昆虫、Bugs、Insects

Japanese food Tazaki Yutaka March 2025 Sale

ご無沙汰しています、あずきです。

日本はもう夏本場の暑さ、今年は冷夏だといいなーという願いも吹っ飛ばされ、6月なのにもうこの暑さ?と実家の母はすでに参っております。

あずきはイギリス在住13年目、日本の夏を経験したのは2017年7月~8月に夫と帰国したとき(子供前の人生)、その前は。。。?

え、日本を飛び出す前の2011年の夏ですわ。。。(本当に今の今までそんなに経験していないとは思わなかった!)

とにかく夏は苦手、暑いの嫌、汗かくの嫌、サンクリームの感じ嫌い、帽子被るの嫌い、と夏に向いていなさすぎ!なあずきは、こちらの涼しい夏に慣れきってだれてしまっております。

そんなイギリスも先週は30度を超える暑さとなり、エアコンの無い部屋の温度をあげないように朝から真っ暗にし、子供の水分補給をこまめに気にしながら、と色々工夫をし、何とか乗り切りました。

先日21日は夏至の日、一年で一番日が長い日。イギリスでは10時を過ぎてもまだほんわり明るく、朝は3時くらいからじわっと明るみがさしてくる、そう、本当に暗くならないのです!!

それに加えて暑い!ときて、一日で一番暑い時間帯が午後3~4時と、長い闘いでした。

でも、でも、やっぱり9時頃となるとぼんやり暗くなってきて、気温も下がり、空気が軽くなって、気持ちよい風が入ってきます。

日本ってそれ、ないですよね。。。

25度程度でひぃひぃ言っていたら友達に本気で心配され、真夏って朝起きたらこれくらいかな?と言って心底馬鹿にされました。もっとだよ!

そんなあずきも今年の夏、日本に一時帰国します。なんと6週間。もう想像するだけでげんなりするので、友達と会ったり、夏の旬の果物を食べたりと楽しいことしか考えないように努めております。


さて、あずきの息子は7月生まれなので、もうすぐ誕生日 (Hooray!)。

学校が9月始まりの国では7月生まれは、日本でいうところの早生まれ、2月生まれ、みたいなもんでしょうか。

なので待ちに待った誕生日が来週に迫っています。

去年同じ学校の生徒や就学前からの友達大勢を呼んで、いわゆるコミュニティホール貸切ってのパーティをしたので、今回はそこまでの規模ではしないよ、と先に先手を打って、

どんな誕生日パーティにしたい?と聞くと、

えっ?何?と希望を持ちながら聞き返したものの、返事は同じで、テーマは昆虫だそうです。

まぁね、ちょっと散歩に行こうと言えば何か地面を歩いている小さきものたちをじっと眺めて動かないような子であります。

てんとう虫なんかは、私も指に乗せて見せたりするので、慣れているのでしょうか。

ビートルやダンゴムシ、カタツムリなどを捕まえては、ママ!と嬉しそうに見せに来てくれます。

キッチンで洗い物をしているときなど、超油断しているときに限って、ママと呼ばれ振り返ると、目の前にダンゴムシ!だったりしてお皿を落としそうになることもしばしば。

あれ、なんか見覚えのある光景。。。

そういえば私も小さい頃ダンゴムシを捕まえては団子にし、またもぞもぞと戻るともう大丈夫と油断させて丸くする、みたいな繰り返しをよくして、一度は手の中にダンゴムシを10個くらい抱えて母に見せて母を絶叫させた、というのも家族の思い出話の一つで、虫好きは私も同じだったみたいです。

田舎ですのでね。小さい頃の遊び方がワイルドでした。お転婆だったのもあるけど。

結局誕生日パーティは、クラスの仲の良い友達2人だけを連れて、Stratford(シェークスピアの生誕地で有名)にあるバタフライファームに行くことにしました。

蝶々を始め様々な昆虫はもちろん、蛇やカエル、ワニまでいるちょっとした動物園なのです。哺乳類はゲストの人間だけでしょうが。


そしてプレゼントにはこちら!!

ん?虫取り網?

いや、いや、違います。その名もバタフライ成長観察キット

こちらの学校では学校で観察したりというのもあるのでは?と思いますが。そう、まさに卵から孵ったイモムシがサナギになって最後に蝶々になる、Metamorphosis(変態)を観察するキットなのです。

実は息子が2歳くらいの時にプレゼントで頂いたことがあるのですが、その時より断然興味を持つだろうと、誕生日くらいに羽化して蝶々を野に放てたらなぁと思い、先週オンラインで注文していたものが届きました。

そう、まさにこの全世界で愛される『はらぺこあおむし』を目の前で体験できる!

今のところまでちょっとご紹介しようと思います。(え、やめてーって?)


卵から孵って何日かは不明

デリバリーが届いた日。プラスチックの瓶に茶色いゼリーみたいなものと一緒に入ってきました。
イモムシのサイズは長さ1センチ程度、太さは2-3ミリ。注意書きに48時間はあまり動きがないが心配しないようにと書いてあり、その通り、1日目は「おーいい、生きてんのかーい」と動きが見られず。
いえいえ、次の日には立派にイゴイゴ動き、すでに一回り太くなっていました。

ちなみに『はらぺこあおむし』では、月曜日にりんご、火曜日になし、とフルーツを食べていき、土曜日に暴飲暴食をし、お腹を壊す、というお話(それだけじゃない)なのですが、そんな世話は不要!とこの謎のゼリーを毎日飽きもせず食べ、同じ色のう〇こをし、同じ瓶の中でどんどん成長していき。。。

成長中

くらいにはもう2.5倍くらいの大きさに。ここまで来ると結構グロイもので、身体をジャバラのようにくねくねさせて動く彼らを、キッチン・ダイニングに置いておくのはどうかなと思いましたが、子供が見たがるので結局そのままに。

この茶色い点々はう〇こです。で、上の蓋についている多少大きめの黒い塊、これ、イモムシの身体の一部なのです。何でも幼虫(イモムシ)の間でも着々と完全変態の準備をしており、身体の一部を切り取るのは、大きくなるために小さい殻を脱ぐ、ようなものだそう。

でもそんな天井にくっつけなくても~と思いますよね。何だか切り首置いているみたいで。。。

おしりからだらーん

さらに成長を続け、今やサイズは長さ3センチ以上、太さも7ミリ程度。すさまじい勢いで成長し、今や瓶は手狭。たまに進路に割り込んできた同居イモムシとケンカしたりしています。この頃になるとのぼせたようにみんな天井に魅せられ、天井をもそもそ歩き回ったり、ちょっと停止したりして。

これ、サナギになる絶好の場所取りをしているんです。しかも蜘蛛の巣みたいに糸を出して身体から放射線状に器用に糸を張り巡らせます。これはサナギがぽろっと取れてしまわないようにとの対策でしょうか。

ある夕方、こんな風にみんなほぼ一斉におしりからだらーんと垂れ下がり、顔をちょっと丸める感じでフリーズ。これまたギョ!!!っと一瞬ドン引きしましたが、

もうこの辺になると、変化を見るのが面白くて面白くて! (この感じ、伝わらないですよねー、ええ、わかってます)

グロテスク~

の朝起きると、もう外側が鎧みたいになってました!前夜までのイモムシからは考えられないほどの変化ぶり!

さらにまた身体の一部を切り取ってました。潔いっ!

ということで現在サナギということで全く動きのないまま数日が経過し、子供達も存在を忘れてしまっているのでは?と思うほどです。

が、最大の難関は、この後、みんなが完全にサナギ化して3日後に、無の境地に達しているこのサナギさんたちを右のサナギステーション(下)に移動させないといけないところにあるのです!

さなぎは英語でChrysalis

前回子供も小さくて手がかかり、イモムシさんをそんなに注意してみていなかったので、気が付けばサナギになっていたんです。で、説明書きには、

「蓋を慎重に取ってひっくり返し、スタンドに立てる。サナギを落とさないように注意。」的なことが書かれていたので、蓋を取って、、、

って、その瞬間、

サナギが突然、全身ブルンブルン動いたのです!!!

もう、恐怖でしかなかった。

人は本当に恐怖を覚えたとき、きゃーとか言わないんです。「ひーーーーっ」です。

恐怖すぎてサナギごと、蓋を放り出してしまうところでしたが何とかこらえ、スタンドに乗せました。

本能ですね、サナギも眠って蝶々になる準備をしていながらも、やはり生命の危険にさらされると思って必死の抵抗。

あと2日待ってスタンドに移動させないと。。。

今回はもっと慎重に、サナギにストレスを与えないよう細心の注意を払って臨もうと思います。

小学校の自由研究みたいな、全くためにならない情報にいちブログ使ってしまいましたが、

動物好き、昆虫好きのお子様へのプレゼントにいかがでしょうか。


ちなみに、私の一番苦手とする昆虫は、これです。

Mantisという、が、イギリスにはいない

鎌を付けたキリギリス、カマキリです。

ある時、草っぱらに停めていた車に乗り込み帰宅中、そっと忍び込んでいたカマキリが突然、車のハンドルの上に躍り出てきたのです!!!

勿論、リングの上のボクサーかのように戦闘態勢でカマを振りかざしているではありませんか!!

国道を時速50km程度で走っていた車内で、カマキリ。信号もこんな時に限って青、青、青。

窓を開けるも余計に予想できない動きをするし、一向に出ていく気配もなく。。

たぶんあずきは髪を振り乱し、必死の形相だったことでしょう。

ようやく信号で止まって窓の方にティッシュの箱でツンツン追いやろうとするも、

動かない!!

最終的にどうやって追い出したのか記憶にないですが、相当の激しい闘いだったことでしょう。

あの時の恐怖は今でも鮮明に覚えています。(15年くらい前のことですが 笑)

息子の誕生日パーティ、バタフライファームでは、どうか昆虫が降ってきたり、突然肩に乗ってきたりしませんように!!!祈

たぶん「ひーーーーーっ」「ひょえーーーー」と静かにパニくっているかもしれません。


あずきの次の記事は、日本で書くことになるかと思います。

何書こうかな~。

また読んでくださいね。

それでは。暑い日でも温度差が大きいと体調を壊しやすいので、お気をつけくださいね。

いつもお読みいただいてありがとうございます。ブログ・ランキングに参加していますので、下のひつじちゃんをクリックして応援よろしくお願いします

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ にほんブログ村

下の猿ちゃんもクリックして応援よろしくお願いします
人気ブログランキング

アクセスランキング にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

Instagram / Facebook / Twitter にも遊びに来てくださいね。

About the Author: あずき

経理ママときどき教師 在英12年、イングランド中部で子育て真っ最中。Logicalな仕事から完全にillogicalな子供達の元に帰り、毎日ハゲそうです。

Share This Story, Choose Your Platform!

Leave A Comment