イギリス住宅、大工事情、そして職業別年収比較

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今回は、先日、ビルダーを雇って家の内装を整えてもらった時に思ったこと、そして、近所の警察官の人が50歳で定年退職したことも含めて話していきたいと思います。

イギリスの中古住宅市場

イギリスに来た時にまず思ったことが、「新築ってないの?」って思うぐらい中古住宅が盛んなことに驚きました。日本と違って、地震もほとんどなく、レンガだけでも倒れないイギリスの家は、そのレンガだけで何十年、何百年も立ち続けています。ちなみに私の住んでいる家は築85年です。日本のおばあちゃんの家より古いです。

そんなイギリスの中古住宅市場、価格も、日本では考えられないような値段で売られています。日本で築50年とか言ったら、大きな家でも、処分するためにわずかな価格で売るようなもんで、新築に比べたら何十分の一の値段でしょう。しかし、ここイギリスでは、中古だろうが関係なく、毎年どんどん値段が上がっていきます。20年前に比べると、中古の家が2倍、3倍となっています。「この古い家が5000万!」って言うことはしょっちゅうです。ロンドン中心部だと1DKでちょうど1億円ぐらいです。しかも中古。

日曜大工

中古でも内装をしっかりしていれば、人は購入するというのがイギリスの住宅市場です。だから次に、自分が売る時には、しっかり内装を整えておこうと、自分でやるのです。それがDIY(do it yourself)の人気を高めているのです。

日本にいた時は、小さい頃、親が購入した新築に10年ぐらい住みましたが、もちろん新しい家なので特に父親が壊れた箇所を自分で直している様子もあまり見たことなかったし、自分でやったこともありませんでした。

そしてイギリスに来たら、DIYがそこらじゅうで拝見するようになり、イギリス人の飲み会での会話によく出てくる質問が「お前、DIY好きか?俺は好きじゃないんだよね〜」です。日本で言うと、飲み会で聞かれる「何歳ですか?」ぐらい頻繁に聞かれます。大体イギリスの飲み会で、会話を繋ぐのは、天気の話、旅行の話、そして家のDIYの話です。「そういえば去年話してた庭のデッキ。終わった?」とか、「屋根の雨漏り直った?」とか、こんな会話です。

私は小さい頃にDIYの経験もなく、今でもあまり得意な方ではないのですが、なんせ我が家は築85年なので、何かしら壊れる箇所は出てきます。今は大手の家具屋で丁寧にキッチンのテーブルのノコギリの切り方などの説明書があるので、自分でできますが、もし日本にいたら自分でやろうなんて考えなかったでしょう。このDIY嫌いな自分でさえ、周りに掻き立てられて、DIYをやらなければいけないほど、イギリスではDIYが日常なのです。

ビルダー(スーパーマン)

とは言っても、私、仕事以外では、子育てやら、畑仕事、家族サービスなどで忙しい中、なかなか大掛かりなDIYはできません。そこでまず探すのがビルダー。ビルダーというと家を建てる人、つまり大工さんかとも思ってしまいますが、イギリスでいうビルダーはガス電気水道以外だったらなんでもやる、便利屋さんの人のことを指す場合が多いです。家の外壁のペンキ塗り、部屋の壁紙、天井、床のワックス、キッチンテーブル、トイレの便器取り替え、換気扇の壁穴あけ、階段の設置、屋根の修理など、ほぼ全てをこなします。レンガを積み上げることもできます。庭に小屋を作るのは容易い御用です。

先日、そんなビルダーを雇って、いたんだ我が家を修理してもらいました。日給でチャージされ、日々、支払いが増えていき、私の顔色を隣から伺う嫁。これも家族のためと思い我慢する旦那。そんな様子が連日繰り広げられます。

そんなビルダー、イギリスでどのぐらい稼ぐのかと興味を持ってググってみました。そしたらなんと!レベルによって違いますが、高中低の順で、だいたい826万、609万、420万円だそうです。立派なビルダーは800万以上も稼ぐのですね。すごいです。彼らがいないと、自分でDIYができないイギリスに住む人は大変です。頼りになるのはビルダーのみですから。ビルダーの中にも当たり外れがありますが、最近はアプリ等でビルダーの評価が見れるから、それをみて、近所のビルダーを探す人もいますね。9時から始めるって言って、やってくると、いきなりコーヒー飲んでまずは新聞読みから始まるビルダーもいますしね。

まあ、なんだかんだ言って、うちの内装は修繕が完了しました。イースターの旅行は予算の関係でなくなりました(悲)。でも、綺麗になった内装で、家族が、少しは居心地の良さを楽しんでくれることを願っています。

そのほかのイギリスの職業とその給料、年金

雑談ですが、近所の警察官の人が先日退職しました。50歳だそうです。調べてみると、イギリスでは30年勤続すれば50で退職できるそうです。しかも、今までの給料の3分の2が年金で支払われるそうです。ちなみに警察官の平均年収は550万から700万円ぐらいの間なのです。

追加で、もう一人、近所の消防士は先日55歳で引退されています。消防士の年収は500万ぐらいだそうです。そして年金は300万円ぐらいだそうです。

手に職のある職業。皆さんだったらどんな職業がお好みですか?それとも、やはり今流行りのユーチューバーですか?


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About the Author: ジゴロッキー

2001年よりロンドンで活動。夢は悟ること。国籍日本。解決方法:時間。

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