世界同時株安、コロナショックでどうなる?

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まずはこのフレーズ

世界的に緊張感が高まり、「コロナといえばビール!」だった頃が遠い昔に思えます。by チコちゃん(2020年2月29日ふわりいぎりすブログにて)

本当本当、コロナといえば喉が施せるって、こころ落ち着いたのに、今のコロナは友好的ではない。しかもウィルスとしてもコロナは前から存在していたのに、新型コロナで世界は大パニックです。インフルエンザで毎年世界で何万人も死んでいる。米疾病対策センター(CDC)は、2017/18年のシーズンには4500万人が感染し6万1,000人が死亡、そして、2019/20年のインフルエンザシーズン中、2月8日現在では、感染者数は2600万人となり、25万人が入院し、死亡者数は1万4,000人に上る(CDC発行の「Weekly U.S. Influenza Surveillance Report」より)。インフルエンザ関連で世界では毎年65万人がなくなるそうです。(WHOより)。

どんな人が新型コロナウィルスで亡くなってるの?

WHOによると、2020年2月28日でコロナウィルスによる死者は2858人。中国以外だと70人。WHOがどこまで正確に情報を仕入れているかは不明だが、この情報を信じる人が多いことだけが事実。

WHO official Youtube

亡くなるのは高齢者が高い確率。高齢者のご家族がいる方は特に気をつけなければいけない。心臓病や糖尿病、そしてお年寄りがなくなる可能性が高いと言われています。帰省をキャンセルして両親、祖父母に会わないで感染を防ごうとする人も増えています。

NHKがまとめた疾病予防センターの最新のデータ

世界同時株安、過去と比べると?巨大企業が吹っ飛んだレベル

コロナウィルス感染拡大防止対策で人の移動に制限がかかっている中、先週起きたのが、株式市場でのパニック売り。フラッシュクラッシュ(突発的なシステム絡みによる株式、債券、為替、商品などの売買での急激な値動き)を各セッション(秒、分刻みや、1時間ごと)で繰り返し、一気にリーマンショック級(2008年)の株価下落となりました。株価下落と言っても、リーマンショック時の株価に戻ったわけではなく、今年2月12日に記録したダウ工業平均株価(アメリカ)の史上最高値29568ドルから先週の金曜日で24581ドルと16.8%の下落と、高かったものが下がっただけです。将来を夢見て今年100万円投資したら2週間で16万8千円失ったことになります。もう少しスケールを大きくすると、皆さんご存じのりんご社の時価総額は130兆円(2019年)と言われています。その17%にあたる22兆円がこの2週間で失われました。日本最大の自動車会社の総資産が50兆円、そして日本2番手の自動車会社、かつてのゴーン社の時価総額が20兆円弱といわれているので、この2週間でかつてのゴーン社同様の時価総額が吹っ飛んだことになります。

過去の歴史的経済打撃を比べてみると以下のようになります。以下は1週間でダウ工業平均株価が下落した値幅の利率を示しています。


リーマンショック級と言われる1週間で18%の下落には及びませんが、2週間で16.8%とは、それに匹敵する下落度です。ちなみにリーマンショック後はここから半年かけて下落を続け、最終的には47%(ほぼ半分)下落しました。100万円が半年で50万円になってしまうのです。りんご社の時価総額が、もし半分の65兆円まで減ったら、世界で会社が何社潰れるのでしょうか?想像しただけで怖くなります。

株安の原因は?

今回のコロナショックで人の行き来が制限されています。株価は物流の停止が最も懸念されています。それを織り込んだ株価の下落だと思われます。人は家に留まり外で出費をしなくなります。通販ショップも停止になったら大変です。そんなパニックが起こらないことを願います。

観光業にも大打撃です。世界での観光関連で働いている人口は3億人と言われています。就労者が30億人だそうで、10%が観光に携わる仕事をしているそうです。それを考えると、コロナウィルス感染拡大阻止による人の移動が封鎖されたら、世界中の10%のビジネスが影響を受けるということになります。それも踏まえると株価の下落17%はそれを織り込んだとも考えられます。

そのほかの原因に上がっているのが、過剰に行われていた自社株買いです。儲かっている企業は自分の会社の株を買って時価総額を上げていきます。これが近年過剰に行われていて、株価は上昇していました。異常ともいえる自社株買いで、過剰評価された株価が、何かきっかけを待っていたかのようです。それが今回のコロナです。

株価の急落に火がつくとどんな小さな悪いニュースでも市場参加者は反応します。アメリカ大統領選で民主党が台頭してきて、トランプが負けるのではないかという噂も流れ出しました。トルコとロシアがシリアで殺し合ってきな臭くなったり、イギリス合意なき離脱が可能性を高めてきたり。(そんな中、そのニュースを紛らわそうとイギリスの首相は奥さんのおめでたを報告したり。)市場参加者はあらゆる理由を探してこの世界同時株安にさらに売りを仕掛けてきます。

イギリスの住宅価格はどうなるの?

さて、イギリスに住むと必ず気になる住宅市場、こちらも近年の景気安泰、株価上昇に追随するように上昇しています。

そんな中、我々はどんなことができるかというと、もちろん健康第一、死なないことが大切ですが、投資の目線で考えると、今まで指を加えて住宅価格上昇を見ていた人たちは、下落を待って買うチャンスが来るかもしれません。上の英国平均住宅価格のチャートをみると2008年のリーマンショック後に住宅価格は下落に転じています。そしておよそ1年弱かけて下落が続きます。今回もこうなるのでしょうか?予想はむずかしいですが、一旦はコロナショックで住宅価格上昇は後退するのではないでしょうか?今年はブレクジット(2020年12月末)もあります。イギリスは今年、そしておそらく来年も景気低迷が続くと思います。家の購入を考えている人はこの機会に準備されてはいかがでしょうか?

今回はこれくらいにして今後のコロナショックマーケットを重視していきたいと思います。

最後に。投資は自己責任なのでよろしくお願いします。この記事を読んで投資されて損失しても、責任は一切負いませんのでご了承ください。本日もふわりいぎりすを読んでいただきありがとうございます。引き続き応援よろしくお願いします。

と書き終わった頃には、なんと!

2020年3月2日のダウ工業平均株価が1日で1,293ドル高(終値26,703ドル上昇幅5.09%)、史上最高の1日での上げ幅となって終了している。どんだけ!!?中央銀行のバズーカ砲炸裂か?!これだけ急落すれば少しは戻しますね。しかし、ここは一旦様子見です。

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About the Author: ジゴロッキー

2001年よりロンドンで活動。夢は悟ること。国籍日本。解決方法:時間。

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