ジゴロッキーの健康美学(日照時間との戦い)
[vc_row][vc_column][vc_column_text]イギリスの緯度は北海道より更に北、樺太の北の方と同じ。ただし、温暖な偏西風が流れ込み、寒さはそれほど厳しくなく、年間通してのロンドンの気温は、最低気温3度、最高気温25度が平均的である。しかし、緯度が低い為、冬の日照時間はこの世の終わりかという雰囲気を彷彿させる。11月から2月までの4ヶ月間、月間日照時間は50時間、1日に2時間太陽が見えたらラッキーな日である。週5日間室内で働く就労者にとって午前8時出社、午後5時退社の場合、日の出午前8時、日の入り午後4時のロンドンで、平日に日光を浴びることは不可能である。よって、週末が8−10日間あっても、晴天には恵まれず、もし良い天気であっても、進んで日光を浴びようとしないのであれば、ほぼ4ヶ月モグラの生活をするようになる。
対処方法としてはハロウィーン時期にある学校の1週間休暇(ハーフターム)で旅行に行く。人気スポットは地中海沿岸、アフリカ大陸など、できるだけ太陽に近づこうとする。そして、10月末のひなたぼっこで浴び貯めをし、11月を乗り切り、クリスマスの準備で忙しい12月を乗り切り、1月は12月に飲み食いしすぎたと自分を責めジムに入ったふりをして2月にはやめる。そしてバレンタインデーあたりになると、ようやく夕方5時にオフィスを出ても空が薄っすら明るく、太陽が存在するんだという認識ができる。
イギリスの日照時間の欠如の対策をこのようにして現地人は過ごすのである。
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