ロンドン観光:定番から穴場まで!とっておきのおすすめ40選

Best Japanese food Tazaki Yutaka UK

イギリス・ロンドンに来れば、1日観光バスに乗ったり、街を歩いたりするだけで、外観はほぼ制覇できるほどコンパクトに作られた街並みが魅力です。そのため、ロンドンは観光地としてとても人気があります。

それに加え、イギリスの歴史や世界の歴史を学べる博物館や美術館が充実しており、しかも多くの施設は無料で入館可能です。こうした点からも、ロンドンは一日をとても有意義に過ごせる場所となっています。

さらに、近年のロンドンでは新しい建物や話題のスポットが次々に登場しており、おしゃれなレストランやユニークな体験施設も数多くあります。そこで今回は、「定番の観光地だけでは物足りない!」という方に向けて、おすすめのロンドンスポットを40ヶ所厳選してご紹介します。

皆さんも、ぜひ一つ選んで、ロンドンに来たときは行ってみてください。


歴史・建築・美術を感じるスポット

  1. Eltham Palace(エルサム宮殿)
  2. St. Paul’s Cathedral(セント・ポール大聖堂)
    • ロンドンの象徴ともいえるバロック建築の大聖堂。
    • ドームの上からの眺望は必見。
  3. Tate Modern
    • 元発電所を再利用した現代アートの殿堂。
  4. Tate Britain
    • 英国美術の歴史を時代順に楽しめる。
  5. Queen’s House(グリニッジ)
    • 建築好き必見、英国初のクラシカル建築。
  6. Sir John Soane’s Museum
    • 建築家ソーン卿の自邸を改装したマニアックな博物館。
  7. The Postal Museum
    • ロンドン地下の郵便鉄道「Mail Rail」に実際に乗れる博物館。
  8. Hunterian Museum
    • 医学標本や人体模型が展示されたユニークな博物館。

自然と癒し、ガーデン系

  1. Kyoto Garden(京都庭園)
    • ホランドパーク内にある日本庭園。紅葉や鯉が美しい。
  2. Chelsea Physic Garden
    • ロンドン最古の薬草園。
  3. Crossrail Place Roof Garden
    • カナリー・ワーフにある近未来的な屋上植物園。
  4. Richmond Hill Park
    • ロンドン郊外の絶景が広がる高台の公園。
  5. The Garden at 120
    • 無料で入れる屋上庭園。シティの摩天楼が見渡せる。
  6. Sky Garden
    • 予約制の屋内展望庭園。カフェやレストラン併設。

モダン・体験型スポット

  1. Frameless
    • 没入型デジタルアート体験。
  2. Paradox Museum
    • 錯覚と遊び心満載の体験型ミュージアム。
  3. Jurassic World Exhibition
    • 映画の世界をリアルに体感。
  4. レゴ・ストア(Lego Store Leicester Square)
    • オリジナルレゴ作り、フォトスポットとしても楽しい!入場無料。
  5. Climb the O2
    • O2アリーナの屋根を歩いて登るアクティビティ。
  6. IFS Cloud Cable Car
    • テムズ川を横断するロープウェイ。ガラス床体験も可。
  7. Sky Pool
    • 宙に浮かぶような透明プール(宿泊者限定)。
  8. Uber Boat by Thames Clippers
    • テムズ川を移動しながら観光できる高速船。
  9. BBQ Boat
    • テムズ川でバーベキューができる円形ボート。
  10. Bustronome
    • ロンドンの街を巡りながら食事が楽しめる2階建てレストランバス。
  11. Spy Games
    • 本格的なスパイミッションが体験できるアクティビティ施設。

絶景・ルーフトップ・眺望

  1. Jurema Terrace(Mandrake Hotel内)
    • ジャングルのようなテラスバー。
  2. JOIA Rooftop
    • バターシーの新しい複合施設内にある高級ルーフトップバー。
  3. The Gherkin’s rooftop bar
    • ロンドンのシンボル「ガーキン」の上でカクテルを。
  4. ROH Rooftop(Royal Opera House)
    • 隠れ家的な屋上カフェ。コヴェント・ガーデン近く。

食・カフェ・マーケット

  1. The V&A Cafe
    • ビクトリア&アルバート博物館内の豪華カフェ。
  2. Daunt Books
    • 旅行書専門の歴史ある本屋。内装も美しい。
  3. The Blues Kitchen
    • アメリカ南部料理とライブミュージックが楽しめる人気レストラン。
  4. Trafalgar Tavern
    • テムズ川沿いにある歴史的パブ。眺望抜群。
  5. Ye Olde Cheshire Cheese
    • 1667年創業の歴史ある地下パブ。
  6. The Landmark Hotel
    • 吹き抜けのパームコートでアフタヌーンティー。
  7. Battersea Power Station
    • 再開発で話題の商業施設。グルメ、ショッピング、アートも充実。

散策・フォトスポット

  1. Millennium Bridge
    • セント・ポール大聖堂へ続く歩行者専用橋。
  2. Royal Exchange
    • ラグジュアリーブランドが入る歴史的建築。
  3. Coal Drops Yard
    • 再開発エリアのショッピング&レストラン複合施設。
  4. V&A East
    • イーストロンドンに新設されたV&A系列の文化施設。

まだ行ったことないところはありますか?

ロンドンには、ガイドブックでは紹介しきれない魅力があふれています。伝統と革新、自然と都市、芸術と遊びが共存するこの街は、何度訪れても新しい発見があることでしょう。ぜひ、次のロンドン旅行では、こうした定番+穴場のスポットを巡って、自分だけの特別な一日を楽しんでください!

終わり



以下、生成AIによるリサーチで、各施設の特徴、開店時間などを細かく調べて結果を載せています。行ってみたいところをぜひ参考にしてみてください。


参考資料・リンク一覧:

その他各公式サイト・Visit London観光局情報など

https://www.english-heritage.org.uk/visit/places/eltham-palace-and-gardens/

https://www.coaldropsyard.com

https://dauntbooks.co.uk

14.スカイガーデン(Sky Garden)

Sky Garden はロンドンの高層ビル「20フェンチャーチ・ストリート」(通称“ウォーキートーキー”)の最上階にある、ロンドンで最も高いパブリック・ガーデンです。ガラスで囲まれた開放的な空間には、熱帯植物や美しく整えられたテラスがあり、ロンドン市街を360度見渡せるパノラマビューが楽しめます。

この施設は無料で訪れることができ、事前にオンラインで時間指定のチケットを予約する必要があります。園内を散策しながら、シャードやセント・ポール大聖堂などのランドマークを眺めたり、バーやレストランで食事やドリンクを楽しんだりできます。数階にわたる展望フロアや屋外テラスもあり、観光やヨガ、ライブ音楽イベントなど多彩な楽しみ方があります。

  • 人気の理由: 無料でロンドンの絶景が見渡せる開放的な空中庭園。展望台の代わりとしても大人気です。
  • おすすめアクティビティ: 夕方に訪れると、美しい夕焼けや夜景が楽しめます。Sky Pod Bar でカクテルを飲んだり、植物に囲まれた道を歩いてリラックスするのも◎。写真撮影にも最適です(予約は3週間前から可能、すぐに埋まるので早めの計画を)。

住所: 1 Sky Garden Walk, London EC3M 8AF
営業時間: 月〜木 9:00〜18:00/金〜日 9:00〜21:00/祝日 11:00〜21:00
(※無料見学の時間帯。レストランやバーは夜遅くまで営業)



13.ガーデン・アット・120(The Garden at 120)

「The Garden at 120」はフェンチャーチ・ストリートにある高層ビル「Fen Court」の屋上にある、予約不要&無料のルーフトップガーデン。15階の屋上には、全方向に広がる景色を望めるオープンエアの展望庭園が広がっており、3,000平方フィートのテラスには反射水盤や生け垣、四季折々の花々、ベンチなどが整備されています。

この庭園は、ガーキンやウォーキートーキー、シャードなどロンドンの高層ビルを間近に眺められるスポットとして知られ、しかも比較的空いている穴場的存在。軽食や飲み物(※アルコール以外)を持ち込んでピクニックも可能です。

  • 人気の理由: 無料で気軽に入れる上に、スカイガーデンよりも空いていてのんびりできる、知る人ぞ知る絶景スポット。ロンドン市内を見下ろせる眺望と静かな空間が魅力です。
  • おすすめアクティビティ: 四方の眺望を楽しみながらのんびりとベンチで休憩。透明な床から下の景色を見るスリルや、現代アートの展示も楽しめることがあります。

住所: 120 Fenchurch Street, London EC3M 5BA
営業時間: 月〜金 10:00〜21:00/土・日 10:00〜17:00
(※最終入場は閉園30分前。悪天候時はクローズの可能性あり)


20.IFSクラウド・ケーブルカーのガラス床体験(IFS Cloud Cable Car’s Glass Floor Experience)

テムズ川を渡るロンドン唯一のロープウェイ「IFS Cloud Cable Car」(旧名:Emirates Air Line)では、2025年にガラス床キャビンのサービスがスタート。床が透明になったキャビンに乗れば、地上90m(約300フィート)からロンドンの街並みや川を真下に見下ろすスリリングな体験ができます。

運行ルートはグリニッジ半島(O2アリーナ付近)〜ロイヤルドックス(ExCeL ロンドン付近)間で、テムズ川、カナリー・ワーフ、O2、オリンピックパークなどの景色を一望できます。ガラス床キャビンはプレミアム体験となり、事前予約と追加料金が必要です。

  • 人気の理由: 空中からロンドンの絶景を見下ろす鳥の目線体験ができるユニークな乗り物。ガラス床から見えるテムズ川のスリル感が人気です。
  • おすすめアクティビティ: 夕暮れ時の予約がおすすめ。通常キャビンでも十分景色を楽しめます。往復で乗れば、両方向の景色を満喫できます。さらに、シャンパン付きの特別体験プランもありカップルにも人気。

住所:

ロイヤルドックス側:27 Western Gateway, London E16 1FA
(※どちら側からも乗車可能)
営業時間: 月〜木 8:00〜21:00/金 9:00〜22:00/土 9:00〜23:00/日 9:00〜21:00
(※年中無休。ただし悪天候や祝日は運休の場合あり。ガラス床キャビンは1人£25〜£35程度)

グリニッジ側:Edmund Halley Way, London SE10 0FR

16.パラドックス・ミュージアム・ロンドン(Paradox Museum London)

パラドックス・ミュージアムは、ナイツブリッジにある体験型の錯覚ミュージアム。2022年にハロッズの向かいにオープンして以来、「見る・触れる・写真を撮る」がすべて可能な体験型展示が話題を呼び、ロンドンで最も刺激的な新スポットのひとつになっています。

館内には50以上の展示・部屋があり、視覚を惑わせるトリックが満載。重力を無視した部屋、鏡の迷路、ホログラム、逆さまの空間など、誰でも不思議な写真を撮れるスポットがたくさんあります。家族連れはもちろん、友人グループやインスタ好きにも大人気。特に子ども向けには、ネオン装飾の楽しい新エリアやゲームコーナーもあり、科学や心理の視点からも学びがある構成になっています。

  • 人気の理由: 「映える」体験型展示が多数あり、見て楽しい・やって楽しい・撮って楽しいミュージアム。実際に触れて体感できるので、教育的でありながら遊びの要素も満載。
  • おすすめアクティビティ: 約1.5時間かけて、ひとつひとつの展示の仕組みを考えながら回るのがおすすめ。重力を無視した「パラドックス・トンネル」や、地下鉄を逆さまにした「パラドックス・ステーション」などが特に人気。スタッフが写真の撮り方を手伝ってくれることも。子どもには「パラドックス・パスポート」というスタンプラリーもあります。

住所: 90 Brompton Road, London SW3 1JJ(ハロッズの正面)
営業時間: 月〜木 9:30〜18:00/金・土 9:30〜19:30/日 9:30〜19:00
(※時間指定のチケット制。最終入場は閉館の90分前)


32.ザ・ブルース・キッチン(The Blues Kitchen / カムデン)

「ブルース・キッチン」は、アメリカ南部の音楽と料理を融合させたライブミュージックバー&レストラン。カムデン、ショーディッチ、ブリクストンに店舗がありますが、特にカムデン店はブルース・ロックンロール・ソウルの聖地として知られています。

店内はネオンサインやヴィンテージギター、アメリカのディープサウスを思わせる装飾でいっぱい。提供される料理は、BBQやソウルフード(リブ、マカロニ&チーズ、チキン&ワッフルなど)で、食事とともに毎晩生演奏が楽しめます。週末はDJによるクラブイベントも開催され、夜遅くまで盛り上がります。

  • 人気の理由: 本格的なライブミュージックと料理が同時に楽しめるスポット。入場料なしでライブ演奏が聴ける日も多く、音楽好き・グルメ好きの両方におすすめ。
  • おすすめアクティビティ: ディナーの予約は事前に確保がおすすめ(特に週末)。バンド演奏は21時〜22時頃がピーク。料理ではBBQリブやバッファローチキンウィングが人気。グループならカラオケやプライベートバーがある「Play Room」も要チェック。

住所: 111–113 Camden High Street, London NW1 7JN
営業時間: 月・火 12:00〜24:00/水・木 12:00〜翌1:00/金 12:00〜翌2:30/土 11:00〜翌3:00/日 11:00〜翌1:00
(※キッチンはバーよりやや早めに閉まる。日曜午後にはブルース・ブランチも開催)


25.スパイ・ゲームズ(Spy Games / コヴェントガーデン)

Spy Games Londonは、2025年にコヴェントガーデンに登場した、スパイ体験型アクティビティ施設。元CIAやMI6のトレーナーが監修したという本格的なプログラムで、スパイになりきって暗号解読、レーザー回避、システムハッキングなど、映画さながらのスパイミッションに挑戦できます。

コースはフィジカル&メンタルなチャレンジが満載で、チームで協力しながら制限時間内にタスクをこなす形式。体験後は自分のスパイ能力を診断した「スパイプロファイル」がもらえるのも楽しいポイントです。

  • 人気の理由: 従来の脱出ゲームやミュージアムとは違い、本格的な動きと頭脳を使う体験ができる点がユニーク。特にチームプレイ重視のため、家族や友人グループ、企業のチームビルディングにも最適。
  • おすすめアクティビティ: 現地に到着するとブリーフィングがあり、ギアを装着して任務スタート。レーザーをくぐり抜けたり、壁をよじ登ったりとスパイ映画さながらの演出が盛りだくさん。終わったらパフォーマンスの診断書を見て盛り上がれます。

住所: 45 Wellington Street, Covent Garden, London WC2E 7BN
営業時間: 日〜木 10:00〜20:00/金・土 10:00〜22:00
(※事前予約がおすすめ。所要時間はチェックイン含め約60分)

10.チェルシー・フィジック・ガーデン(Chelsea Physic Garden)

テムズ川沿いのチェルシーにひっそりと佇むチェルシー・フィジック・ガーデンは、ロンドン最古の植物園として知られています。1673年に薬剤師ギルドによって創設され、薬草の研究・栽培を目的に造られました。現在では、4,500種以上の薬用植物、食用植物、有用植物が栽培されており、屋外植物の博物館とも呼ばれています。

園内は、ハーブガーデン、花壇、温室(熱帯植物や砂漠植物)、ロンドン塔の石を使った英国最古のロックガーデンなど、見どころがたくさん。植物の効能や歴史に関するパネル展示も豊富で、植物と人間の関わりについて深く学べる貴重なスポットです。

  • 人気の理由: ロンドン中心部にあるとは思えない、静けさと歴史が共存する緑のオアシス。植物好きや歴史ファンに大変人気です。ユニークな植物や専門的なガイドツアーも魅力。
  • おすすめアクティビティ: 薬用植物のエリアでは、「どの病気に効くか」で分類された植物を観察可能。巨大なイチョウ(1760年植樹)や1773年に作られたロックガーデンも必見。カフェでは季節のケーキや軽食をガーデンテラスで楽しめます。春〜秋にはワークショップやファミリーイベントも開催。

住所: 66 Royal Hospital Road, Chelsea, London SW3 4HS
営業時間: 日〜金 11:00〜17:00(最終入園 16:30)/土曜休園
(※1月・祝日は休園、季節によって変動あり)


6.サー・ジョン・ソーンズ・ミュージアム(Sir John Soane’s Museum)

サー・ジョン・ソーンズ・ミュージアムは、19世紀の著名建築家サー・ジョン・ソーンの自宅をそのまま保存した**“住まい型ミュージアム”**。彼の死後の遺言により、当時の状態を保ったまま無料公開されています。

内部は迷路のような構造で、エジプト、ギリシャ、ローマの古代遺物、建築模型、スケッチ、ターナーやカナレットの絵画、ホガースの連作『堕落者の遍歴』などが所狭しと並びます。特にファラオ・セティ1世の石棺(エジプトの超貴重遺物)は一見の価値あり。光の演出や鏡を使った巧妙な展示で、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気です。

  • 人気の理由: 世界的に評価の高い小規模ミュージアムの名所。内容の濃さ・展示の工夫・建物の魅力がすべて詰まっていて、一度行くと何度でも訪れたくなる場所です。
  • おすすめアクティビティ: ピクチャールームでは可動式の壁を開くと隠された絵画が登場。地下の「クリプト」では巨大な石棺を鑑賞。ガイドに尋ねると裏話や仕掛けも紹介してくれます(※写真撮影不可、大きな荷物不可)。

住所: 13 Lincoln’s Inn Fields, London WC2A 3BP
営業時間: 水〜日 10:00〜17:00(最終入場16:30)/月・火定休
(※無料・時間指定予約制。少数の当日券あり)


17.ジュラシック・ワールド・エクスペリエンス(Jurassic World: The Experience)

バタシー・パワーステーションの新施設「NEON」で開催中のジュラシック・ワールド:ザ・エクスペリエンスは、映画『ジュラシック・パーク』の世界をリアルに再現した没入型展示体験です。

「イソラ・ヌブラル島への船旅」から始まり、映画に登場するゲートをくぐると、実物大の動く恐竜たちが次々に登場。ラプトル訓練場、孵化ラボ(赤ちゃん恐竜と触れ合える)などがあり、最後には「事件」が起きる演出も…。約45〜60分の体験は、子どもから大人まで楽しめる冒険アトラクションです。

  • 人気の理由: 大迫力の恐竜アニマトロニクスと映画さながらの演出で、まるで“本物のジュラシック・ワールド”に入り込んだ気分に。特に子ども連れファミリーに大人気。
  • おすすめアクティビティ: 子どもにはイヤーマフを用意すると安心。事前予約がおすすめ。最後は恐竜グッズ満載のギフトショップへ。体験後は同じ建物内のレストランやショップも楽しめます。

住所: NEON at Battersea Power Station, 2 Circus Road East, London SW11 8DQ
営業時間: 月〜木 10:00〜17:00/金・土 10:00〜20:00/日 10:00〜18:00
(※事前予約制。2025年9月30日まで毎日営業予定)


19.アップ・アット・ジ・O2(Climb up the O2)

Up at The O2”は、ロンドンの有名イベント会場「The O2」の巨大ドームの屋根を実際に登る体験型アトラクション。専用スーツと安全ハーネスを着用し、ガイド付きで巨大なテント状の屋根の上を歩いていきます(高さ52m)。

登頂後は、屋上の展望デッキからロンドンを360度見渡す絶景が広がります。グリニッジやカナリー・ワーフ、テムズ川などを一望でき、昼・夕方・夜の時間帯別に異なる表情を楽しめます。シャンパン付きプランや冬限定のホットドリンク付きプランもあり、記念日や特別な体験にぴったりです。

  • 人気の理由: “都市の冒険”と“絶景観光”を融合させたユニークな体験。高所が苦手な人でも安心して楽しめる工夫があり、達成感と爽快感が得られます。
  • おすすめアクティビティ: スニーカーなど動きやすい服装で参加を。頂上では写真撮影もOK(専用ポケットあり)。終了後はO2内のレストランやイベントにも立ち寄れます。

住所: The O2, Peninsula Square, London SE10 0DX
営業時間: 年中無休(クリスマスを除く)
開始時間は季節により異なり、夏季は10:00〜20:30、冬季は11:00〜18:30頃。15分ごとに出発(要予約)

15.Frameless(フレームレス)

ロンドンの「Frameless」は、2022年に開業した大規模な没入型デジタルアート体験施設です。マーブル・アーチ近くに位置し、英国最大の常設マルチセンス(五感)アート体験施設として話題を集めています。館内にはテーマ別の4つのギャラリーがあり、モネやゴッホ、ダリ、レンブラント、クリムトなど名だたる芸術家29名の42点の名画が最新技術によって壁一面に投影され、絵の中に入り込んだような体験ができます。モーションセンサーにより来場者の動きに合わせてアートが変化したり、音楽が流れるなどインタラクティブな仕掛けも満載です。訪問者は自由な順路で各ギャラリーを巡り、アートの世界に浸った後は併設のカフェバーで一息ついたり、ミュージアムショップで記念品を購入することもできます。雨天でも安心の屋内施設で、子どもから大人まで世代を問わず楽しめます(金・土曜の夜間は大人向けの”Lates”イベント開催のため18歳未満は16時までの入場となります)。

  • 所在地(住所):6 Marble Arch, London W1H 7AP(マーブル・アーチとオックスフォード・ストリートの交差点付近)
  • 最寄駅・アクセス:地下鉄セントラル線マーブル・アーチ駅から徒歩1分、またはボンド・ストリート駅(ジュビリー線/セントラル線/エリザベス線)から徒歩8分程度です。駅からすぐなのでアクセス至便です。
  • 営業時間:月~木曜 10:00–19:00、金・土曜 10:00–22:00、日曜 10:00–19:00(最終入場は閉館2時間前まで)。金・土曜の18:00以降は18歳以上限定の夜間イベント「Frameless Lates」を開催しています。
  • 所要時間の目安:公式には約90~120分の観覧を推奨しています。没入体験型の展示が多いため時間を忘れて楽しめますが、少なくとも2時間は見ておくと良いでしょう。
  • チケット情報有料(当日窓口も可)。大人チケットはオンライン予約で£28~(当日券は£31)、子ども(3~15歳)£18~(当日£21)。3歳未満は無料です。曜日や時間帯によって料金が変動し、公式サイトでの事前予約で約10%割引が適用されます。金・土曜夜の大人限定イベント「Lates」はチケット別売(£20、当日£25)です。
  • 公式サイトhttps://frameless.com
  • 備考:館内はバリアフリーに配慮されており、車椅子での鑑賞も可能です。子連れの場合、ベビーカー持ち込み可(混雑時は注意)。全館屋内のため雨天時でも問題なく楽しめます。また展示に強い光や音響を用いるため、小さなお子様がびっくりしないようご留意ください。

7.The Postal Museum(ザ・ポスタルミュージアム)

「The Postal Museum(郵便博物館)」は、英国の郵便・通信の歴史をテーマにした家族向けの博物館です。手紙や郵便制度が社会にもたらした変革を、ヴィクトリア時代のバレンタインカードや戦時中の手紙、郵便配達に使われた乗り物など数世紀分の展示物を通じて学ぶことができます。なかでも人気なのが、100年前に実際に郵便物を運んでいた**地下鉄郵便(Mail Rail)**のトンネルをミニ列車で走るアトラクションです。館内には子ども向けのプレイエリア「ソーテッド!(Sorted!)」もあり、8歳以下の子供が郵便配達を模した遊びを楽しめる空間になっています。インタラクティブな展示も多く、郵便をテーマにした体験型ゲームやスタンプラリーなど、子ども連れでも飽きずに過ごせる工夫がされています。ロンドンの“地下郵便鉄道”に実際に乗車できるユニークさから、地元家族客にも観光客にも人気のスポットです。

  • 所在地(住所):15-20 Phoenix Place, London WC1X 0DA(ロンドン中心部クラーケンウェル地区、旧メールレールの施設跡地)
  • 最寄駅・アクセス:最寄り駅は地下鉄チャンサリー・レーン駅(Central線、徒歩約10分)およびファリンドン駅(Elizabeth線/鉄道、徒歩約12分)です。また地下鉄ラッセル・スクエア駅から徒歩14分、キングス・クロス駅から徒歩16分ほどです。ロンドン中心部からは路線バス(17番, 19番, 38番ほか)も博物館付近に多数停車します。
  • 営業時間:基本的に水曜~日曜の10:00~17:00(月・火曜は定休)です。※繁忙期(夏休みなど)には火曜日も臨時開館する場合があります。最終の郵便列車(Mail Rail)の発車は16:00です。年末は12月24~26日は休館となります。
  • 所要時間の目安:展示見学とメールレール乗車を合わせて約2~3時間を見ておくとよいでしょう。博物館本館とメールレール乗車エリアは別棟ですが、道路を挟んですぐ向かい(約75m離れ)にあり、行き来も含め余裕をもって計画してください。メールレールの乗車時間は約20分です。
  • チケット情報有料。大人(25~64歳)£18.50、若者(16~24歳)£12.50、子ども(2~15歳)£11.00で、オンライン予約の場合わずかに割引があります。2歳未満は無料です。チケットには博物館の常設展への1年間有効の再入場パスと、購入日当日に限り有効のメールレール1回乗車券が含まれます。8歳以下対象のプレイエリア「Sorted!」は別途有料(※博物館の入場券所持者には割引料金適用)。事前予約推奨ですが当日券も販売されています。ただし週末や休日は当日券が売り切れることもあるため、公式サイトでの事前予約がおすすめです。
  • 公式サイトhttps://postalmuseum.org
  • 備考:館内にカフェとミュージアムショップあり。展示は屋内中心なので雨天でも問題なく見学できます。メールレール乗車体験は暗い地下を走行しますが、所要20分ほどと短く、小さなお子様でも楽しめる内容です(音や暗所が苦手な場合はご注意ください)。プレイエリア「Sorted!」は時間指定の入替制で、人気のため事前予約が無難です。子ども向け施設として評価が高く、夏休みなどにはファミリー向けワークショップも開催されています。

39.Royal Exchange(ロイヤル・エクスチェンジ)

ロンドン銀行街の中心部バンク交差点に建つ「ロイヤル・エクスチェンジ」は、16世紀に創設された英国初の証券取引所を前身とする歴史的建造物です。現在の建物は1844年に再建された壮麗なネオクラシカル様式で、正面の大きな石柱が目印です。内部はガラス屋根に覆われた中庭空間となっており、高級ブランド店やレストランが集まる商業スポットとして生まれ変わりました。1階にはフォートナム&メイソンのティールームやレストラン、高級時計店やブティック(エルメス、モンブラン、ジョー・マローンなど)が軒を連ね、吹き抜け空間の中央にはバー兼カフェの「グランド・カフェ」があります。美しい建築を眺めながらアフタヌーンティーやシャンパンを楽しむこともでき、近年は観光客にも人気のショッピング&グルメスポットです。建物自体の歴史的価値も高く、王室に関わる公式宣言が行われる場所としても伝統があります(王の戴冠時の布告がこの建物前の階段で読み上げられる等)。基本的には商業施設のため入場無料で、自由に内部を見学できます。

  • 所在地(住所):1 Royal Exchange, London EC3V 3LL(郵便番号)。シティのバンク交差点北側に位置し、スレッドニードル・ストリートとコーンヒル通りに挟まれています。建物正面はバンク地下鉄駅の出口と向かい合っています。
  • 最寄駅・アクセス地下鉄バンク駅(Central線、Northern線、Waterloo & City線、DLR線)からすぐ目の前です。またモニュメント駅(徒歩5分)、セントポール駅(徒歩8分)などからも徒歩圏内です。
  • 営業時間:建物自体は月~金曜の10:00~17:00頃に各ショップ・飲食店が営業しています。土曜は一部店舗のみ営業(例:フォートナム&メイソンは土曜10~18時営業)、日曜・祝日はほとんどの店舗が休業です。見学目的であれば平日の昼間~夕方の訪問がおすすめです。
  • 所要時間の目安:建物内部を見学するだけなら30分程度で充分ですが、ショップをのぞいたりカフェで休憩するなら1時間以上取ってもよいでしょう。建築好きの方は細部の彫刻やドーム天井を眺めるのも興味深く、ゆっくり訪れてみてください。
  • 施設内容:館内には約30店舗の高級ショップと5つのレストラン/カフェがあります。特に有名なのは英国王室御用達の高級食料品店フォートナム&メイソンのショップ&レストランで、シティのビジネスマンや観光客で賑わいます。他にもエルメスのブティックや高級時計店、ペンハリガンの香水店などラグジュアリーブランドの店舗が揃います。中央のカフェバー「Royal Exchange Grand Café」は予約なしで利用でき、吹き抜け空間で気軽にドリンクや軽食を楽しめます。
  • 公式サイトhttps://theroyalexchange.co.uk
  • 備考:建物内部は屋根付きで雨天でも見学可です。洗練された空間ゆえ小さなお子様向け施設は特にありませんが、短時間の見学であれば子連れでも問題ありません。歴史的建築のため段差がありますが、主要エリアはフラットかつエレベーターも設置されバリアフリーに配慮されています。

11.Crossrail Place Roof Garden(クロスレール・プレイス ルーフガーデン)

「Crossrail Place Roof Garden」は、再開発が進むカナリー・ワーフ地区に2015年オープンした屋上庭園です。まるで温室のようなアーチ型の屋根に覆われた空間で、約300メートルにわたり散策路が整備されています。入場無料で毎日一般開放されており、夜は21時(夏季は日没)まで利用できます。園内には東半球と西半球の植物を分けて植栽するユニークなコンセプトがあり、世界各地の珍しい植物(東端には竹や日本産カエデ類、西端には熱帯のシダ類やストロベリーツリー等)が茂っています。所々にベンチが配置され、都会の喧騒を忘れて緑に囲まれながら休憩したり散策を楽しむことができます。また80席規模の野外円形劇場も併設され、地元コミュニティによる音楽やダンス、演劇などのパフォーマンスが定期的に開催されています(多くは無料観覧可)。ガラス張りの壁面からはドック(運河)や高層ビル群を望む展望も良く、カナリー・ワーフの穴場スポットとして人気です。全天候型の屋根構造で日差しや小雨をしのげるため、雨天時や寒い冬でも快適に散策できます。

  • 所在地(住所):Crossrail Place, Canary Wharf, London E14 5AB(クロスレール・プレイス商業施設の屋上階)。カナリー・ワーフ駅直結のショッピングモール「Crossrail Place」の最上階に位置します。
  • 最寄駅・アクセスカナリー・ワーフ駅(エリザベス線)から直結。駅改札を出て「Crossrail Place」方面の表示に従い徒歩数分で屋上庭園入口に到着します。また地下鉄ジュビリー線・DLR線のカナリー・ワーフ駅からもデッキ経由で徒歩5~7分程度です。車の場合は周辺に有料駐車場あり。
  • 開園時間毎日 9:00~21:00(夏季は日没まで)。入場無料、予約不要で自由に出入りできます。クリスマス等を除き年中無休。
  • 所要時間の目安:園内を一周するだけなら15~30分程度ですが、ベンチでのんびりしたりイベント鑑賞をするなら1時間以上過ごすこともできます。夜はライトアップされ雰囲気が良いので、夕暮れ時の訪問もおすすめです。
  • 施設内容入場無料の屋上庭園。植物園のように多様な植物が植えられており、解説板もあるので散策しながら学べます。園内中心部には野外ステージ(円形劇場)があり、週末を中心に音楽ライブや劇などの無料イベントが開催されます。また周辺には多数のレストランやショップが入るモールがあり、食事や買い物と組み合わせて楽しめます。
  • 公式サイトhttps://canarywharf.com/open-spaces/crossrail-place-roof-garden(運営:Canary Wharf Group)
  • 備考:屋根付きとはいえ側面は開放型のため、強風時などは冷えますので冬季は防寒をお忘れなく。子ども連れにも安全な散策路ですが、水辺(池)はないので走り回っても比較的安心です。飲食物の持ち込みも可能なため、天気の良い日は軽食をテイクアウトしてガーデン内でピクニック気分を味わうのもおすすめです。

18.Lego Store (レゴストア) レスタースクエア店

レスター広場にあるロンドンのレゴストアは、世界最大規模の旗艦レゴショップです。2フロア・総面積914㎡もの広々とした店内には、大人も子どもも楽しめる仕掛けが満載です。入口ではロンドン名物の2階建てバスや電話ボックス、ビッグベン時計台といった巨大なレゴモデルがお出迎えし、店内各所が写真スポットになっています。地下フロアには地下鉄トンネルを模した展示に本物そっくりのレゴ製「地下鉄車両」モデルもあり、一緒に記念撮影することができます。さらに来店者自身の顔写真を撮影してレゴのモザイクアート作品にできる「モザイクメーカー」や、好きなパーツを組み合わせてオリジナルのレゴミニフィギュアを作れる体験コーナー(ミニフィギュア工房)も設置されており、これらは世界でも限られた店舗でしか体験できない特別なサービスです。もちろん豊富なレゴ商品が揃っており、新商品や限定セットも入手できます。子どもはもちろんレゴファンにとって見逃せないスポットで、週末には入店待ちの行列ができるほどの人気です(混雑時は店頭で入場制限あり)。

  • 所在地(住所):3 Swiss Court, London W1D 6AP。レスター・スクエア(Leicester Square)のすぐ東側、M&M’s Worldの向かいに位置します。
  • 最寄駅・アクセス地下鉄レスター・スクエア駅(ノーザン線 / ピカデリー線)から出てすぐ(徒歩1~2分)です。駅をCharing Cross Road側に出てレスター広場方面へ進むとM&M’s Worldが見え、その向かいの建物1階にレゴストアがあります。周辺は歩行者エリアになっており、観光客で賑わうエリアです。
  • 営業時間月~土曜 10:00~22:00, 日曜 12:00~18:00。年中無休(クリスマス等を除く)。平日夜や土曜は22時まで営業しているため、観劇・映画の前後や観光帰りにも立ち寄れます。日曜のみ正午開店となる点にご注意ください。
  • 所要時間の目安:店内滞在は15~30分程度が目安ですが、混雑時は入店に列ができる場合があります(特に休日午後)。ゆっくり商品を選んだり、モザイクメーカー体験をする場合は更に時間に余裕を持ってください。モザイクメーカーは人気で並ぶことも多いです。
  • 施設内容入場無料の直営レゴショップです。世界最大規模と謳うだけあり品揃えも豊富で、人気シリーズから限定品まで幅広く販売しています。無料の体験として、自分でパーツを選んでミニフィギュアを作成できるコーナー(有料で購入可)や、壁一面のパーツから好きなブロックを量り売りで買える「Pick a Brick」ウォールがあります。また定期的に子ども向けのイベントや限定モデルの展示も行われます。レジではVAT免税手続きも可能です。
  • 公式情報https://www.lego.com/en-gb/stores/store/lsq(公式サイトによる店舗案内)
  • 備考:店内は基本的にバリアフリーですが、混雑時は通路が狭く感じられることもあります。雨天時の待ち行列用に店頭にシェルターが設置される場合もありますが、雨具の準備があると安心です。なお、購入目的がなくても子ども連れで気軽に入店でき、フォトスポット巡りをするだけでも十分楽しめます。写真撮影は自由ですが、周囲の他の来店者への配慮をお忘れなく。

29.ROH Rooftop(ロイヤル・オペラ・ハウス屋上テラス)

コヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラ・ハウス(ROH)最上階にある「Piazza Terrace Bar(ピアッツァ・テラス・バー)」は、劇場公演のない日中でも一般に開放されている屋上テラスバーです。5階部分の屋上に設けられた開放的なテラスからは、目の前に広がるコヴェントガーデンのマーケット広場やロンドン中心部の街並みを見渡すことができます。劇場のチケット無しでも利用でき、ガラス張りのエレベーターまたは館内エスカレーターで屋上まで上がれば、誰でも注文可能なバー&カフェスペースになっています。提供されるメニューはカクテル、ワイン、ビールなどアルコールからソフトドリンク、軽食まで揃っており、昼下がりに美景を眺めながら優雅に一息つくのにぴったりです。冬季はヒーターが設置され温かく、夏は爽やかな風を感じられるため、年間を通じて快適に過ごせる工夫がされています。劇場建築の壮麗な内装も間近で感じられ、オペラやバレエの雰囲気を気軽に味わえる隠れた名所です。広場の喧騒を上から眺めつつ、隠れ家のような静かな空間で過ごすひとときは格別で、「知る人ぞ知るロンドンの屋上スポット」として地元客にも愛用されています。

  • 所在地(住所):Royal Opera House 5F, Bow Street, London WC2E 9DD(ロイヤル・オペラ・ハウス内5階部分)。劇場正面(Bow Street側)入口から入り、エレベーターで5階へ。
  • 最寄駅・アクセス地下鉄コヴェント・ガーデン駅(ピカデリー線)より徒歩2分。駅を出てマーケット方面に進み、マーケット北側のロイヤル・オペラ・ハウス正面口から入館します。開館時間帯であればチケットブース脇を通り抜けエレベーターで屋上まで行けます。なお劇場公演実施日の夕方以降は公演チケット保持者のみ館内に入れる場合がありますので、観光で利用する際は昼間の訪問がおすすめです。
  • 営業時間月~土曜 12:00~20:45, 日曜 12:00~16:15。ラストオーダーは終了時刻の15分前ほどです。不定休(劇場の休演日に準じる)ですので公式サイトで事前確認すると確実です。
  • 座席・予約:屋上テラスの席数には余裕があり、通常予約不要・ウォークインで利用できます。混雑することは少なく、いつ訪れても席が見つかる穴場スポットとの声もあります。ただし週末の晴天時などは多少混み合う可能性があります。
  • 所要時間の目安:景色を眺めながらドリンク一杯を楽しむだけなら30分程度、ランチやアフタヌーンティーをゆっくり楽しむなら1時間~1時間半程度の滞在になるでしょう。
  • 費用入場無料(ドリンクや料理はその場で注文・支払い)。カクテルが£12~15程度、ワイン£8~、コーヒーや紅茶£3~、軽食やデザート£5~10程度が目安です。サービス料は会計時に自動加算(通常12.5%)されます。
  • 公式サイトhttps://www.roh.org.uk/visit/piazza-terrace (ロイヤル・オペラ・ハウス公式サイト内案内ページ)
  • 備考:劇場の一角にあるため、子ども連れでも静かに過ごせる年齢であれば入場可能です(キッズメニュー等はありませんがソフトドリンク注文可)。席は屋外テラスが中心で屋根は特に無いため、雨天時や悪天候の日の利用は避けた方がよいでしょう。晴れた日に訪れれば、ロンドン中心部とは思えない開放感と贅沢なビューを満喫できます。

3.Tate Modern(テート・モダン)

「テート・モダン」は、世界有数の近現代アート美術館です。テムズ川南岸の元火力発電所(バンクサイド発電所)を改装した巨大な建物を利用しており、その圧倒的スケールの吹き抜け空間「タービン・ホール」はテート・モダンの象徴となっています。館内には20世紀から現代にかけての世界中の名だたる美術作品が所蔵され、セザンヌ、マティス、ピカソ、ダリ、ウォーホル、草間彌生、バンクシーなど著名作家の作品も数多く展示されています。常設コレクションの観覧は無料で、企画展・特別展のみ有料チケットが必要です。テート・モダンはイギリスの国立近代美術館として2000年に開館し、以来「ロンドン旅行で外せないスポット」として親しまれています。美術ファンはもちろん、アートに詳しくなくても大型インスタレーションが設置されたタービンホールの迫力や、10階展望デッキからの絶景(セントポール大聖堂やシティの高層ビル群を一望)を楽しめるため、幅広い層の観光客に人気です。館内にはカフェやレストランも充実しており、テムズ川を眺めながら休憩することもできます。全天候型の屋内施設で雨天時の観光にも最適です。

  • 所在地(住所):Bankside, London SE1 9TG(テムズ川南岸、ミレニアムブリッジのたもと)。
  • 最寄駅・アクセス地下鉄サウスワーク駅(Jubilee線)から徒歩約10分、ブラックフライアーズ駅(District/Circle線、国鉄)からテムズ川を渡って徒歩約8分です。またセントポール大聖堂側からミレニアム歩道橋を渡れば北岸からも徒歩圏です。ロンドン各地からはRV1系統などの路線バスも便利です。
  • 開館時間日~木曜 10:00–18:00, 金・土曜 10:00–22:00(金・土曜は深夜営業)。最終入場は閉館30分前まで。毎年12月24~26日は休館、1月1日は通常通り開館します。
  • 所要時間の目安:展示が非常に充実しているため、2~3時間程度は見学に時間を確保したいところです。特に初めて訪れる場合、広大な館内の移動も含めると半日は必要かもしれません。特別展(有料)も観る場合はさらに時間がかかります。時間がない場合でも、タービンホールと一部常設ギャラリー、展望台だけで1時間程度に短縮することも可能です。
  • 料金常設展は無料。特別展のみ有料(展覧会ごとに料金設定、一般に£15~25前後)です。特別展はオンライン事前予約が推奨されます。なおテート・モダンを含むテート美術館のサポーター会員になると全特別展が無料になります。
  • 公式サイトhttps://www.tate.org.uk/visit/tate-modern
  • 備考:館内にはカフェ(地下1階など)やレストラン(6階)があり、軽食から本格的な食事まで楽しめます。ミュージアムショップも充実しており、アート好きへのお土産探しに最適です。子ども向けにはタービンホールでの体験型作品や、家族向けプログラム「ユニクロ・テート・プレイ」なども不定期開催されています。ベビーカーのまま入館可能で、授乳室も完備されています。大規模施設ですがエレベーターが各所にありバリアフリー対応も整っています。見どころが多いため、事前に公式サイトで館内マップや展示のハイライトをチェックしておくと効率的に回れるでしょう。

5.Queen’s House(クイーンズ・ハウス)

ロンドン南東部グリニッジにある「クイーンズ・ハウス」は、17世紀初頭に王妃アン(ジェームズ1世の王妃)のために建てられた英国初の本格的古典様式建築です。建築家イニゴー・ジョーンズ設計による純白の館は、シンメトリーで調和の取れた優美な造りで、「英国建築史上もっとも重要な建物の一つ」と評されています。館内は美術館(ロイヤル・ミュージアム・グリニッジの一部)として無料公開されており、当時の王室ゆかりの調度品や名画を鑑賞できます。特に見逃せないのが、高さ12mの完璧な立方体空間である“大広間(Great Hall)”です。白黒の大理石モザイク床が敷き詰められた天井高のホールは荘厳で、1635年当時の幾何学模様床が今も目を楽しませてくれます。また英国女王エリザベス1世の「アルマダの海戦の肖像画(アルマダ・ポートレート)」の実物が展示されており、その貴重さから多くの来館者が足を止めます。そして館内で最も有名なのが**「チューリップ階段」**と呼ばれる渦巻き階段です。英国で最初に作られた自己支持式のらせん階段で、手すり部分にチューリップ模様の意匠があしらわれています。この美しい階段はインスタ映えスポットとしても人気で、記念写真を撮る人が後を絶ちません。クイーンズ・ハウスはグリニッジ公園や旧王立天文台、カティサーク号などと併せて訪れるのに最適で、グリニッジ観光のハイライトの一つとなっています。

  • 所在地(住所):Romney Road, Greenwich, London SE10 9NF。グリニッジ公園の一角(国立海事博物館と旧王立天文台の中間)に位置します。
  • 最寄駅・アクセスDLRカティサーク駅(Cutty Sark for Maritime Greenwich駅)から徒歩5分、または国鉄・DLRのグリニッジ駅から徒歩15分です。ロンドン中心部からテムズ川を船で下る場合は、市内各所の船着場からグリニッジ行きのリバークルーズ(MBNA Thames Clippersなど)を利用し、グリニッジ桟橋から徒歩10分ほどです。駐車場は近隣に限られるため公共交通機関の利用がおすすめです。
  • 開館時間毎日 10:00~17:00(最終入館16:30)。12月24~26日は休館です。入館無料ですが、感染症対策等で事前予約制になる場合もあるため公式サイトの最新情報をご確認ください。
  • 所要時間の目安:館内見学は30分~1時間程度です。展示室数は多くないため、美術館としては短時間で回れます。建物自体の雰囲気を楽しんだり写真撮影をする場合はもう少し余裕を見てもよいでしょう。なお館内は2階建てでエレベーターもあります。
  • 料金無料(常設展は入場料不要)。特別展や有料ツアー開催時のみ別途料金が発生しますが、通常の個人見学で費用はかかりません。入口で希望者は寄付をすることもできます。
  • 公式サイトhttps://www.rmg.co.uk/queens-house(ロイヤル・ミュージアム・グリニッジ公式サイト内)
  • 備考:館内に小さなミュージアムショップがありますが、カフェはありません(隣接する国立海事博物館のカフェ等を利用可)。空いている時はスタッフによる簡単なガイド説明を受けられることもあります。子ども連れの場合、美術品中心の静かな施設なので騒がないよう注意が必要ですが、無料で気軽に入れるためグリニッジ散策の合間に立ち寄るのも良いでしょう。ベビーカーは大広間までのエレベーターで移動可能です。雨天時でも濡れずに見学できますが、グリニッジ全体では屋外移動も多いので傘をお忘れなく。

8.Hunterian Museum(ハンターリアン・ミュージアム)

ロンドン中心部リンカンズ・イン・フィールズにある「ハンターリアン・ミュージアム」は、解剖学者ジョン・ハンター(1728–1793)のコレクションを核とする医学・解剖学の博物館です。18世紀の外科医であるハンターが収集した膨大な人体・動物の解剖標本や骨格標本を中心に、外科手術の道具や模型、医学史に関する絵画や文献資料など2,000点以上が展示されています。古代の医療から最新の手術ロボット技術まで外科学の発展をたどる内容で、イングランド最大の人体解剖標本の公開展示が行われていることでも知られます。もともとは王立外科医師会(Royal College of Surgeons)の館内にあり2017年から改修休館していましたが、2023年5月16日に5年ぶりにリニューアルオープンしました。入場は無料で、事前予約なしでも見学できます(混雑時は予約者優先)。展示内容の性質上、ホルマリン漬け標本や人体解剖模型などリアルな展示がありますが、展示を通じて医学の発展や人体の不思議について学べる貴重な博物館です。館内はモダンで明るく設計され、デジタル案内やインタラクティブな解説スクリーンも導入されているため、専門知識がなくても理解を深められます。ロンドンの中心で無料ながら個性的なミュージアムとして一見の価値があります。

  • 所在地(住所):Royal College of Surgeons, 38–43 Lincoln’s Inn Fields, London WC2A 3PE。王立裁判所やリンカーン法曹院のお膝元、リンカンズ・イン・フィールズ公園の南東角に面した建物内1~2階が博物館です。
  • 最寄駅・アクセス地下鉄ホルボーン駅(Central線 / Piccadilly線)から徒歩5分程度です。駅を出てKingsway通りを南へ、リンカンズ・イン・フィールズ公園手前を左折。もしくは地下鉄テンプル駅(Circle線 / District線)から徒歩10分程度。周辺はバス路線も多く走っています(Hoyle’s Inn Fields停留所など)。入口は王立外科医師会の正面玄関から入ります。
  • 開館時間火~土曜 10:00–17:00(最終入館16:00推奨)。日・月曜およびイギリスの主要祝日は休館です。入館無料ですが、公式サイトでの日時指定チケット予約推奨(なくても入館可、当日先着順での入場)となっています。
  • 所要時間の目安:展示解説をじっくり読む場合で1~2時間程度でしょう。展示品点数は多いですがスペースは限られているため、一通り見るだけなら1時間ほどでも可能です。毎週水曜14:15からキュレータ(学芸員)による30分間の無料ハイライトツアーが行われており、タイミングが合えば参加すると理解が深まります。
  • 料金無料(寄付歓迎)。特別イベントやワークショップは有料のものもありますが、常設展観覧は無料です。館内の撮影も個人利用に限り可能ですが、展示されている人骨や人体標本のクローズアップ写真をSNS投稿することは禁止されています。
  • 公式サイトhttps://hunterianmuseum.org
  • 備考:デリケートな展示内容のため、子どもの見学については保護者の判断が必要です。「年齢制限はありませんが、一部に人間の遺骸標本の展示があり年少者には衝撃が強い可能性があります。特に幼児や感受性の強いお子様については大人の方が適切か判断してください」と公式も注意喚起しています。16歳未満のみでの入館は不可で、必ず保護者の同伴が必要です。ベビーカーの持ち込みは可能ですが館内通路が狭い箇所もあるため注意が必要です。館内にはミュージアムショップやカフェも併設され、休憩や関連グッズ購入ができます。学術的価値の高い展示が多いため、興味のある方はじっくり時間をとって訪れることをおすすめします。

21.Sky Pool(スカイ・プール)@Embassy Gardens

「Sky Pool(スカイプール)」は、ロンドン南西部ナイン・エルムズ地区の高級マンション群「Embassy Gardens(エンバシー・ガーデンズ)」内に設置された世界初の宙に浮かぶ透明プールです。2021年5月に完成し公開されたこのプールは、地上約35メートル(10階相当)の高さで2棟のビルの間にまたがるように架けられています。全長約25メートル、幅5メートル、水深3メートルの完全透明アクリル製プールで、水に浮かびながらロンドンの空中を泳ぐという前代未聞の体験を可能にしました。プールに入ると宙に浮いているような感覚で、泳ぎながらロンドン中心部の眺望(国会議事堂やロンドン・アイも遠望)を楽しめます。夜間にはライトアップも施され、未来的な光景が広がります。このSky Poolは完成前から世界的な注目を集め、写真や動画がSNSで拡散され話題となりました。ただし残念ながら一般公開はされておらず、利用できるのはEmbassy Gardensの居住者とそのゲストに限られます。したがって旅行者が水着で泳ぐ、といったことはできませんが、外部からプールの様子を見上げることは可能です。ナイン・エルムズ地区は近年再開発されたエリアで、在英米国大使館や新築マンション群の洗練された街並みが広がっています。その中で宙空に浮かぶ透明プールは一際目を引くランドマークであり、近くを訪れた際には話のタネに是非見てみたいユニークなスポットです。

  • 所在地(住所):Embassy Gardens, 9 Elms Lane, London SW11(※正式住所は複数棟に分かれるため省略)。ナイン・エルムズ再開発地区内、在ロンドン米国大使館のすぐ隣に位置します。
  • 最寄駅・アクセス地下鉄ナイン・エルムズ駅(Northern線)から徒歩約5分。またはヴォクソール駅(Victoria線 / ナショナルレール)から南西へ徒歩約10分です。周辺は再開発された新しい街区で、近くに一般向け商業施設や公園(Linear Park)も整備されています。スカイプール自体はエンバシー・ガーデンズの居住区内にありますが、外からプールを見上げるだけであればNine Elms Lane通りや大使館前の広場から確認できます。
  • 利用条件一般公開なし。Embassy Gardensの住民専用アメニティとなっており、居住者および招待客のみが利用可能です。見学自体は外部から自由にできますが、建物内部への立ち入りやプールサイドへの接近はできません。
  • 見学のポイント:昼間は透明なプールに泳ぐ人の姿が空に浮かぶように見え、写真撮影スポットとしてユニークです。夕暮れ以降はライトアップされた水が青白く輝き幻想的な光景になります。周囲は高級住宅地のため静かで、マナーを守って見学しましょう。実際に利用できない点では観光スポットというより珍風景的な要素が強いですが、近隣のバタシー発電所(ショッピングモール)訪問時などに足を伸ばしてみると良いでしょう。
  • 備考:万が一雨天や強風の場合、プールは閉鎖されていることがあります(屋外プールのため天候に左右されます)。もっとも見学自体は雨の日でも可能ですが、上空を見上げるため傘よりレインコートの方が向いているかもしれません。子ども連れで見に行く場合、道路からの見上げになるので安全に配慮してください。実際に泳げないものの、子どもには「空飛ぶプール」として印象に残るユニークな光景でしょう。

承知しました。以下の10ヶ所(BBQ Boat、Jurema Terrace、The Gherkin’s rooftop bar、Bustronome、Kyoto Garden、JOIA Rooftop、The V&A Cafe、The Landmark Hotel、St. Paul’s Cathedral、Tate Britain)について、それぞれの特性、人気の理由、体験できるアクティビティ、住所、営業時間、チケット情報、アクセス方法などを詳しく調査し、ご案内いたします。少々お時間ください。

23.BBQ Boat(ボート上バーベキュー体験)

特徴・人気の理由: BBQボートはロンドンのウォーターフロントで楽しめるユニークなアウトドア体験です。電動の小型円形ボートに乗り込み、自分たちでバーベキューをしながら運河やドックの景色を満喫できます。ロンドン東部のカナリー・ワーフ地区にある歴史的なドック(ウェストインディア・キー)で開催されており、周囲の高層ビル群を眺めつつ友人や家族と食事ができるため、夏を中心に大変人気です。自分でボートを操縦するセルフドライブ方式ですが特別な操船経験は不要で、必要なグリル機材や食器類はすべて用意されています。全年齢で参加可能でファミリーにも向いています(子どもも大人同伴で乗船可)。ロンドンでは珍しい**“水上でのバーベキュー”**という体験そのものが最大の魅力で、誕生日会や社員旅行などグループでの貸切イベントにも利用されています。

アクティビティ: グループでボートを貸切り、約2時間のクルーズをしながらバーベキューパーティーを楽しめます。食材と飲み物は持ち込み可能(飲料は現地バーで購入ルール)で、自分たちのペースで調理と食事ができます。運河沿いの景色やロンドンの新しい高層ビル群を眺める観光クルーズとしての側面もあり、夜にはライトアップされた街並みも楽しめます。また小型ボートなので会話もしやすく、音楽を流すこともできます。雨天時は小雨程度ならボートに簡易カバーがあり決行されますが、豪雨や強風など悪天候の場合は無料で日程変更(振替)に応じてもらえます

  • 所在地: West India Quay(ウェストインディア・キー)ドック内(カナリー・ワーフ地区)
  • アクセス: 最寄り駅はDLRドックランド軽鉄のウェストインディア・キー駅。地下鉄ジュビリー線・エリザベス線のカナリー・ワーフ駅からも徒歩圏内(約5~10分)です。
  • 営業時間: 完全予約制(1日数回の出航時間枠あり)。主に午前~日没前まで複数の時間帯で運航。予約時に希望時間を選択します。
  • 料金・チケット: 一隻あたりグループでの貸切料金制。プランによりますが1人当たり約35~45ポンドが目安(食材持ち込みかセット注文かで変動)。要事前予約で、オンラインで日時と人数を指定して申し込み・支払いを行います。当日は身分証の提示を求められる場合があります。
  • 公式サイト: Skuna Boats(スクナ・ボート)公式サイト
  • 対象年齢層: 子どもから大人まで利用可能。小学生以下の子どもが乗る場合は必ず大人が同乗し監督してください。全員救命胴衣着用で安全面にも配慮されています。
  • 予約の要否: 要予約(当日の飛び込み利用は基本不可)。特に夏季や週末は人気のため、希望日の数週間前の予約推奨です。キャンセル規定あり(通常72時間前まで変更可)。
  • 雨天対応: 屋外施設のため雨天時は注意。小雨程度ならカバーの下で決行されますが、強い雨・風の場合は主催者判断で中止・日程変更となります。悪天候予報の場合、事前に連絡が来て無料で振替対応してもらえるので安心です。

26.Jurema Terrace(ジュレマ・テラス)

特徴・人気の理由: ジュレマ・テラスは、ロンドン中心部フィッツロヴィア地区にある高級ブティックホテル「ザ・マンドレイク(The Mandrake)」の1階テラスに位置する屋外ガーデンバー&ダイニングです。熱帯植物が生い茂る都会のオアシス的な空間で、ハンギングガーデン(空中庭園)風の緑に囲まれた開放的な雰囲気が魅力です。世界的デザイン賞(AHEADアワード)で「アウトドア空間部門グローバルウィナー」を受賞した経歴があり、その特別感から多くの来訪者を惹きつけています。南米風エスニックなカクテルやホテルのレストラン「YOPO」監修のラテンアメリカ料理タパスを提供しており、「都会の真ん中でジャングルに迷い込んだような」エキゾチックな体験ができると評判です。夜にはムードのある照明と音楽でロマンチックなバー空間となり、デートや大人の社交に人気です。一方、昼間や週末にはブランチやアフタヌーンティーも開催され、リラックスしたリゾート気分で食事が楽しめます。

アクティビティ: ダイニング&バー利用が主な目的です。季節の花々に囲まれたテラス席で創作カクテルを楽しんだり、シェアスタイルの小皿料理(タパス)や南米風グリル料理を味わえます。ホテル主催の特別イベントが行われることもあり、週末にはライブDJや音楽イベントが催される場合もあります(スピリチュアルな音楽体験「Soundscape Alchemy」などユニークな企画も)。土曜には「Seven Chakra アフタヌーンティー」というスピリチュアルコンセプトのアフタヌーンティーも提供されており、各皿がチャクラのテーマに沿った特別メニューになっています。基本的には大人向けの落ち着いた空間ですが、昼間はホテルゲストの子連れ家族が利用することもあります。ドレスコードはスマートカジュアルで、スポーツウェアやスニーカーは不可と案内されています。

  • 所在地: The Mandrake Hotel(ザ・マンドレイク・ホテル)1階テラス部分 – 住所: 20-21 Newman Street, London W1T 1PG
  • アクセス: 最寄り駅はトッテナム・コートロード駅(地下鉄セントラル線/ノーザン線)およびグッジストリート駅(ノーザン線)で、各駅から徒歩5~7分程度です。オックスフォードサーカス駅(ベーカールー線他)からも徒歩10分強でアクセス可能。繁華街ソーホーやオックスフォードストリートにも近い立地です。
  • 営業時間: 季節や曜日によって変動します。春~秋のシーズン限定で営業する傾向があり、週末を中心にランチタイムとディナータイムにオープンします。例えば木~土曜は夕方18:00頃~23:00頃までディナー営業、日曜は正午~夕方までブランチ営業といったスケジュールです(月~水曜は一般客向け営業を休止しホテル宿泊者の朝食会場等として使われる場合あり)。営業日は天候や貸切イベントにより変わることもあるため、訪問前に公式サイトやSNSで最新スケジュール確認をおすすめします。
  • 料金・予約: 入場自体にチケットや料金は不要ですが、飲食代は高めの高級設定です。カクテルは1杯£15前後、料理は一品£10~£20程度から。アフタヌーンティーは一人約£65(税込・サービス料別)と高級ホテル相応の価格帯です。予約は推奨されます。特にディナーや週末ブランチは席数が限られるため事前予約が望ましいです(※空きがあればウォークインも可)。予約はホテルHP経由またはレストラン予約サイトで受け付けています。
  • 公式サイト: The Mandrake – Jurema Terrace 公式情報ページ
  • 対象年齢層: 主に大人向けです。バー営業時は18歳未満の入場は控えた方がよい雰囲気ですが、日中の食事時間帯は子連れも受け入れています。ただしメニューは大人向けでキッズメニュー等は基本ありません。静かな高級空間のため、小さなお子様連れは周囲への配慮が必要です。
  • 予約の要否: 予約推奨。特に週末のディナーやイベント時は予約なしでは入れないこともあります。予約なしで訪問する場合は早めの時間帯に行くか、席に空きがあるか電話で確認するとよいでしょう。
  • 雨天対応: 屋外テラスのため天候に左右されます。屋根の無いオープンエア空間なので雨天時はクローズすることがあります(軽い雨で営業する場合もありますが、快適さは損なわれます)。店内に代替できるスペースが限られるため、雨天予報の場合は予約がキャンセルになる可能性もあります。夏季でも肌寒い日にはヒーターを用意するなどの対策はありますが、基本的には晴天の日に訪れるのがベストです。

28.The Gherkin’s rooftop bar(ガーキン・ビルのルーフトップバー)

特徴・人気の理由: 「ザ・ガーキン」(The Gherkin)はロンドン金融街にそびえるキュウリのような形の超高層ビル(正式名称30 St Mary Axe)で、その最上部にあるルーフトップバーは特別な景観スポットとして人気です。ビル最上部のドーム状ガラス張り空間に、高級シャンパンバー兼カクテルラウンジ「Iris Bar(アイリス・バー)」とレストラン「Helix(ヘリックス)」があり、地上40階・約180メートルの高さから360度のロンドン展望を楽しめます。ビジネス街の真ん中に位置しながら、一般客も利用可能な隠れた展望スポットとして観光客にも注目されています。巨大ガラスのドーム天井から自然光が降り注ぎ、天候に関係なく快適に景色を眺望できるのも魅力です。特に夕暮れ時にはシティの高層ビル群やテムズ川方向の眺めが美しく、写真映えすることで知られています。また、著名レストラン企業Searcys(サーシーズ)が運営しており、シャンパンの品揃えや創作カクテル、英国産食材を活かした料理の質も高評価です。ロマンチックなデートや特別な記念日のディナーに選ばれることが多く、ロンドン旅行のハイライトとして訪れる人も増えています。

アクティビティ: 高層階でのバー&ダイニング体験がメインです。Iris Barでは夕方から夜にかけてカクテルやシャンパンを楽しめ、Helixレストランではランチやアフタヌーンティー、ディナー(要予約)を提供しています。店内に案内されたら、まずはガラス越しの絶景を堪能しましょう。運が良ければバーの窓際席に座れ、タワーブリッジやセントポール大聖堂などランドマークを一望できます。写真撮影は自由ですが、床がガラス張りでないため高所恐怖症の方も安心です。夜景観賞をしながらのカクテルタイムは特に人気で、ドレスアップした客で賑わいます。バー利用だけでなく、事前予約すればアフタヌーンティー(平日昼)や日曜ブランチなど特別プランを楽しめる場合もあります。なお、オフィスビル内のためセキュリティチェックが入口であり、身分証(ID)提示や持ち物検査を受けてからエレベーターで最上階に向かいます。

  • 所在地: 30 St. Mary Axe, London EC3A 8BF(ザ・ガーキンビル 最上階)
  • アクセス: 最寄駅はロンドン地下鉄のオルゲート駅(メトロポリタン線他)およびリヴァプール・ストリート駅(セントラル線他)で、それぞれ徒歩5分程度です。バンク駅やモニュメント駅からも徒歩圏内(10分強)です。ビルは金融街にあり平日昼はビジネスマンで混雑するため、夕方以降の訪問が観光客には便利です。入館時は1階ロビーでセキュリティ手続きを行います。
  • 営業時間: 月~土曜の昼~夜遅くまで営業しています。一般的な営業時間は11:00頃~23:00頃(バーは深夜まで延長の場合あり)です。日曜・祝日は休業する場合があります。レストラン(Helix)はランチタイムとディナータイムのみ営業、バー(Iris Bar)は通し営業で午後~夜が中心です。詳細な時間帯は公式サイトで日付指定し予約画面で確認できます。
  • 料金・予約: 展望自体の料金は不要ですが、飲食利用が前提です。カクテルは1杯£15~£20程度、グラスシャンパン£20~、アフタヌーンティーは1人£65前後、ディナーはコースで£80~£100ほどが目安です。サービス料も加算されます。事前予約が必須で、訪問前にオンラインで日時・人数を予約する必要があります。予約時に£15程度のデポジット(保証金)が課され、当日会計時に充当されます。窓側席の確約はできませんが、先着順で案内されます。キャンセルは48時間前まで無料(以降はデポジット没収)です。
  • 公式サイト: Searcys at The Gherkin(公式予約サイト)
  • 対象年齢層: 大人向けの高級バーですが、18歳未満も保護者同伴なら入店可能です(ただし夜間は基本的に大人の雰囲気)。ドレスコードは「スマートカジュアル」で、短パン・ビーチサンダル・スポーツウェアは不可。静かなピアノ演奏が流れる落ち着いた空間のため、乳幼児連れは避けた方が無難です。
  • 予約の要否: 予約必須。飛び入りではセキュリティ上入館できません。必ず事前に公式サイト等から予約を取り、予約名義全員のフルネームを事前登録する必要があります。当日はパスポートなど写真付きIDを提示してセキュリティゲートを通過します。
  • 雨天対応: 全天候型です。全面ガラス張りの屋内ドーム空間のため、雨の日でも快適に過ごせます。むしろ雨天時や冬でも景色を楽しめる数少ない高層スポットとして重宝します。ただし視界は天候に左右され、雨や霧で遠景が見えにくい場合もあります。晴天時であれば遠方まで見渡せ、写真撮影にも最適です。

24.Bustronome(バストロノーム)

特徴・人気の理由: バストロノームは2階建て観光バスの中で本格的なコース料理を楽しめる、移動型のレストランです。ロンドンの名所を巡るバスツアーとグルメを融合させたユニークなコンセプトで、**「走る高級レストラン」**とも呼ばれます。バス上部はガラス張りの天井になっており、どの席からもパノラマビューでロンドンの街並みを眺められるよう設計されています。シェフが旬の食材を用いて腕を振るう4品〜6品のコース料理は評判が高く、観光しながら一流の食事を味わえる贅沢な体験として人気です。天候に左右されず快適で、雨の多いロンドンでも天気を気にせず絶景を楽しめる点も観光客にとって魅力となっています。昼のランチコースでは明るい日差しの下で名所観光を、夜のディナーコースではライトアップされた街の美しさを満喫でき、特にカップルのロマンチックなディナーやグループでの特別な食事会として高い評価を得ています。

アクティビティ: 観光名所めぐりグルメコース料理の両方を同時に楽しめます。事前予約した時間に集合場所(ヴィクトリア・エンバンクメント)でチェックインし、2階建てバスに乗車します。席に着くとまずはウェルカムドリンクやアミューズ(軽い前菜)が提供され、バスがゆっくり走り出します。車内には各テーブルにロンドン市街地図が置かれ、専用の音声ガイドペンを使って好きな言語で案内を聞くことができます(日本語含む計7言語対応)。バスはビッグ・ベン、ロンドン・アイ、タワーブリッジ、バッキンガム宮殿など主要観光スポットを次々通過し、その都度ペンで地図上のポイントを触れると歴史や解説がイヤホンに流れます。走行中は揺れを抑える特殊サスペンションで安心して食事でき、車内には心地よいBGMが流れ雰囲気を盛り上げます。ランチは4品コース、ディナーは6品コースで、前菜・メイン・デザートが順に供されます。メニューは季節により変わり、イギリス料理に現代的なアレンジを加えた品々(例:スモークフィッシュの前菜や伝統のスコーンをアレンジしたデザート等)が登場します。希望者は追加料金でワインペアリング(各料理に合わせたワイン)も事前予約でき、ソムリエ監修のペアリングを堪能できます。約2時間かけて一周し出発地点に戻る行程で、降車時には記念に乗務員との写真撮影も可能です。移動中は雨風をしのげる屋内空間のため、雨の日でもロンドン観光を快適に続けられると好評です。

  • 発着場所: Coach Bay 40B, Victoria Embankment, London WC2N 6PB(テムズ川沿いビクトリア・エンバンクメント通りの指定バス停)。地下鉄エンバンクメント駅(Northern/Bakerloo/Circle/District線)から徒歩1分。ロンドン・アイやトラファルガー広場からも徒歩圏内です。集合は出発15分前までに受付スタッフに予約名を伝え乗車。
  • 運行時間: ランチ(昼食)コースディナー(夕食)コースを毎日運行。通常ランチは12:00頃出発、ティータイムのアフタヌーンティーバスが14:30頃出発(※要確認)、ディナーは19:00頃出発となります。所要約2時間。曜日により多少時間が異なり、詳細は予約時に選択。基本的に年中無休で運行しますが、クリスマス等は休み。完全予約制で時間厳守です(出発に遅れると乗車できません)。
  • 料金・チケット: 要事前予約(オンライン予約)です。料金はコース内容によりますが目安として:ランチ(4品)1人約£70~£80ディナー(6品)1人約£120前後となります。ワインペアリング付きプランは追加料金(例:ディナー+ワインで£150程度)。子ども料金設定あり(12歳以下はランチ約£45~)。予約は公式サイトから希望日・人数を選択し、オンライン決済します。電子チケットが発行され当日提示。キャンセルは72時間前まで無料。
  • 公式サイト: Bustronome London(公式サイト)
  • 対象年齢層: 子どもから大人まで幅広く楽しめます。子ども用メニューもあり、家族連れの参加も可能です。ただし高級コース料理中心のため、小さなお子様には量が多い場合も。静かな雰囲気で食事するスタイルなので、騒いでしまう年齢のお子様は注意が必要です。ベビーカーは乗車前に折りたたんで預けます。
  • 予約の要否: 事前予約必須です。定員制(約38席)で人気が高く、当日飛び込み乗車はできません。旅行日程が決まったら早めにオンラインで予約確保しましょう(特に金曜夜や週末は数週間前の予約推奨)。予約時に食物アレルギーやベジタリアン希望も伝えれば対応してもらえます。
  • 雨天対応: 全天候対応です。バス上部は透明ガラス天井に覆われており、雨の日でも濡れずに視界良好なパノラマ観光が可能です。悪天候で道路事情が悪い場合は、ごく稀にルート変更や出発遅延がある程度で、基本は予定通り運行されます。冷暖房完備なので季節問わず快適に過ごせます。

9.Kyoto Garden(京都庭園)

特徴・人気の理由: 京都庭園(Kyoto Garden)は、ロンドン西部ケンジントン地区のホランド・パーク内にある日本庭園です。1991年に京都市からロンドンに寄贈され、日英友好を記念して造園された庭園で、本格的な日本の伝統美を鑑賞できます。広さ自体は小ぢんまりとしていますが、池や小滝、石灯籠、太鼓橋、松や紅葉の木々が巧みに配置され、四季折々で表情を変える美しさがあります。園内には色鮮やかなが泳ぐ池があり、運が良ければ孔雀(ホランド・パーク内で放し飼い)の優雅な姿を見かけることもできます。春は桜の花が咲き乱れ、秋は紅葉が真紅に染まる様子が楽しめるため、写真愛好家や散策を好む人々に人気です。喧騒のロンドン市内にありながら、ここでは静寂と癒しの雰囲気が漂っており、観光の合間に一息つけるスポットとして多くの人が訪れます。入園無料で気軽に立ち寄れる点も魅力です。

アクティビティ: 庭園散策が主な楽しみ方です。公園内の小径を歩きながら、日本的景観をゆっくり堪能しましょう。池の周囲では鯉にエサを与える人の姿もあります(公園の規則では野生動物への給餌は禁止されていますが、稀に訪問者がパンくずを与えていることがあります)。写真撮影スポットとしても有名で、特に紅葉シーズンは多くの人が訪れます。静かな環境を守るため、大声で騒いだり音楽を流したりは控えましょう。ベンチも設置されているので、本を読んだり瞑想したりとゆっくり過ごすのにも最適です。近年、庭園の一角には2011年の東日本大震災支援にちなんだ福島記念庭園も併設され、京都庭園と連続して日本の風景を楽しめます。なお、日本庭園部分は犬の立ち入りは禁止されています(公園内他エリアはリード着用で犬OK)。また池に架かる小橋には手すり柵が無いため、小さなお子様連れは注意が必要です。

  • 所在地: Holland Park 内(住所: Ilchester Place, London W8 6LU 等、公園出入口複数あり)。公園自体はロンドン西部ケンジントン地区に位置。京都庭園は公園西端の林エリア付近にあります。
  • アクセス: 地下鉄ホランド・パーク駅(Central線)より徒歩5分で公園北側ゲート到着。地下鉄ノッティングヒル・ゲート駅(Central/Circle/District線)からも徒歩10分程度です。周辺バス路線もあり(31番・94番等)。園内は階段等なくフラットですが、北側から南側に下る斜面になっているため、車椅子の場合はケンジントン・ハイストリート側の入口利用が比較的楽です。京都庭園周辺へは公園中央の遊歩道を経てアクセスします。
  • 開園時間: 毎日7:30頃~日没まで(公園の開園時間に準じる)。季節で閉園時間は変動し、夏は21時過ぎ、冬は16時台には閉門します。入園料は無料。予約不要。なお日没前になると園内係員が見回り、随時出口へ誘導します。
  • 料金・チケット: 入園無料(ホランド・パーク全体が無料公園)。予約やチケットは不要で、開園時間内は自由に出入りできます。園内の設備(トイレ、カフェなど)も無料で利用可能です。特別な催しがない限り費用はかかりません。
  • 公式サイト: ホランド・パーク(京都庭園)公式ページ – ケンジントン&チェルシー王立区
  • 対象年齢層: 全ての年代におすすめできます。年配の方には日本文化に触れる憩いの場として、子どもには自然と触れ合える場として好評です。小さな子ども連れの場合、池や滝に柵が無い箇所があるため安全に注意してください。カップルや一人旅の方も多数訪れるスポットです。
  • 予約の要否: **不要。**通常はいつでも自由に立ち寄れます。ただし秋の紅葉ピーク時などは混雑するため、写真撮影等は譲り合いましょう。商用撮影や団体ツアーでの利用は公園管理事務所への事前許可が必要です。
  • 雨天対応: **屋外施設のため雨天時の観賞は難あり。**雨天でも入園自体は可能ですが、足元が滑りやすくなる箇所があります。晴れた日や曇り程度の日が庭園散策には適しています。傘を差しながらでも一周5分程度の小さな庭なので、雨の日でも強行する人はいますが、写真撮影目的ならやはり晴天時がおすすめです。

27.JOIA Rooftop(ジョイア・ルーフトップ)

特徴・人気の理由: JOIA(ジョイア)・ルーフトップは、2023年オープンの話題の高級ホテル「アートテル・ロンドン・バタシー(art’otel London Battersea)」最上階にあるルーフトップバー&レストランです。運営はミシュラン星付きシェフのエンリケ・サ・ペソア氏が手掛けており、ポルトガルとスペインのイベリア料理に英国食材を融合させた独創的なメニューが楽しめます。「JOIA」はポルトガル語で「宝石」という意味の名の通り、バタシー発電所のアイコニックな4本煙突を間近に望むドラマチックな眺望がウリで、ロンドンの新名所として注目されています。バーエリア(14階)・メインダイニング(15階)・屋上テラス(16階)に分かれ、特に16階の屋外ルーフトップテラスは開放感抜群で、夏季には青空の下でカクテルやタパスを楽しむ人々で賑わいます。週末にはDJによるアップビートな音楽イベントも開催され、バレアリックハウスやラテン調のサウンドが流れるラグジュアリー且つ陽気な雰囲気が人気です。インフィニティ風プールも併設されており(宿泊者専用)、プール越しに見る夕暮れの景色はSNSでも話題です。最新トレンドに敏感なロンドンっ子や観光客が集うスタイリッシュなルーフトップスポットとして脚光を浴びています。

アクティビティ: ルーフトップでの食事とドリンクが主な楽しみ方です。昼間は太陽を浴びながらテラス席でランチやブランチを、夜はライトアップされたバタシー発電所を背景にカクテルバーとして利用できます。料理はイベリア半島風の小皿料理(ペティスコ)や串焼き料理、シーフードなどバラエティ豊か。例えばバスク風チョリソのホットドッグタコのグリルポルトガル風チキン「ピリピリ」などユニークなメニューが提供されています。ドリンクではポルトガルの伝統菓子パステル・デ・ナタをイメージしたカクテル「Moonstone」や、エルダーフラワーや蜂蜜を使った爽やかなカクテル「Turquesa」など、この地ならではの創作ドリンクが人気です。夏季週末のDJイベント時には、土曜の午後から夜にかけてライブDJが入り、音楽と共に踊ったりリラックスしたりとクラブ的な楽しみ方もできます。普段は落ち着いた高級バーですが、イベント時にはより賑やかになります。なおルーフトップは開閉式屋根等は無く完全野外なので、快適に過ごせるのは天気の良い日となります(天候が悪い日は屋内のJOIA BarやJOIA Restaurantを利用可能)。

  • 所在地: art’otel London Battersea Power Station 14~16階部分 – 住所: 1 Electric Boulevard, London SW11 8BJ(バタシー発電所エリア)
  • アクセス: 地下鉄バタシー・パワー・ステーション駅(Northern線 延伸区間)から徒歩2分。駅直結の商業施設を抜け、エレクトリック・ブールバード沿いにあるアートテル内です。ロンドン中心からならNorthern線で一本。テムズクリッパー(川の水上バス)でもBattersea Power Station桟橋下船徒歩5分でアクセスできます。
  • 営業時間: ルーフトップバーは2025年春~夏に毎日営業を開始しました。営業時間は月~金曜12:00~23:00、土・日曜9:00~23:00とアナウンスされています。朝は週末のみ開放し、平日はランチタイムから深夜前まで通し営業です。JOIA Restaurant(15階)はディナー(月~土17:00~23:00)と週末ランチ(土12:00~15:00・日12:00~18:00)、JOIA Bar(14階)は夕方~深夜(火~木18:00~24:00、金18:00~25:00、土12:00~25:00)営業。ルーフトップは冬季は一時クローズしており、毎年春に営業再開します(2025年は4月再開)。最新の営業時間は公式サイトで確認を。
  • 料金・システム: 入場料はありませんが、ルーフトップ利用には最低£50/人のミニマムチャージが設定されています(予約時に課金、当日飲食代に充当)。カクテルは£16~、タパス類は£10~£20程度と高価格帯です。テーブル席は事前予約制で、予約時間に遅れるとキャンセル扱いになる場合があります。立ち飲みであれば空き状況次第で予約なしの飛び込みも可能ですが、確実に座るには予約を推奨します。サービス料が会計に加算されます(通常12.5%)。
  • 公式サイト: JOIA Battersea(公式サイト)
  • 対象年齢層: 基本的に大人向けです。バーエリアは18歳以上推奨。子連れでランチ利用するゲストも皆無ではありませんが、メニューも環境も大人志向です。ドレスコードはスマートカジュアルで、水着やタンクトップ姿は不可(プールエリア利用は宿泊者限定)。ホテルがテーマのアート空間で写真映えもするため、若いカップルや友人グループに人気ですが、落ち着いた高級感もあるので30代以上の利用客も多いです。
  • 予約の要否: **予約強く推奨。**特に着席して景色を楽しみたい場合、公式サイトでの事前予約は必須です。夏の週末は予約枠が埋まりやすく、当日ふらりと行っても入場制限で断られることがあります。オンライン予約で日時と人数を指定し、デポジット(ミニマムチャージ相当額)を支払います。キャンセルポリシーにも注意しましょう。
  • 雨天対応: 屋外ルーフトップのため、悪天候時はクローズする可能性があります。晴天時は絶好のロケーションですが、雨風が強い日は屋外営業を見合わせ、予約客には室内バー席への振替やキャンセル返金が案内されます。天気の良い暖かい日が最も楽しめるスポットです。寒い時期は営業休止となり、屋内のJOIA Bar/Restaurantのみ営業します。

30.The V&A Cafe(V&Aカフェ)

特徴・人気の理由: ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)内のカフェは、「世界初のミュージアム・レストラン」といわれる由緒あるカフェです。19世紀後半(博物館開館当初の1856年)に「リフレッシュメントルーム」として設けられ、150年以上にわたり訪問者に食事やお茶を提供してきました。3つの部屋(ギャンブル・ルーム、モリス・ルーム、ポインター・ルーム)から成り、それぞれヴィクトリア時代の著名デザイナーであるジェームズ・ギャンブル、ウィリアム・モリス、エドワード・ポインターによって豪華に装飾されています。高い天井やステンドグラス、タイル張りの壁画など美術館の展示室さながらの華麗な空間で食事ができることから、観光客には博物館見学と合わせてのお楽しみスポットとして人気です。無料の美術館で気軽に入れることもあり、特にアフタヌーンティータイムには焼きたてスコーンや紅茶を求めて多くの人が訪れます。**「美しい美術館カフェで一休み」**という贅沢な体験ができる場所として、ガイドブックやSNSでも度々紹介されています。

アクティビティ: 軽食・ティータイムの利用がメインです。博物館見学の途中に立ち寄って、英国風の紅茶とケーキで休憩したり、ランチタイムにサンドイッチやサラダ、温かい料理をいただくことができます。朝10時の開館直後ならクロワッサンなど焼きたてペストリーで朝食も可能です。セルフサービス形式で、カウンターで注文・支払い後に好きな席に着席します。名物はアフタヌーンティーセットで、予約不要で注文できます(内容は日替わりペストリー盛り合わせやスコーン等)。価格も博物館のカフェとしては良心的で、紅茶一杯£3.5前後、ケーキ£4~£6程度です。季節ごとの限定デザートが出ることもあります。各部屋はそれぞれ雰囲気が違うので、空いていれば見比べてお気に入りの場所に座ってみましょう。特にモリス・ルームはウィリアム・モリスのデザイン壁紙やシャンデリアが美しく人気です。また、中庭に面したガーデンカフェエリアもあり、天気の良い日は屋外テラス席で軽食を楽しめます。ミュージアムショップで買った本を広げて読書する地元学生の姿も見られ、観光客だけでなくロンドンっ子の憩いの場としても愛されています。

  • 所在地: Victoria & Albert Museum(V&A博物館) 本館1階カフェエリア – 住所: Cromwell Road, London SW7 2RL(博物館正面入口から入ってすぐ右手)
  • アクセス: 地下鉄サウス・ケンジントン駅(Circle/District/Piccadilly線)より地下通路で直結、徒歩5分。改札を出て「ミュージアム方面」通路を進むとV&A入口に到達します。博物館は入場無料・予約不要でどなたでも入館可能です。カフェ利用のみの入館も歓迎されています。
  • 営業時間: 毎日 10:00~17:00(博物館の開館時間に準ずる)。ラストオーダーは16:30頃。金曜日のみ館が22時まで延長開館するため、カフェも21時頃まで営業します(要確認)。無休(12/24~26のクリスマス期間を除く)。
  • 料金・メニュー: 入場自体は無料。飲食は有料で、サンドイッチ£6~、温菜£12~、ケーキ類£4~、紅茶・コーヒー£3~程度。小さな子供向けに**キッズランチボックス(£7)**も用意されています。支払いはレジで先払い、カード可。サービス料不要のカフェテリア形式です。
  • 公式サイト: V&A Café(公式案内)
  • 対象年齢層: 全世代対応です。博物館という場所柄、学生から観光のシニア層まで幅広く利用しています。ファミリーにも優しく、授乳やおむつ替え設備も館内にあります。お子様用のハイチェアもあり、美術館見学に疲れた子供たちがジュース休憩する姿もよく見られます。
  • 予約の要否: **不要。**基本的に予約席はなく自由席です。団体利用の場合のみ事前相談すると専用エリアを確保してもらえる場合があります。混雑時は席の確保が難しいこともありますが、回転は比較的速いです。
  • 雨天対応: 完全屋内施設なので雨の日にも問題なく利用できます。博物館自体が雨天時の観光に最適な室内スポットであり、そのカフェとして常に一定の利用者がいます。中庭テラス席は雨天時は閉鎖されますが、メインカフェは十分な席数があります。

35.The Landmark Hotel(ザ・ランドマーク・ロンドン)

特徴・人気の理由: ランドマーク・ロンドンは1899年開業の伝統ある5つ星ホテルで、特にホテル内の**ウィンターガーデン(冬庭)と呼ばれる壮大なアトリウムが有名です。8階吹き抜けのガラス天井を持つこのアトリウム空間には背の高いヤシの木が並び、まるで宮殿の中庭のような優雅さ。ロンドンで最も美しいホテルロビーの一つとして知られ、宿泊者でなくとも見学・写真撮影目的に訪れる人がいます。昼間は自然光が降り注ぎ、夜はシャンデリアの光できらめく非日常的な雰囲気で、多くの映画やドラマのロケ地にもなっています。ホテル自体もメアリルボーン駅のすぐ隣という好立地で、ビクトリア朝建築の重厚な外観と現代的なラグジュアリー設備を兼ね備えており、宿泊先としても高評価です。また、ウィンターガーデンではアフタヌーンティー(High Palms High Tea)**が提供されており、ロンドン市内有数の優雅なアフタヌーンティー体験ができる場所として人気を集めています。ピアノの生演奏を聴きながらヤシの木の下でお茶をする贅沢は、観光客にとって忘れられない思い出となるでしょう。

アクティビティ: ホテル内のレストラン&バー利用やアフタヌーンティー、スパ体験が主な楽しみです。日中であればウィンターガーデン・レストランでのランチや伝統的なアフタヌーンティーがおすすめです。特にアフタヌーンティー(High Palms High Tea)は数々の賞を受賞しており、三段トレイに盛られたサンドイッチ、スコーン、ペストリーの美しさと美味しさが評判です。予約すればグラスシャンパン付きプランも選べます。提供時間は14:30~16:30(平日)/13:00~16:30(土日)で、ドレスコードはスマートカジュアル。また朝食ビュッフェ(宿泊者以外も有料利用可)ではアトリウムで優雅な朝のひと時を過ごせます。夕方以降は1階の大理石ホール内にあるバー「グランドセントラルバー」でカクテルやアペリティフを楽しむこともできます。さらに地下には贅沢なスパ&プール施設があり、日帰りスパプランを申し込めばプールやサウナでリラックスできます。ホテル見学目的ならロビーからウィンターガーデンを見上げるだけでも圧巻ですが、ぜひティータイムなどで実際に空間を体験することをおすすめします。

  • 所在地: The Landmark London – 住所: 222 Marylebone Road, London NW1 6JQ(メリルボーン駅前)
  • アクセス: 鉄道メリルボーン駅(地下鉄ベーカールー線/ナショナルレール)と道路を挟んで向かい。駅から徒歩1分以内という好立地です。ベイカーストリート駅(地下鉄数路線)からも徒歩5分程度で到着。オックスフォードサーカス方面からタクシーでも10分ほどです。
  • 営業時間: ホテルは24時間営業。アフタヌーンティーは月~金14:30~16:30、土日13:00~16:30に提供。朝食ビュッフェ6:30~10:30、ランチ12:00~14:30、ディナー17:30~22:00頃が目安。バーは深夜まで。スパは7:00~22:00(要予約)。
  • 料金: 見学だけなら無料(ロビー入場可)。アフタヌーンティーは1人£75~(サービス料別)。シャンパン付きプランは£85~£90。朝食ビュッフェ約£30、カクテル£18程度。宿泊料金は1泊£300~。スパのデイパス£60前後。アフタヌーンティーやスパ利用は予約必須です。
  • 公式サイト: The Landmark London(公式サイト)
  • 対象年齢層: 大人から子供まで利用可能ですが、高級ホテルゆえ客層は大人中心です。アフタヌーンティーには子供用メニューもあり、全席禁煙でピアノ演奏も穏やかなので小学生くらいなら一緒に楽しめます(子供料金設定は無し、要大人と同料金)。ドレスコードも厳しすぎずスマートカジュアル推奨なので、子連れでもきちんとした服装なら歓迎されます。実際、家族連れで誕生日祝いに訪れるケースも多いです。
  • 予約の要否: **強く推奨。**アフタヌーンティーは非常に人気が高く、特に週末は満席になります。公式サイトや電話で事前予約してください。宿泊以外のレストラン利用も予約が確実です。なお見学のみの場合は予約不要ですが、マナーとして静かに見学しましょう。
  • 雨天対応: 完全屋内施設のため、雨の日のお茶や食事に最適です。屋根付きアトリウムで自然光が入るため、雨天でも明るく開放的な雰囲気を保っています。観光で歩き疲れた日に、雨音をガラス越しに聞きながら優雅にお茶をするのも一興です。

2.St. Paul’s Cathedral(セント・ポール大聖堂)

特徴・人気の理由: セント・ポール大聖堂はロンドンを代表する荘厳な大聖堂で、17世紀に建築家クリストファー・レン卿によって再建された英国国教会の教会です。高さ約111mの巨大なドームは、ロンドンのスカイラインにおける象徴であり、内部空間の美しさと共に世界的に有名です。バロック様式の壮麗な建築と歴史的重要性から、毎年多くの観光客が訪れています。中でも有名なのがウィスパリング・ギャラリー(ささやきの回廊)で、ドーム内部の円形回廊で小声でささやいた声が対岸まで響き渡るという音響効果で知られます(※現在安全上の理由で閉鎖中の場合あり)。さらに上階のゴールデン・ギャラリーまで階段で上れば、街を一望する360度パノラマ展望が楽しめます。歴史的にも、1981年のダイアナ妃の結婚式など国家的行事が執り行われた場であり、また第二次大戦の空襲にも耐え抜いた姿はロンドン市民の誇りです。壮大な建築美と眺望、そして英国の歴史を肌で感じられるため、ロンドン観光のハイライトとして高い人気を誇ります。

アクティビティ: 大聖堂内部の見学とドーム登頂が主な活動です。入場券を購入して中に入ると、まず長さ約158mの身廊が目に飛び込んできます。大理石の床や金箔で装飾された天井画、ステンドグラスの窓などを自由に見学できます。無料の音声ガイド(日本語含む多言語)やタブレット映像ガイドが提供されており、それを借りて巡ると効果的です。地下の地下聖堂(クリプト)にも降りて、ネルソン提督やウェリントン公爵など英国の偉人が眠る墓所を訪れたり、展示を見学したりできます。所要1~2時間ほどで内部を一通り見たら、ぜひドームに上ってみましょう。途中のささやきの回廊までは257段、その上の石造ギャラリーを経て最上部ゴールデン・ギャラリーまでは合計528段の階段があります。体力は要りますが、最上部からはテムズ川やミレニアムブリッジ、ロンドンアイなどが見渡せ、晴天時の眺望は格別です。ドーム内側の壁面にあるモザイク画や装飾も間近に鑑賞できます。大聖堂では1日に数回、祈祷や礼拝が行われており、その時間には見学者も静止して参加が呼びかけられます(見学客も短いお祈りに耳を傾ける体験となります)。また17:00以降には**夕の礼拝(Evensong)**があり、聖歌隊の歌声を聴くこともできます。これら礼拝時間帯は入場無料ですが観光目的の見学は制限されます。お土産には大聖堂ショップで絵葉書や記念品を購入できます。雨天でも内部見学は問題なく、むしろ雨の日は屋外観光を避け屋内でゆっくり過ごせるスポットとして適しています。

  • 所在地: St. Paul’s Churchyard, London EC4M 8AD(シティ・オブ・ロンドン中心部)
  • アクセス: 地下鉄セントポール駅(Central線)下車すぐ。駅を出ると大聖堂の正面西入口が見えます。マンションハウス駅やブラックフライアーズ駅(それぞれDistrict線他)からも徒歩圏内です。テムズ川のミレニアム・ブリッジを渡ってテート・モダン側から歩いて来るルートも風情があります。
  • 開館時間: 月~土 8:30~16:30(最終入場16:00)。水曜日のみ10:00開場(朝の礼拝のため観光客入場遅め)。日曜は礼拝日のため観光見学不可(一般公開休止)です。ドームへの登頂は悪天候時や特別行事時に閉鎖されることがあります。
  • 入場料金: 有料(チケット制)です。2025年現在、当日窓口購入で大人£26、オンライン事前購入で大人£23.40程度。子供(6~17歳)£11、シニア・学生£18等。家族割引やロンドンパス利用可。礼拝目的の場合は無料ですが、観光目的での無料入場はできません。チケットには音声ガイドやドーム登頂料が含まれています。特別展開催時は別料金の場合あり。
  • 公式サイト: St Paul’s Cathedral(公式サイト)
  • 対象年齢層: 全世代におすすめですが、528段の階段昇降はかなり体力を要するため、高齢者や小さなお子様連れは無理のない範囲で。ベビーカーは託児施設が無いため抱っこで階段を上る必要があります。子供向けに treasure hunt(宝探し)形式の見学用プリントなども配布されることがあります。歴史や建築、美術に興味のある中高生以上には特に有意義でしょう。
  • 予約の要否: 予約推奨です。混雑を避けるため事前にオンラインで時間指定チケットを購入するとスムーズです。当日窓口もありますが列ができることがあります。団体(10名以上)は事前予約必須。礼拝参加の場合は予約不要で時間前に直接入場します。
  • 雨天対応: 屋内主体の観光なので雨の日でも快適に見学できます。ただしドーム最上部の屋外回廊(ゴールデン・ギャラリー)は、雨天時は滑りやすく景観も霞むため、状況により閉鎖されることがあります。それでも内部見学だけでも見応え充分で、雨の日の定番観光先として人気です。

4.Tate Britain(テート・ブリテン)

特徴・人気の理由: テート・ブリテンはイギリスの芸術を専門に収蔵・展示する美術館で、1897年に創設された由緒ある国立美術館です。ロンドンには現代美術中心の「テート・モダン」もありますが、テート・ブリテンは16世紀から現代までの英国美術の殿堂として位置づけられ、多彩なコレクションを誇ります。特にウィリアム・ターナーの作品群は世界最大級で、繊細な風景画や海洋画が常設展示されています。またラファエル前派(ロセッティやミレイなど)やヘンリー・ムーア、デイヴィッド・ホックニーに至るまで、英国を代表する芸術家の作品が網羅されており、イギリス美術史を一度にたどれる点が芸術好きに人気です。ミレニアム以降は毎年のターナー賞展覧会など現代アート関連の企画展も開催し、伝統と現代が融合する場ともなっています。壮麗なポートランド石造りの建物(旧テート・ギャラリー)はテムズ河畔ミルバンクにあり、そのクラシックな外観も写真スポットです。入館無料で常設展を鑑賞できるため、地元の学生やアートファンが日常的に訪れる憩いの場ともなっており、観光客にとっても気軽に英国文化に触れられるスポットとして定番人気です。

アクティビティ: 美術鑑賞がメインです。広々とした展示室を巡りながら、年代順に英国絵画の名作を鑑賞しましょう。たとえばターナーの「雨、蒸気、スピード」やミレイの「オフィーリア」など教科書級の名画と対面できます。無料の館内マップ(£2の寄付推奨)を入口でもらっておくと便利です。企画展は有料ですが、常設展だけでも2時間以上楽しめます。館内には休憩用ベンチも多く配置され、ゆっくり過ごせます。途中、ミュージアムカフェでお茶したり、ミュージアムショップでアート関連のお土産を見るのもおすすめです。美術館初心者向けに無料ギャラリーツアー(英語ガイドによる)も一日数回開催されています。時間が合えば参加してみましょう(所要30分程度、無料)。また館内に設置されたタッチパネルでアートに関するクイズに挑戦したり、子ども向けアクティビティシートを使って家族で楽しむ工夫もされています。毎月第1金曜の夜には「Late at Tate」と称した夜間開館イベントがあり、音楽ライブやワークショップが行われることもあります(その日は22時まで開館)。館外ではテムズ川沿いの遊歩道を散策したり、すぐ近くのロンドン警察博物館(小規模)や国会議事堂(対岸)を眺めたりと、周辺散策もあわせて楽しめます。

  • 所在地: Millbank, London SW1P 4RG(テムズ川沿いミルバンク地区)
  • アクセス: 地下鉄ピムリコ駅(Victoria線)から徒歩5~10分(500m程度)。駅からBessborough Gardensを抜け川方面へ直進すると美術館正面に到着します。ヴィクトリア駅からもバス(C10系統等)で10分程度。テムズ川を利用するならテート・ボート(テムズクリッパーの路線)がテート・ブリテン桟橋に停泊します(※有料、テート・モダンとの連絡船)。
  • 開館時間: 毎日 10:00~18:00(入館は17:30頃まで)。金曜(月初第1金曜など)は22:00まで延長開館する場合あり。休館日は12/24~26のみで、年末年始や祝日も基本開館。
  • 料金: 常設展は入場無料(任意寄付歓迎)。企画特別展は有料で、展覧会により£10~£25程度。企画展チケットはオンライン事前購入可(常設のみ見る場合は予約不要)。館内のカフェ・ショップ利用は自由。
  • 公式サイト: Tate Britain(公式サイト)
  • 対象年齢層: **全世代に対応。**アート好きな大人はもちろん、館内はベビーカーや車椅子でも移動しやすく、小さな子供連れの家族も多いです。キッズ向け解説冊子や塗り絵コーナー等も用意されており、教育プログラムも充実しています。美術初心者でも無料ガイドツアーや解説パネルがあるので安心です。
  • 予約の要否: 常設展観覧は予約不要です。混雑時でも入場制限は稀ですが、企画展を見る場合は日時指定チケット購入を推奨します。団体(10名以上)は事前連絡でスムーズに入館できます。
  • 雨天対応: 完全屋内施設なので雨の日の観光に最適です。明るい中庭や大きな窓があるため閉塞感も無く、ゆったり過ごせます。無料スポットなので、雨宿りがてら立ち寄って名画を鑑賞するのも贅沢な体験でしょう。美術館鑑賞後にカフェで雨音を聞きながら余韻に浸るのもおすすめです。

ありがとうございます。それでは、Trafalgar Tavern、Millennium Bridge、Ye Olde Cheshire Cheese、Battersea Power Station、Richmond Hill Park、Uber Boat、V&A East の7ヶ所について、特性や人気の理由、体験内容、住所、営業時間、アクセス方法、チケット情報などを詳しく調査し、ご案内いたします。少々お時間ください。

33.Trafalgar Tavern(トラファルガー・タバーン)

特徴・概要: 1837年創業、テムズ川沿いグリニッジ地区にある歴史的パブです。19世紀の海事都市グリニッジの雰囲気を今に伝える建物で、当時の面影を残すジョージアン様式の大きな窓や装飾が特徴です。館内にはイギリス海軍の偉人や海戦にちなんだ絵画や調度品が飾られ、ロンドンの海事史を感じられます。文豪チャールズ・ディケンズをはじめとする多くの芸術家や政治家に愛され、ディケンズの小説『我らが共通の友』の中では主人公の結婚披露宴の舞台にもなりました。ヴィクトリア朝時代にはテムズ川産のシラス(ホワイトベイト)料理で名を馳せ、政治家たちの晩餐会が開かれたことでも知られています。

人気の理由: テムズ川を望む抜群のロケーションと歴史情緒あふれる雰囲気で人気です。二階建ての建物からは川と旧海軍大学(現グリニッジ大学)の景色が一望でき、天気の良い日にはテラス席で景色を楽しみながら食事ができます。またグリニッジ名物のホワイトベイト(小魚のフライ)をはじめ、**ステーキ&カイドニープディング(腎臓のパイ)バンガーズ&マッシュ(ソーセージとマッシュポテト)**など伝統的イギリス料理が楽しめる点も魅力です。日曜にはローストラムやチキンのサンデーローストも提供しており、地元客にも観光客にも評判です。

体験できるアクティビティ: 歴史的パブならではの内装を見学しつつ、伝統料理やエールビールを味わえます。館内は大小様々な部屋が連なり、アンティーク調のインテリアを探検する楽しみがあります。木製の椅子や暖炉のある部屋で、往時の文人たちに思いを馳せながら一杯飲むのも格別です。また、木曜夜のコメディナイトや日曜のライブ音楽など、地元に根ざしたイベントも定期開催されており、運が良ければそうしたパブイベントに飛び入り参加することもできます。テムズ川散策の途中に立ち寄って、川風に吹かれながら休憩するスポットとしても最適です。

  • 住所: 27 Park Row, Greenwich, London SE10 9NW
  • 営業時間: 月~木 11:00~23:00、金・土 11:00~24:00、日 11:00~23:00(食事の提供は毎日12:00~22:00)
  • 定休日: 無休(クリスマスや年末年始も営業)
  • 料金: 入場無料(パブのためチケット不要。飲食代は別途)
  • 公式サイト: Trafalgar Tavern 公式サイト
  • 料理ジャンル: イギリス料理(パブ料理)。人気メニューはグリニッジ産ホワイトベイトのフライやステーキ&カイドニープディングなど。ベジタリアン・ヴィーガン対応メニューあり。
  • 予約: 基本不要(席数多数あり)。ただし週末夜や日曜ローストは混雑するため事前予約も可能です。
  • 最寄駅: カティーサーク駅(DLR)から徒歩約8~10分。グリニッジ鉄道駅(国鉄/DLR)から徒歩約10分。ロンドン中心部からはDLRのほか、テムズ川クルーズ船でグリニッジまで行き、グリニッジ桟橋から徒歩約5分というアクセスも楽しめます。

37.Millennium Bridge(ミレニアム・ブリッジ)

特徴・概要: 2000年に開通したロンドン初の歩行者専用吊り橋で、テムズ川の【南岸バンクサイド】(テート・モダンやグローブ座があるエリア)と【北岸シティ側】(セントポール大聖堂付近)を結んでいます。全長約325メートルの細身の橋で、吊りケーブルを橋桁の下に配した独特の“ブレード・オブ・ライト(光の刃)”と称されるデザインが特徴です。開通初日に歩行時の横揺れが問題となり「ワブリー・ブリッジ(ふらふら橋)」というあだ名がつきましたが、その後2年間の改修工事を経て2002年に安全に再開通しました。橋の上からは南側にテート・モダン、北側にセントポール大聖堂の壮麗なファサードが一直線に望め、ロンドン有数の写真スポットになっています。

人気の理由: 近未来的なデザインと眺望の良さで人気のスポットです。特に夜間は橋桁の照明が美しく、川面に映る光景はロマンチックです。映画のロケ地としても知られ、ハリーポッター映画(『謎のプリンス』)ではこの橋が闇の魔法使いに破壊されるシーンが登場し、ファンの間で話題になりました。また橋上からはロンドン塔やタワーブリッジ、ザ・シャードなども遠望でき、一度に多くのランドマークを眺められる点でも観光客に好評です。テムズ川両岸の主要観光地(セントポール大聖堂とテート・モダン)を徒歩ですぐ行き来できる便利さもあり、多くの人が行き交うスポットになっています。

体験できるアクティビティ: 徒歩での渡橋そのものがアクティビティです。橋を渡りながらロンドンの街並みと川の風景をパノラマで楽しめます。天気の良い日にはセントポール大聖堂のドームを背景に記念写真を撮ったり、夕暮れ時にはサンセットを眺めたりするのがおすすめです。早朝や深夜など人が少ない時間帯に渡れば、静かな川面とライトアップされた都市景観を独り占めできます。また橋のたもとではしばしばストリートミュージシャンが演奏しており、足を止めて音楽に耳を傾けるのも良いでしょう。南側を降りればすぐテート・モダン美術館(入場無料)やシェイクスピアズ・グローブ座があり、北側を降りればセントポール大聖堂(有料見学可)と観光ルートが直結します。橋自体に入場料はなく24時間自由に通行可能なので、思い立った時にいつでも訪れることができます。

  • 住所(場所): テムズ川上(北端はロンドン市シティのワン・セントポールズ歩道、南端はバンクサイドのテート・モダン前)。正式名称は「ロンドン・ミレニアムフットブリッジ」。
  • 営業時間: 24時間開放(メンテナンス時を除き年中無休)
  • 料金: 通行無料
  • 公式サイト: 特設の公式サイトはありませんが、橋の管理はシティ・オブ・ロンドン公社が行っています。
  • アクセス: 北岸側: 最寄はセントポールズ駅(地下鉄セントラル線、出口から徒歩約5分)。ブラックフライアーズ駅(徒歩5分)やマンションハウス駅(徒歩7分)も利用可。南岸側: 最寄はブラックフライアーズ駅(国鉄・地下鉄、テムズ川南出口から徒歩4分)。ロンドン橋駅やサザーク駅からも徒歩10分程度。主要観光地からは徒歩圏内で、例えばテート・モダンから橋入口までは徒歩1~2分、セントポール大聖堂から橋入口までも徒歩2~3分です。

34.Ye Olde Cheshire Cheese(イー・オールド・チェシャー・チーズ)

特徴・概要: ロンドン中心部フリート街の路地裏に佇む17世紀創業の伝統的パブ兼チョップハウス(肉料理店)です。1666年のロンドン大火後の1667年に再建されて以来、約350年以上の歴史を刻んでおり、現存するロンドン最古級のパブの一つに数えられます。外観・内装ともに古風な趣で、入口を入ると細い階段や低い天井の部屋が迷路のように連なり、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気です。床には昔ながらのオガクズ(敷き藁)が敷かれ、教会の木製背もたれ椅子を転用したボックス席など17世紀のチョップハウスの面影を残しています。建物自体が**イギリス指定建造物(グレードII)**に登録され、ロンドンの文化遺産となっています。

人気の理由: 文豪や詩人たちに愛された文学ゆかりのパブとして世界的に有名です。徒歩圏に辞書編纂者サミュエル・ジョンソン博士の旧居があり、ジョンソンはこのパブの常連でした。彼の友人オリバー・ゴールドスミスや、アメリカの小説家マーク・トウェイン、詩人イェイツ、そしてチャールズ・ディケンズなど錚々たる顔ぶれがここで杯を交わしています。ディケンズは小説『二都物語』にこの店を登場させ、「古き良きチェシャーチーズ亭(Ye Olde Cheshire Cheese)」としてその名を後世に残しました。店内には彼らにまつわる写真や逸話が展示されており、往年の文人たちの足跡を感じられるのが魅力です。また多彩な部屋(フロントバー、チョップルーム、地下セラー、ジョンソンバー等)があり、それぞれ歴史的趣向が凝らされているため、パブ巡りファンにとっても“探索”のしがいがあります。中でもチョップルーム(レストラン席)の大テーブルはジョンソン博士やディケンズらが食事したと伝わる由緒ある席で、文学ファンならぜひ見ておきたいポイントです。

料理・ドリンク: 17世紀以来の「チョップハウス」の伝統を受け継ぎ、肉料理を中心とした素朴な英国料理を提供します。名物は**「ステーキ&カイドニープディング」という牛肉と腎臓の蒸しパイで、創業当時からの看板料理です。その他フィッシュ&チップスやパイ類、ローストビーフなど古き良きパブ料理が揃います。飲み物は、ヨークシャーの老舗サミュエル・スミス醸造所**のエールが楽しめる点が特筆されます。現代的なラガーや一般的なドラフトは置いておらず、自社醸造のビールやエールのみを伝統的な樽(オーク樽)から手注ぎで提供するスタイルで、ビール通にも評価が高いです。ワインやスピリッツも一通り揃っていますが、特に名物のエールとパブ飯の組み合わせを味わうのがおすすめです。料理は「質実剛健で美味」とディケンズが称賛したように、華美ではないものの満足感のある味わいです。

体験できるアクティビティ: パブ内部の歴史探訪が大きな楽しみです。入り組んだ石造りの地下室から木造の小部屋まで、自分で歩いて巡ればまるで小さな博物館を見学している気分になります。壁には往年の新聞記事や著名人の写真、剥製のオウム(1920年代に人気者だった飼い鳥「ポリー」)など興味深い展示があり、店員に頼めば逸話を教えてくれることもあります。文学ファンならジョンソン博士の椅子やゴールドスミスの扉ノッカー(店内に保存)を探してみましょう。食事やドリンクを注文すれば、17世紀そのままの暗がりの空間で英国伝統料理を味わうという他ではできない体験ができます。特に暖炉の火が灯る冬場の夜は雰囲気満点です。お土産に店名入りのパイントグラスやグッズを購入することもできます(店頭または公式サイトで販売)。

  • 住所: 145 Fleet Street, London EC4A 2BP
  • 営業時間: 月~土 12:00~23:00、日曜 12:00~22:30
  • 定休日: 祝祭日(一部)※クリスマス等は休業の場合あり。最新情報は公式Facebook等で告知。
  • 公式サイト: Ye Olde Cheshire Cheese 公式サイト
  • 予約: 基本不要(席は相当数あります)が、団体利用や2階チョップルームでの食事は予約可能です。観光客で終日賑わうため、ランチタイムや仕事終わりの時間帯は席確保に少し待つ場合があります。
  • 最寄駅: 地下鉄チャンスリー・レーン駅(Central線)またはブラックフライアーズ駅(Circle線他)から各徒歩7~8分。シティ・テムズリンク駅(国鉄)から徒歩5分。フリート街沿いの小路(Wine Office Court)を入った場所にあり、入口がわかりにくいですが周辺に案内板があります。
  • アクセス方法: トラファルガー広場など中心地からはRV1バスでFleet Street下車、徒歩すぐ。駅から徒歩の場合、フリート街沿いの「Wine Office Ct」という細い路地に入ると看板が見つかります。

36.Battersea Power Station(バターシー・パワー・ステーション)

特徴・概要: 1930年代に建設された巨大発電所が閉鎖後、20年以上にわたる再開発を経てロンドン最新の商業・レジャー複合施設として2022年以降に段階的にオープンしました。4本の白い煙突が特徴的なアールデコ様式の建築物で、グレードII*指定建造物として保護されています。世界最大級の赤煉瓦建築であり、ピンク・フロイドのアルバム『Animals』のジャケットにも登場するなどポップカルチャーの象徴でもあります。現在は150以上のショップやレストラン、バー、娯楽施設が入居し、歴史的空間を活かしたショッピングモールとなっています。またアップル社のロンドン本社も内部に置かれるなど話題性十分です。一帯は「エレクトリック・ブールバード」と呼ばれる遊歩道や公園が整備され、新しい街区「バターシー・パワー・ステーション地区」として再生しています。

人気の理由: 産業遺産の再生プロジェクトとして国内外から注目を集めています。発電所時代のタービンホールやレンガ壁を残しつつ、ガラス屋根の下に高級ブティックからカジュアルブランドまで揃う買い物天国となっており、そのコントラストがユニークです。館内には高天井の広大な吹き抜け空間や当時の発電機器の展示があり、建築・デザイン好きにとって見所満載です。さらに**「Lift 109(リフト109)」**と名付けられたガラス張りのエレベーター型展望台が最大の目玉で、発電所の北西角にある高さ109メートルの煙突内部を昇り頂上の展望プラットフォームに出るスリリングな体験ができます。ロンドンの新名所として人気急上昇中で、2023年に開業した際は「ロンドンで最もホットなスポット」として各メディアに取り上げられました。夜景も美しくライトアップされた4本煙突は遠方からも良く見え、写真映えするスポットとしてSNSでも話題です。ショッピングやグルメ、建築見学、エンタメが一度に楽しめる複合型施設として幅広い世代の観光客に支持されています。

体験できるアクティビティ: ショッピングはもちろん、レストラン巡りイベント参加など一日中楽しめます。有名ファッションブランドの店舗(Zara、ラルフローレン等)から英国発の雑貨店までバラエティ豊かで、ウィンドウショッピングにも最適。フードホール「Arcade Food Hall」では多国籍料理の屋台村が楽しめ、ゴードン・ラムゼイのピッツェリアや和民(Wagamama)など気軽な飲食店も充実しています。屋内型ミニゴルフ場「Birdies」や多目的ホールでのコンサート・マーケットイベント、映画館「ザ・シネマ・イン・ザ・パワーステーション」での最新映画鑑賞などエンタメも揃っています。Lift 109では約40分の有料ツアーに参加し(専用展示見学→エレベーター乗車)、頂上から360度の絶景ビューを満喫できます。天候が良ければロンドンアイやビッグベン、シャードやカナリー・ワーフの高層ビル群まで見渡せ、真下に広がる発電所建物をガラス床から見下ろすスリルも体験できます。地上ではパワーステーション・パークという芝生公園がテムズ川沿いに整備されており、川辺を散策したりピクニックを楽しむことも可能です。隣接するバターシー公園(Battersea Park)は自然豊かな市民公園で、観光ついでに立ち寄る人も多いです。

  • 住所: Circus Road West, London SW11 8AL(バターシー・パワー・ステーション敷地内)
  • 営業時間: ショップは月~土10:00~20:00、日12:00~18:00が基本。レストランやバーは店舗により深夜まで営業。展望塔Lift 109は月~水10:00~18:00、木~日10:00~20:00。
  • 料金: 敷地内への入場・見学は無料。Lift 109は有料(大人£17~、子供£12.60~)で日時指定のチケット制。各種アトラクション(ミニゴルフ等)も有料。
  • 公式サイト: Battersea Power Station 公式サイト
  • 最寄駅: バターシー・パワー・ステーション駅(Northern線延伸、施設直結)。国鉄バターシー・パーク駅およびクイーンズタウン・ロード駅からも徒歩10分以内。
  • アクセス: ロンドン中心部からNorthern線で直通(例: Leicester Square駅から約15分)。ビクトリア駅から南西へ路線バス(44番など)で約20分。テムズ川水上バス(Uber Boat)も敷地近くのバターシー・パワー・ステーション桟橋に停泊し、船着場から徒歩15分程度。
  • 備考: 屋内は冷暖房完備で快適ですが、非常に広いため歩きやすい靴で訪問するのがおすすめです。Lift 109利用は人気のため事前予約が確実。再開発地域のため周辺で工事が行われている場合があります。

12.Richmond Hill Park(リッチモンド・ヒル・パーク)

特徴・概要: ロンドン西郊の高級住宅街リッチモンドにある丘で、テムズ川と緑地を一望できる絶景スポットです。「リッチモンドの丘」として古くから愛され、18~19世紀には英国で最も美しい風景として数多くの画家や詩人に称賛されました。丘の中腹にはテラス状の庭園「テラスガーデン」や遊歩道が整備され、誰でも自由に散策できます。ここからの眺望は1902年制定の「リッチモンド・ハム・ピータシャム景観保護法」によって開発から守られており、イングランドで唯一、法律で保護された景観として知られます。眼下にはテムズ川が大きく蛇行し、その川沿いに広がるピータシャム草原や木立の風景は数百年前と変わらぬ pastoral(田園)な趣です。天気の良い日には遠くサリー州の丘陵まで望め、その美しさに感嘆した欧州の文豪ワルター・スコットは「他に並ぶもののない景観」と絶賛しました。この眺めに魅了された北米バージニア州の開拓者ウィリアム・バード二世は、新都市に「リッチモンド」と名付けたという逸話もあります(リッチモンド(バージニア州)はこの景観に由来)。観光地としては「リッチモンド・ヒル展望台」「テラスガーデン」とも呼ばれ、ロンドン中心部から小旅行気分で訪れられる穴場スポットです。

人気の理由: テムズ川随一のパノラマビューを手軽に楽しめる点が最大の魅力です。頂上のテラスウォーク(遊歩道)に立てば、右手(北西)にリッチモンド橋、左手(南西)には緑豊かな丘陵と川沿いの草地が広がり、その中州に浮かぶ小島までもが視界に入ります。この風景は英国庭園画の巨匠ターナーやレンブラントにもインスピirationを与え、多くの名画に描かれました。特に夕暮れ時、川面と空が茜色に染まる光景は息をのむ美しさで、ロンドンでも有数の夕日鑑賞スポットとして知られます。地元住民はピクニックブランケットを広げ、持参したワイン片手に日没を楽しむ光景も見られます。市街地から少し離れているため観光客は比較的少なく、静かな雰囲気の中ゆったり過ごせるのも人気の理由です。さらに丘のふもとから徒歩圏にロンドン最大の王立公園リッチモンド・パーク(野生の鹿で有名)があり、併せて自然散策を楽しめる点も魅力です。映画やドラマのロケ地になることも多く、ロンドンっ子に交じってゆるやかな時間を過ごせる癒しスポットとなっています。

体験できるアクティビティ: 展望台からの景色鑑賞がメインです。テラスにはベンチが点在しており、座ってゆっくり景観を眺めたり写真を撮ったりできます。双眼鏡を持参すれば遠くのランドマーク(丘の上のスター&ガーター旧軍人ホームなど歴史的建物)も観察できます。テラスガーデン内は季節の花が植えられ、小径を散策しながらガーデニングを楽しむこともできます。春は桜、夏はバラや色とりどりの花壇、秋は紅葉が美しく、季節毎の自然美が味わえます。丘の中腹にはホリー・ロッジというビューポイントや、小さな噴水と花壇があるテラスガーデン・カフェもあり、ティーや軽食をいただきつつ風景を楽しめます。さらにアクティブ派には、丘のふもとから川沿いをハム・ハウス(17世紀の館)方面へ歩くハイキングコースもあります。丘の上で景色を楽しんだ後、徒歩でリッチモンド・パークに移動して野生のシカを探すのも人気コースです。夕方には丘の上の老舗パブ**「ローバック」(Roebuck)**でエールを買い、テラスの芝生に座って夕焼けを眺めるのもローカル流の楽しみ方です。

  • 住所: Terrace Gardens, Richmond Hill, Richmond, TW10(リッチモンド・ヒル展望エリア)
  • 営業時間: 展望エリア自体は24時間開放(テラスガーデンの一部は夜間閉鎖あり)。照明は少ないため夜間訪問は注意。カフェは季節営業時間(夏季10:00~18:00程度)。
  • 料金: 無料
  • 公式情報サイト: リッチモンド公園公式サイト内「景観スポット」ページ等に案内あり。
  • アクセス: ロンドン中心部から南西約13km。最寄駅はリッチモンド駅(ディストリクト線・ナショナルレール・オーバーグラウンド)で、駅から丘頂上までは徒歩約15~20分(途中急な上り坂あり)。駅前から371番バスで約5分、「American University」(または「Star and Garter」)バス停下車すぐが丘の頂上付近です。リッチモンド・パークのリッチモンド門からも徒歩5分ほどで展望ポイントに至ります。
  • 備考: 夕日を見るなら日没30分前には到着推奨。天候によっては川から霧が出ることもあります。展望ポイント周辺は高級住宅街でカフェやパブ以外商店が少ないので、水分や軽食は事前に用意していくと良いでしょう。

22.Uber Boat(ウーバー・ボート by Thames Clippers)

特徴・概要: ウーバー・ボート(Uber Boat by Thames Clippers)はロンドンのテムズ川を運航する高速旅客フェリーサービスです。いわゆる水上バスで、市内の主要な観光地やビジネス街を川伝いに結んでいます。川沿いに点在する全24箇所の桟橋(ピア)に停泊し、西はプットニー、東はウーリッジまで約25kmにわたる広範囲をカバーしています。船内にはカフェバーがあり、軽食や飲み物を購入できるほか、後部デッキの屋外席からは両岸の景色を眺められます。定期交通機関として通勤客にも利用されていますが、観光客にとっては船上からロンドンの名所を次々に眺められる観光クルーズとして人気を博しています。

人気の理由: 地下鉄やバスとは一味違う**「水上からのロンドン観光」**ができる点です。ウェストミンスター桟橋~タワー桟橋の区間ではビッグベンやロンドン・アイ、セントポール大聖堂、ザ・シャード、ロンドン塔、タワーブリッジなど主要ランドマークが次々と現れ、移動しながら観光が楽しめます。天気の良い日はデッキに出て写真を撮ったり風を浴びたりと開放感抜群です。また渋滞知らずで快適な乗り心地も評価されています。特に夕暮れ時の便では沈む夕日とライトアップされた街並みを同時に眺められ、ロマンチックだと評判です。加えて路線網が広く、グリニッジやカナリー・ワーフ、バattersea Power Stationといった少し郊外の観光地へも直接アクセスできるため、移動手段兼観光として一石二鳥の魅力があります。Uber社との提携ブランドという話題性もあり、旅行者には「ウーバーで船に乗れる」と記憶に残りやすいようです。

体験できるアクティビティ: 単なる交通機関というよりシティクルーズとして楽しめます。例えば1日乗り放題パスを利用して、好きな桟橋で降りて観光し、また船に乗って次へ移動…というホップオン・ホップオフ観光が可能です。主要観光地を巡るモデルコースも提案されており、ウェストミンスター~ロンドン橋~グリニッジというように川沿い名所巡りができます。船内ではWi-Fiが使え、観光アプリで現在地の案内を読むこともできます。冬でも暖房の効いた室内席があるため快適です。朝の通勤時間帯にはビジネスパーソンに混じって乗船し、ロンドンの日常を垣間見る体験もできます。小さな子供連れでもベビーカーごと乗れ、トイレも完備されているので安心です。乗船時間に余裕があれば、船内のカフェで紅茶を飲みながらゆったり景色を眺める贅沢なひとときを過ごせるでしょう。

  • 運行時間: 年中無休・毎日運航(12/25・12/26を除く)。主要ルートは平日5:30頃~22:30頃まで20~30分間隔、週末は8:00頃~22:40頃まで運航。※路線・時間帯によるので事前に時刻表確認推奨。
  • 乗り場: 主な乗降桟橋はウエストミンスター、ロンドンアイ(ウォータールー)、バンク(タワー)、グリニッジ、バターシー・パワー・ステーションなど多数。中心部では約20分おきに各桟橋を発着します。乗船時は桟橋の電子掲示板に表示される行先を確認。
  • 料金・チケット: 区間ごとの乗船券のほか、1日乗り放題パス(River Roamer)が大人£18.90・子供£9.45程度、2日パスや家族パスもあり。ロンドン交通局のオイスターカードやコンタクトレス決済に対応し、その場合は窓口価格より約30%割引になります。トラベルカード所持者は窓口購入で1/3割引あり。5歳未満無料、5~15歳は大人料金の約半額。UberのアプリまたはThames Clippers公式アプリからのモバイル乗船券購入も可能です。
  • 公式サイト: Uber Boat by Thames Clippers公式サイト
  • アクセス方法: 最も人気の観光ルートはウェストミンスター桟橋(地下鉄Westminster駅すぐ)から乗船し東方面へ向かうコースです。他にも主要桟橋は地下鉄駅から近く(タワー桟橋=Tower Hill駅徒歩5分、ロンドンアイ桟橋=Waterloo駅徒歩7分等)、アクセスは容易です。桟橋によっては階段がありますが、全船と主要桟橋はバリアフリー対応です。

40.V&A East(V&Aイースト)

特徴・概要: V&A Eastはヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)の新拠点として、東ロンドン・ストラトフォードのクイーンエリザベス・オリンピック・パークに開設される大規模文化施設です。プロジェクトは2つの施設から成り、2025年5月に開業した**「V&Aイースト・ストアハウス」(V&A East Storehouse)と、2026年春開館予定の「V&Aイースト・ミュージアム」(V&A East Museum)があります。ストアハウスはV&Aの膨大な収蔵品を一般公開する新概念の施設で、4階建て・延床16,000㎡の空間に25万点以上の美術工芸品、35万冊の書籍、1,000のアーカイブ資料**を収蔵しています。まさに“舞台裏まで見せる博物館”であり、館内では収蔵品の保管庫や修復作業をガラス越しに見学できるほか、自分で棚を巡って様々なコレクションを間近に観察できます。一方のミュージアム棟は、現代のデザイン・ファッション・ポップカルチャーに焦点を当てたギャラリーや企画展示が中心となる予定で、世界最大のポップミュージックアーカイブ「デヴィッド・ボウイ・センター」も併設されます。V&A Eastは東ロンドンの新たな文化ハブ「イーストバンク」の核として位置づけられており、隣接してBBC音楽拠点やロンドン大学カレッジ芸術校なども開設される計画です。

人気の理由: 2025年の開業以来、アート・デザイン愛好者にとって必訪のスポットとなりつつあります。最大の魅力はストアハウスでの**「オープンストレージ」体験です。通常は裏方にある収蔵庫をそのまま公開し、来館者は棚に収められた多種多様な収蔵品を自由に見て回れます。展示ケース越しではなく間近に本物が見られる開放感や、学芸員が実際に作業する姿を見学できるライブ感は他に類を見ません。例えば金工品やドレス、陶磁器から家具まで所狭しと並ぶ光景に圧倒され、自分だけのお気に入り作品を発見する喜びがあります。また1階から3階まで吹き抜けのコレクションホール中央部には一部ガラス床があり、下階の巨大石造アーチ(アグラの回廊)など大型収蔵品を真上から覗き見るスリルも味わえます。さらにデヴィッド・ボウイの個人アーカイブ**約8万点を収蔵し、定期的に展示替えを行う「デヴィッド・ボウイ・センター」が2025年9月にストアハウス内で公開予定で、音楽ファンにも注目されています。ミュージアム棟オープン前からこれだけ充実している点が人気の理由です。将来的にミュージアムが開館すれば、大型の特別展や最先端デザインの企画が次々開催される予定で、ロンドン東部における新たな観光名所として期待されています。

体験できるアクティビティ: 自由見学とインタラクティブ体験がメインです。ストアハウス内では各所にQRコードが設置されており、自分のスマホで読み取って展示物の詳細情報を調べることができます。また毎日複数回、スタッフによる**オブジェクト・エンカウンター(収蔵品ガイドトーク)**が開催されており、レベル2のスタディセンターで参加登録すれば特定の収蔵品について学芸員の解説を聞くこともできます。レベル3のコンザベーション・スタジオではガラス越しに修復作業を見ることができ、タイミングが合えばスタッフが解説してくれる場合もあります。さらに「Order an Object(収蔵品リクエスト閲覧)」サービスもユニークで、ウェブ予約すると自分が見たい収蔵品を特別に出してきてもらい閲覧できる仕組みです。カジュアルな鑑賞だけでなく研究者のような体験までできるのがストアハウスの醍醐味です。館内には休憩ラウンジやカフェも用意され、長時間滞在しながらじっくりコレクションと向き合えます。ミュージアム棟開業後は最新のファッション展やデザインワークショップ、トークイベントなども随時開催される予定で、多彩なアクティビティが期待できます。

  • 所在地: V&A East Storehouse: Here East内(Parkes Street, Queen Elizabeth Olympic Park, London E20 3AX)。V&A East Museum: オリンピック・パーク南西部(ストラトフォード駅近く)※2026年開館予定。
  • 開館時間: ストアハウス: 毎日10:00~18:00(木・土は22:00まで延長開館)。ミュージアム: 開館後は恐らく10:00~18:00(詳細未定)。
  • 休館日: 12/24~26のクリスマス時期。その他メンテナンス休館日は公式サイト参照。
  • 料金: 常設展示は無料(ストアハウス・ミュージアムとも)。特別展や一部イベントは有料の場合あり。
  • 公式サイト: V&A East公式サイト
  • 最寄駅: ストアハウス: ハックニー・ウィック駅(オーバーグラウンド)から徒歩約8分、ストラトフォード駅(地下鉄/国鉄/DLR)から徒歩約20分。ミュージアム: 開館場所はストラトフォード駅より徒歩5分程度の予定。
  • アクセス: ストアハウスへはストラトフォード駅から無料シャトルバス(Here Eastシャトル、平日6:30~21:00まで10分毎)あり。路線バス388番がHere East前に停車。オリンピック・パークは自転車道が整備されており、サンタンダー自転車シェアのポートも周辺にあり便利です。ミュージアム棟へはストラトフォード国際駅やPudding Mill Lane駅(DLR)からも徒歩圏となる見込みです。
  • 備考: ストアハウス内は金属格子床や吹き抜けがあるため、高所や足元が透ける床が苦手な方は注意。大型荷物はロッカー(無料)に預けてから入館します。定期的に企画イベントが行われるので公式イベントカレンダーもチェックすると良いでしょう。ミュージアム開館(2026年)以降はさらに注目度が増すため、混雑が予想されます。事前予約不要ですが、週末午後などは入場待ち行列が発生する場合があります。

1.エルサム宮殿 (Eltham Palace)

エルサム宮殿は、14世紀の中世王宮跡と1930年代のアールデコ様式の豪邸が融合したユニークなスポットです。ヘンリー8世が幼少期を過ごした壮麗な大広間(1480年代築の木造ホール)と、富豪コートールド夫妻が1936年に建てたモダンな邸宅が隣接し、古典と近代が調和する美しい建築が見どころです。館内はアールデコ調のインテリアで彩られ、黄金の浴室や世界地図が描かれた「マップ・ルーム」など当時最新の豪奢なデザインを楽しめます。また宮殿を囲む広大な庭園には、中世の城壁遺構やバラ園が点在し、四季折々の花々が鑑賞できます。歴史的価値と美しい意匠から「中世とモダンの融合を体感できる宮殿」として人気を集めています。

訪問者は宮殿内部のオーディオガイドツアーで各部屋のストーリーを学べ、庭園散策も楽しめます。敷地内にはビジターセンターがあり、ショップでは関連書籍やお土産を購入可能で、温室を利用したカフェでは軽食やアフタヌーンティーを提供しています。子ども向けには遊具のある屋外プレイグラウンドが整備されており、夏季には騎士のトーナメントやイースター・エッグハントなどファミリー向けイベントも開催されます。雨天でも館内の見学が中心となるため比較的安心して訪問でき、晴天時は芝生でのピクニックや庭園散策が特におすすめです。

  • 住所: Court Yard, Eltham, Greenwich, London SE9 5NP (ロンドン南東部エルサム地区)
  • 開館時間: 通常10:00〜17:00(最終入場16:30)。※冬季は週末のみ開館の場合あり、公式サイト要確認
  • 入場料: チケット要。大人 £19.00、子ども(5〜17歳)£11.50、シニア・学生 £16.50程度(当日料金)。オンライン事前予約で約15%割引(大人 £16前後)。イングリッシュ・ヘリテージ会員は無料
  • 公式サイト: English Heritage – Eltham Palace and Gardens
  • アクセス: ロンドン中心部から国鉄で約30分。最寄駅は モッティンガム駅 (Mottingham) で、駅から徒歩約15分。またはチャリングクロス駅などからエルサム駅行き列車利用も可。ロンドン市内から直接アクセスする場合、バス124・126・160・161番がエルサム近辺まで運行。キングストンやルイシャム方面からも路線バスあり。敷地内に駐車場もありますが台数限定のため公共交通機関の利用がおすすめです。

ポイント: 中世宮殿の歴史(1305年にエドワード2世へ寄贈され王室離宮となった経緯など)と、1930年代に再生されたアールデコ建築のコントラストが最大の魅力。館内では当時の優雅な社交生活を彷彿とさせる家具調度や装飾が見られ、映画やドラマのロケ地にもなっています。庭園散策は夏場に花が美しく、秋には紅葉も楽しめます。子ども連れなら宝探し形式のキッズトレイル(配布資料)で館内を探検でき、併設カフェで休憩も可能です。天候に左右されにくい屋内観光スポットとして、歴史好きからデザイン好きまで幅広い旅行者にお薦めできます。


39.コール・ドロップス・ヤード (Coal Drops Yard)

コール・ドロップス・ヤードは、ロンドン再開発が進むキングスクロス地区に2018年10月オープンしたショッピング&ダイニングスポットです。19世紀に石炭を積み替える倉庫施設として建設されたレンガ造りの2棟の建物を再利用し、デザイナーのトーマス・ヘザウィックが設計した曲線的な「キッシングルーフ」と呼ばれる屋根で両棟が連結された斬新な建築が大きな特徴です。ヴィクトリア時代の遺構を残しつつ近未来的なデザインを取り入れた空間は建築好きにも評判で、2019年にはRIBA建築賞も受賞しています。キングスクロス&セントパンクラス駅から徒歩数分という立地の良さもあり、地元ロンドナーから観光客まで多くの人で賑わう人気スポットです。

ヤード内には個性的なショップが約50店舗並び、有名ブランドのコンセプトストアから独立系デザイナーの雑貨店、英国ならではの書店やレコード店まで多彩なショッピングが楽しめます。飲食面でも充実しており、インド料理の人気店「Dishoom(ディシューム)」やスペイン料理タパスの名店「Barrafina」、おしゃれなワインバー「The Drop」など各国グルメが集結しています。屋外テラス席を備えたカフェやバーも多く、運河沿いの景色を眺めながらのんびり過ごすこともできます。週末にはデザインマーケット「Lower Stable Street Market」でファッション・雑貨やストリートフードの屋台が並び、季節ごとに無料の野外コンサートやアート展示などイベントも開催されます。歴史的建造物のアーチ下空間を利用したイベントは雨天でも催行されることが多く、天気を気にせず訪れやすいのも魅力です。

  • 住所: Coal Drops Yard, King’s Cross, London N1C 4DQ
  • 営業時間: エリア自体は毎日8:00〜22:00開放(公共の歩行空間)。ショップの営業は月〜土曜11:00〜19:00、日曜11:00〜17:00が目安(店舗により異なる)。レストランやバーは夜22時頃まで営業する店が多いです。
  • 入場料: なし(敷地内への入場無料)
  • 公式サイト: Coal Drops Yard 公式ページ (キングスクロス開発の案内サイト内にも情報あり)
  • アクセス: キングスクロス・セントパンクラス駅 から徒歩5分程。駅の「Regent’s Canal(リージェンツ運河)方面出口」から北に進み、運河を渡ってGranary Square(グラナリー・スクエア)を抜けると右手にヤード入口があります。地下鉄6路線・国鉄・ユーロスターが集まるターミナル駅至近でアクセス抜群です。ロンドン中心からは地下鉄King’s Cross駅下車のほか、主要バス路線(10番・59番・73番・91番など)が駅前に停車します。

ポイント: 歴史的な煉瓦造り倉庫群を再生したおしゃれ空間で、建築と文化の新旧融合を体感できます。石炭ヤード時代の遺構や古い鉄橋が随所に残り、産業遺産好きにも興味深いスポットです。一方で最新トレンドのショップやギャラリーも多く、「ここでしか買えない」アイテム探しに最適です。周辺には噴水で有名なグラナリー・スクエアや野外シアター、新設ミュージアム「クィア・ブリテン」など見どころも豊富で、一帯が一大レジャーエリアとなっています。歩行者専用の敷地内はベビーカーでも回りやすく、広場では子どもが走り回る姿も。雨天時は各ショップや屋根付きアーケードを巡ればOKで、晴れれば運河沿いの散策路でピクニックやカナルボート見物も楽しめます。昼は買い物とカフェ巡り、夜はライトアップされた近未来的景観を眺めながらディナーと、一日中楽しめる新定番スポットです。


31.ドーント・ブックス (Daunt Books)

ドーント・ブックスは、ロンドン随一の美しさを誇る老舗書店です。特に本店であるメリルボーン・ハイストリート店 (Marylebone High Street) は1912年創建のエドワード朝様式の店舗建築に入居しており、吹き抜け天窓から自然光が降り注ぐ奥行きのある木造ギャラリーが象徴的です。ステンドグラスの円窓やオーク材の書棚、壁を彩るウィリアム・モリスの壁紙など重厚かつ優雅な内装で、「世界で最も美しい本屋」の一つに数えられることもあります。元々旅行書に特化した書店として創業した経緯から、旅行ガイドブックや各国の文学作品を国別にまとめて配置する独特のレイアウトが特徴で、旅好き・本好きにはたまらない空間です。イギリスの品格を感じるクラシックな雰囲気ながら、独立系書店として最新の良書も厳選して揃えており、多くのロンドン子から観光客まで愛されています。

店内ではのんびりと本を手に取り、古い図書館のような木の香りと静かな空気を味わいながら読書できます。各国コーナーでは旅行ガイドだけでなく、その土地を舞台にした小説や歴史書も並ぶため、「次の旅行先の予習」にぴったりです。子ども向けの絵本・児童書セクションも充実しており、キッズイベントやサマークラフトワークショップなど子ども連れでも楽しめる工夫があります(店舗2階奥に児童書コーナーあり)。定期的に著者を招いたトークイベントやサイン会も開催され、毎年春には「ドーント・ブックス・フェスティバル」という文学フェスも催されています。店内にカフェはありませんが、周囲はおしゃれなカフェやデリが軒を連ねるメリルボーン・ヴィレッジエリアなので、本を選んだ後に近くのカフェで一息つく楽しみもあります。雨の日の避難先としても最適で、静かな店内で雨音を聞きながら本の世界に浸るのも一興です。

  • 住所: 83–84 Marylebone High Street, London W1U 4QW
  • 営業時間: 月〜土曜 9:00–19:30、日曜 11:00–18:00(祝日を除き年中無休)
  • 入場料: なし(店舗なので商品購入代のみ)
  • 公式サイト: Daunt Books 公式サイト
  • アクセス: 最寄り駅は ベイカー・ストリート駅 (Baker Street, 徒歩約8分) または ボンド・ストリート駅 (Bond Street, 徒歩約10分)。オックスフォード・ストリートの喧騒から少し離れたメリルボーン地区のメインストリート沿いにあります。鉄道メアリルボーン駅からも徒歩10分程度。ロンドン市内バスなら13, 113番などがHigh Street沿いに停車します。

ポイント: 本好きにとっては「聖地」とも言える独立系書店で、その美しい内装は訪れるだけで価値があります。特に奥のギャラリーから眺める景色は圧巻で、2階バルコニーから天窓越しに店全体を見渡すと、まるで映画のワンシーンのような趣です。店員は知識豊富で、好みのジャンルや旅先を伝えると丁寧に本を選んでくれる親切さでも定評があります。メアリルボーン・ハイストリート自体が高級ブティックやカフェが並ぶ上品な通りで、周辺散策も楽しめます。近くには人気のハイテラス(屋外飲食エリア)や毎週日曜のファーマーズマーケット(食材市)もあり、ドーント・ブックス訪問のついでにロンドンのローカルな雰囲気を味わうこともできます。雨天でもゆったり過ごせ、晴天時には街歩きの途中で立ち寄って休憩がてら本探しをするのもおすすめの、一味違った観光スポットです。

参考文献: エルサム宮殿、コール・ドロップス・ヤード、ドーント・ブックス。

いつもお読みいただいてありがとうございます。ブログ・ランキングに参加していますので、下のひつじちゃんをクリックして応援よろしくお願いします

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ にほんブログ村

下の猿ちゃんもクリックして応援よろしくお願いします
人気ブログランキング

アクセスランキング にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

Instagram / Facebook / Twitter にも遊びに来てくださいね。

About the Author: ジゴロッキー

2001年よりロンドンで活動。夢は悟ること。国籍日本。解決方法:時間。

Share This Story, Choose Your Platform!