ブラックフライデーあるある　人間が真剣に考えて買い物ができるのは１２分間

11月ももう終わり、クリスマスまで１ヶ月を切りました。イギリスはすっかりイルミネーションが各地のハイストリートで飾られ、いよいよクリスマスって感じですね。

この時期はサンタクロース自身の準備が忙しくなりますが、サンタクロースからプレゼントをもらえない大人達は、プレゼント交換を楽しむためか、それとも自分のプレゼントか、街中に買い物に出かけます。

その買い物客を活気づけよう対策が練られたのが、ブラックフライデー。この日をきっかけに商売を黒字に転換しよう！という意味で『Black Friday （ブラックフライデー）』と名付けられました。

このブラックフライデーとはアメリカの国民の休日である勤労感謝の日であるサンクスギビングズデーが11月の第四木曜日にありますが、その次の日の金曜日をクリスマス商戦としてセールを行い、お客様を呼び寄せるという戦法です。これはクリスマスやハロウィーンを取り入れた日本でも最近は見られるようになりました。中国では、クリスマスは関係ありませんが、『独身の日』11月11日という日があって、ネット販売促進の手法が取られてますね。

お店によっては木曜日の夜の12時を過ぎたところで開店して客の注目を寄せるというところもあるようです。テレビのニュースではドアが開くと同時にお客が店内にどっと押し寄せる様子を流す映像が毎年恒例になっています。

イギリスでもここ５年ぐらいでブラックフライデーが盛り上がるようになりました。しかも最近では2週に分けられて、ブラックフライデーが2回あります。これで客足を増やすのが狙いでしょうか？

本日はイギリスのブラックフライデーに関連するニュースや出来事などを紹介したいと思います。

?イギリスでは警察や病院がもともとブラックフライデーと呼ぶ日があったそうですが、それはクリスマス前の金曜日だそうです。なぜなら、酔っ払いで出動回数が増えたり、病院が忙しくなる日だそうです。飲んでも自己管理をしっかりして帰宅して欲しいですね。

?スペイン、ドイツ、イギリスのアマゾンで、労働環境の改善を求めて、ブラックフライデーにストライキを決行なんてニュースも過去にありました。欧州の人はストライキが大好きです。これ、クリスマス時期にやられると、我々クリックする側は心配。儲かってる会社の従業員は上司の報酬に比べると納得が行かないのでしょう。

?セールと言ってもよくよく見ると条件が悪化してる場合もあるようなので気をつけてください。特に携帯電話などの料金体系。安くなってると思いきや、データ量が最小のものであったりする場合もあります。

?時間で値段が変わる場合もあります。ネットショッピングであればバスケットに入れておいて安くなった時にバスケットを空にしてもう一度同じ商品を買う方法もあります。

?もちろん逆もあり、お店によっては時間の経過と共に値段が上がってしまうものもあります。

?安いと思って買ったら、修理はヨーロッパの大陸に送らなければいけなくて、結局コストがかかってしまうケースもあるので、補償内容も確認しましょう。

?2018年のブラックフライデーの売り上げは、買われた品物の数は増えましたが、個々の値段が下がっており、最終的には去年より１２％減少しているそうです。ブレクジットに向けて、心理状況はネガティブなのでしょうか。

?心理状況といえば、やはり、お店にいくと『衝動買い』という誰もが経験するマインドコントロールの罠。買わなくていいものをつい手にしてしまうとうケースが多いです。これも気をつけましょう。スーパーで５pでも安い野菜を買うのは得意だけど、テレビを買う時に必要以上の大画面を５００ポンドぐらい上乗せしてもいいやと思ってしまうことはありませんか？人間が真剣に考えて買い物ができるのは１２分間だそうです。そこからは衝動買いの域に入り込むので気をつけましょう。

?購入後、返品返金が限られた期間内であれば可能です。手遅れと思わずに間違った買い物をしたと思ったらすぐに返品しましょう。

?クリスマス明けのセールがあるので余裕があればそこで来年のクリスマスプレゼントを買うという方法もあります。

今年のクリスマスも、皆さんが楽しいプレゼント交換ができるといいですね。

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