700年続く「セレモニー・オブ・ザ・キーズ」

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こんにちは、ミルミルです。

前回はタワー・ブリッジの上眺めのお話をさせていただきましたが、あの日ロンドンへ行った一番の目的は「 Ceremony of the Keys」を見学することでした。

Ceremony of the Keys

とは、皆さんもよくご存知のロンドン塔で、毎晩、正門が夜間施錠されるときに行われる儀式のことです。700年間、ほぼ毎晩行われているそうです。

見学には予約が必要で、原則、毎月最初の営業日の16:00( 金曜日の場合は翌週の月曜日 )に、翌月分のチケットが販売されます。 販売開始後わりとすぐに完売となってしまうので早めの購入をおすすめします。 

  • 集合場所 ロンドン塔の正面玄関 西門
  • 集合時間 21:30

当日西門で待っていると、ヨーマン・ウォーダーズ( ロンドン塔の看守 )の方が現れ、名前確認。確認が終わった見学者から順に門の中へ。

ヨーマン・ウォーダーズ Wikipediaより

ちなみに、ビーフィーターとも呼ばれるヨーマン・ウォーダーズになるためには、少なくとも22年の軍歴や善行章を受けていることなど、いくつもの条件があるそうです。

全員の名前の確認後、ヨーマン・ウォーダーズの方の案内で、日中の一般の入り口とは違った、かつて王や女王たちの通用門であった小さな入り口から中へ入りました。

中に入ると儀式の流れなどの説明があり、式が始まるのを待ちます。

儀式そのものは、写真、ビデオ撮影ともに禁止ですが、儀式終了後は自由に写真を撮ることができました。

↓ この辺りで儀式が行われます。

儀式のハイライト

護衛隊とヨーマン・ウォーダーズ首席が鍵をかけてこちらまで戻ってくると、次のようなやりとりが行われます。

歩哨: 「止まれ! 誰が来た?」

看守長: 「鍵だ」

歩哨:「誰の鍵だ?」

看守長:「チャールズ国王の鍵」

歩哨:「チャールズ王の鍵を渡せ。すべて順調だ」。

ー Wikipedia より ー

これだけでは何のことだかさっぱりだと思いますが、Ceremony of the Key ←こちらで、もう少しイメージが湧くと思います。

儀式そのものも興味深かったのですが、夜のロンドン塔はとても幻想的で、中世にタイムスリップしたようでした。

儀式が終わった後は解散となり、各自来た道を戻りましたが、時間のある人はヨーマン・ウォーダーズの方と一緒に戻り、ロンドン塔にまつわる興味深いお話を聞くことができました(20分ほど)。

ライトアップされたタワーブリッジ

日中のロンドン塔とはまた違った魅力を味わえる「 セレモニー・オブ・ザ・キーズ 」  、おすすめです!

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About the Author: ミルミル

東京都出身、在英18年。イラン人の夫と子供2人の4人家族。最近ハムちゃん2匹が家族に加わりました。

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