英国式 仕事探し

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いつもお世話になっております。 タヌキでございます。

今更ですが、自己紹介をさせていただくと、私の職業は一応「音楽家(すみません、でも家族を養うほどの甲斐性はありません)。。。。。」です。

お忙しい方は、この先少々読み飛ばしてください

特に将来を嘱望されていたわけでも、コンクールやらでバンバン賞を取った(どころか、一次予選突破したことすら、学校で一番になったことすらありません)訳でもなかったのですが、そして、音楽関係の先生方にはほぼ全員から、「そのままで海外行っても、使い物にならん」と太鼓判を押していただいていたのですが、卒業後、イギリスの音楽関係の大学院へ進学しました。

10代の多感な頃から、都合の良いストーリー物の漫画ばかり読んで過ごしていたものですから、海外に出たらユーリ*ミロノフ先生(山岸涼子先生著 「アラベスク」より)みたいな人に見出してもらえると、結構本気で思っておりました。

ユーリ・ミロノフ先生(山岸涼子著「アラベスク」より)

渡英より10年以上経ちましたが、今になってわかったのは、たとえ素晴らしい先生に出会えたとしても、結局は本人が頑張らないと、技術は教えていただけても、仕事(生きていく為のお金を稼ぐ)として成り立たせるのは難しいということでした。 

もちろん、先生によっては、とても良い働き口やオーディションを紹介してくださったり、親身に相談に乗ってくださったりするのですが、先生ご自身も、お子さんが小さくててんてこ舞いだったり、ご自分のキャリア形成の大事な時期で大忙しだったり、ご離婚でそれどころではなかったり、いきなりプログラマーになってしまわれたり、ご加齢でアジア人は全て同一人物に見えて(これはラッキーな時もありますが)しまったり、、、、いろいろあるので、「生徒の人生にそこまで責任持てないよ」と言うのが正直なところだと思われます。

もともと、私が音楽をダラダラ続けてきたのは、「ドレス着たーい!」、「数学嫌い(でも、本当にすてきな音楽を奏でたいなら、数学を面倒臭がらない思考回路は絶対必要!)」、「外国行ってみたーい」という動機のみだったので、しかも努力はせずにミロノフ先生をひたすら待ち続けたので、なかなか前に進まず大変です。 

安西先生(井上雄彦著「スラムダンク」より)

特に人生も下半期に入り、この10年ほどはドレスなんかどうでも良くなってしまい、演奏してみたい曲も消滅しました。 だって、どんなに頑張っても、チェロの方が格好いいし(もちろんこれは単なる好みの問題ですが)。。。。

宗方仁コーチ(山本鈴美香著「エースをねらえ!」より)

こんなに愛情薄れている(そもそも、あったの?)のに、やはり長年共にしているものですから、なかなか踏ん切りがつかず、地縛霊のように彷徨っております。

低空飛行ですが、時々素晴らしくお得な事(すごく良い音楽を作れるミュージシャンと共演させてもらえたり、旅行では行けないところに飛ばしてもらえたり、こんな私に10年以上レッスンを受けに来てくださる生徒さんがいたり)があるため、足を洗えません。

ここから本題です。

以上の様な甘ッたれたことを、非常識に公言してしまい、自らの営業妨害をして何の意味があるのか不明ですが、グチャグチャ言い訳ばかりしてないで、何でもいいから家族か人様の役に立つなり、稼いでくるなりしないと、と焦る気持ちばかりが襲ってきます。

というわけで、最近就活に使っている方法をご紹介させていただきます。 多分、世の中にはもっとすごいルートがあるのだと思うのですが、残念ながら知らないので。。。。 もし、これからイギリスで音楽活動をしようと予定されている方は、試してみてください。 そして、もっと良い情報源があるなら、ぜひ教えてください。

*Music Jobs

https://www.music-jobs.com/uk/

音楽教師(大学講師含む)から、オーケストラ、ウェストエンドミュージカル、クルーズ船での演奏だけでなく、マーケティングや事務など、音楽業界に関わることのできる様々な職種を斡旋してくれる。 単発もパーマネントも幅広く紹介。 自分の興味ある分野を登録しておくと、それに見合った仕事が出てきた時にメールでお知らせしてくれる。 私の場合、日に5−10件のお仕事紹介が。 ただ、実際に履歴書などを送る時の詳細を手に入れたいときは、有料会員にならなくてはいけない。

*Making Music

https://www.makingmusic.org.uk

アマチュアー音楽学校卒業後すぐくらいの若い音楽家向き。 演奏グループを検索できたり、スキルアップの講習会の紹介など。

*音楽家用の組合

https://www.musiciansunion.org.uk

https://www.ism.org/news/ism-and-the-musicians-union-launch-music-sectors-code-of-practice

両機関とも、音楽家として活動している人達用に、保険やら、お得情報やら、キャリアアップ講習会などを提供。 「耳が良すぎる人用」のサポートも。

本当はもう少しあるのですが。。。

長くなりすぎそうなので、今回はこれにて失礼させていただきます。

音楽のお仕事、ロンドン周辺を見ている限り、普通の企業できちんとお勤めするのと同じ様に、真面目に就活と経験を積んでいけば、それなりに身を立てることはできそうです。 

ただ、やはり有休や年金や退職金が羨ましいなーーーと思ってしまうので、ついついこの様なサイトもチラチラと。。。。

プログラマー養成コース

安西先生(同上)

付け足し

往年の名作からの名場面、妙な手描きで借用させていただき申し訳ありません。 もし著作権を侵害してしまっていたり、下手すぎてお気を悪くされた方がおられたら、すぐに対処させていただきますので、ご連絡いただけましたら幸いです。

本当は、大英博物館での漫画展に行きたいのですが、家族にも名作の数々を味わってほしいと思う反面、一人でゆっくり堪能したいとも願っており、でもコソッと行くのは良心が咎め、、、という煮え切らない状態なため、漫画への思いが強くなりすぎて、今回の画像になってしまいました。 漫画好きの皆様、申し訳ありません。

大英博物館のマンガ展へ行かれた、もしくは行ってみたいと思われる方は、クリックお願い致します!

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About the Author: たぬき

兵庫県南部出身。 ロンドン周辺の高級住宅街には一度も住む事がないまま在英10年以上。 常に転職を考えているフルート&尺八吹きです。 将来の目標は、読書環境(漫画も含む)と食事情が好みの老人ホームを見つけて、楽しい老後を迎えることです。

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