えっ!毎回、顔認証と指紋認証?!ヨーロッパへの旅行で大行列が予想される

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新システム、EU Entry/Exit System(EES)が2024年10月6日から導入されますが、イギリス人の6割強の人がこのシステムに気づいていません。

EESが導入されるとどんなことが起きるのでしょうか?

EESが導入されると、EU以外のパスポートの渡航者は、入国の際に顔認証と指紋認証の義務が生じます。そしてそのシステムは本人の名前と生体情報データが確認できます。そしてその記録は3年間保管されます。

さてこのEESが10月6日から導入されますが、人々にはどう考えているのでしょうか?

調査では20%の人々ははヨーロッパ大陸に行くのにうんざりする。

その20%の中でも半分の人は3年間保管される個人情報に不満を感じる。

40%近い人が、入国審査が2回あるようなもので、大規模な遅延を懸念する。

どんな場所でEESは実施されるのか?

ヨーロッパの国々の入国審査の場所

イギリス南東部ドーバーのユーロトンネルの入り口

ロンドン中心部セントパンクラスのユーロスターホーム近く

EES導入で懸念されることは?

あるヨーロッパの国では入国の複雑化による行列が増え、通常の2倍〜4倍の時間がかかると言っています。出入国というのは旅行者にとってストレスが溜まる場所です。それにさらに追い討ちをかけることとなります。

ドーバー海峡のフェリーに乗る車の渋滞はEES導入後は、各車両に45秒から最大10分の時間が加算されて、最悪の場合、渋滞は14時間になると見込んでいます。

ドーバーのユーロトンネルに向けた車の渋滞は、各車両に6分の更なる時間がかかると言われています。

Etiasの登場!

EES導入後の半年ぐらい過ぎた頃にEtiasの導入が予定されています。Etias(European Travel Information and Authorisation System)は承認の自動化を進めるようですが、来年のことであり、また詳細が出たら紹介させていただきます。ここでは割愛させていただきます。ちなみに作成の料金は7ポンド程度です。

まとめ

2024年10月6日から、ヨーロッパ行きの出入国は、EES導入により混雑が予想され、陸海空でざわつく気配があります。今の時代、空港の搭乗券はスマートフォンにあるQ Rコードと手元のパスポートでチェックイン。荷物を預けるのにもセルフサービスとなっているところもあり、簡素化が進んでいます。イギリスに入国するときは先進国であれば機械によるパスポートと顔認証でスムーズに入国できます。そんな中ヨーロッパでは更なるセキュリティ強化で時間が、今までの倍以上もかかるシステムを作ろうとしています。ポーランドに前回行きましたが、ポーランドではすでにEESが導入されていて、人間によるチェックの後に、機械によるチェックと少し余計に時間がかかりました。

秋以降、秋休み、冬休みと続く中、国の出入り口で混乱が起きないか、注目が集まります。

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About the Author: ジゴロッキー

2001年よりロンドンで活動。夢は悟ること。国籍日本。解決方法:時間。

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