年以上一人で頑張っていたせいか最近は顔がスネ気味に。思いきってクリスマスツリーケースとして売られていたプラスチックボックスに住み替えです。
部屋の一辺が齧歯類コーナーに。(夏休みが蘇ります)
娘の野蛮なピアノに加え、息子のゲームであげる奇声が聞こえ始めると何故か集合します。静かな人々は静寂を求めるのです。
トトはお掃除の時だけ自由に遊ばせてもらえますが…うっさー達のごはんを盗み食い。
一番古株のペニーさん。メスのせいか、ツンデレのデレもない一貫した姿勢を貫いています。
彼女は去年の寒い時期に室内に引っ越してきました。
それまではハッチの中に毎晩湯たんぽを入れて、ビニールシートでハッチを覆って寒さをしのいでもらっていました。いくら毛皮を着ているからといって、マイナス気温に晒す事は出来ませんでした。毎晩私が腕や顔を突っ込んで湯たんぽをセットするとペニーさんが頬やおでこを舐めてくれました。
いつも横目で私との距離を測っている彼女ですが、恩を仇で返すような人類とは違って律儀なのです。『ありがとう』を返してくれるのです。
一日の最後に嬉しいご褒美を貰っている気分でした。
ペニーさんは二年前にパートナーを亡くしてからしばらく一人でしたが、とうとう新しいパートナー、皆さんもご存知のブー(本名ピーター)がやってきました。生後六ヶ月でした。
彼が去勢するまでは、ロミオとジュリエットのような逢瀬のみ。
ペニーさんは基本外飼いでしたが、気が向くと老犬の攻撃を避けつつ家の中に遊びに来ていました。
去勢手術が終わっても、ブーが成人して立派な毛皮になるまでは屋外には出せません。この逢瀬を繰り返しているうちに、またもや私の罪悪感が…そしてマイナス気温が1週間近く続いたのを理由にペニーさんが室内へお引越しとなりました。
仲良くしている二人(二羽)を眺めていると微笑ましいのですが、もうペニーさんからペロペロしてもらえないのは寂しい……
と嘆いていたら、やはり律儀なペニーさん、ニンジンスティックをもらった後もブラッシングの後もペロペロしてくれるようになったのでした。
ペニーさんは肌と髪と衣服の区別がつくようで、顔や首、手にだけペロペロしますが、ブーは服だけをペロペロします。手を出しても顔を出してもダメ。ペニーさんの知性を感じます、笑
ペニーさんもブーもチャリティーから引き取って里親になりました。ウチに来て良かった!と思ってくれてると良いのですが……
ブーの悪行については次の機会にお伝えしようと思っていたら、三月十一日の朝突然にお月さまへ逝ってしまいました。今は桜の木の下で安らかに眠っています。
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