今週のコロナウィルス情勢ー世界の人口の半分が外出自粛

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2020年、コロナウィルスで世界はパニック、そしてイギリスの自宅待機要請が出てから2週間が過ぎました。街はスラム化、浮浪者が彷徨い、物騒になっています。ヨーロッパはどこにも行けないイースターホリデーへと突入、人々は天気も良い春を家の中から外を眺めて過ごすイースターとなるでしょう。

さて今週も1週間の世界のニュースをまとめてみました。ぜひご覧ください。

ブラジル大統領ロックダウンを拒否「どうせ誰もがいつかは死ぬ」

感染拡大が南アメリカでも進む中、ブラジル大統領から出た言葉。「どうせ誰もがいつかは死ぬ」アメリカの大統領とキャラクターに似ていると言われる大統領が、過激な言葉で人の目を引きつけます。もし自分の国のリーダーが「人間はいつかは死ぬのだから、国民に迫る危機は受け入れるべきだ」と言われたら、ちょっと驚きますね。「戦争で攻め込まれてきているけど、どうせ死ぬんだから、何もしない」といっているのと同じようで、リーダーとしては信用できませんね。

実はイギリスでも、コロナウィルス感染拡大がはじまった当初は、言い方はちょっと違いますが、「ウィルスと共に生きよう!免疫をつけよう!」とうたっていて、裏を返せば、対策は練らずにこのままみんなでウィルスと戦おう!です。その結果、イギリスは死亡率が10%にまでなってしまいました(4月5日 感染者42,000人、死亡者 4300人)。そしてイギリスでは3月23日から自宅待機要請(ロックダウン)が始りました。ブラジルでは感染者10,000人で死者が400人と致死率4%と少ない方です。しかし、今後の感染蔓延はロックダウンをしないと、拡大が懸念されます。

メキシコのコロナビール工場生産停止

最初は冗談かと思いましたが、コロナウィルスの影響で、人々は本当にコロナビールを買わないのです。私はその様子を見て、コロナビールを応援してあげようと、2箱買ってきました。このブログでも2週間前のブログでコロナビールを応援させていただきました。そのコロナビールのメキシコ工場で一時生産を停止するとアナウンスがありました。これは今回の騒動で売り上げが下がっているのも関連するでしょうが、基本的には工場の従業員で新型コロナウィルス感染者が出たということでの工場停止だそうです。しかし、ビールの生産過程でできるアルコールを使った殺菌ジェル30万本を寄付など、コロナビールを作る会社は社会にも貢献しています。ぜひ応援したいです。

バブルボールで買い物

ウィルス感染を恐れて、買い物に来たお客さんが人間が入れるぐらいのバブルボールに入って、夕食の買い物に来ていたとイギリスで報道されました。店員との擦ったもんだの末、買い物客は退店したそうです。こちらがそのライブドアニュースの記事です。https://news.livedoor.com/lite/article_detail/18033475/

ちょっと寂しいイースター

今年もイースターホリデーがやってきました!って、通常ですと今週から2週間学校がお休みになって、家族旅行が大好きなイギリス人たちは旅行に出かけるシーズンです。ところがこのようなロックダウンが人気観光地スペインやイタリアで起きている状況では、家族旅行で行こうとするイギリスはほぼいないでしょう。格安航空会社も全便欠航などで行ける手段も限られています。最近飛行機が上空に見当たらないのはこのせいですね。今年のイースターホリデー何やるの?の質問に対しては、皆さん、「家でゆっくり」ですかね。

イギリスで死者1日で563人、200人台からいきなりジャンプ

先週半ばに死亡者の数が前日比いきなり倍以上に増えました。理由としては死亡者の検査が始まったためだそうです。おそらく今までは、家で亡くなった方や、肺炎で亡くなった方の検査はしていなかったのでしょう。正確な数字を出すことで必要であると思います。これから検査を受ける人数が各国で増えてきます。そして感染者の数がここから急激に上がっていくと思います。最終的には回復した人と亡くなった方の比率が重要になると思うので、多くの人が恐れずに検査を受けて、回復に向かって欲しいです。

4月2日に感染者100万人、死者5万人

全世界の新型コロナウィルス感染者が今シーズンで100万人を超えました。死者が5万人を超えました。毎年インフルエンザで亡くなる人は世界で50万人とも言われます。それに比べると今のところはロックダウンなどで何とか抑えているようにも思えます。日本では2019年のインフルエンザで3000人以上が亡くなってピーク時には1日50人ぐらい亡くなっていたそうです。

外出制限、世界の人口の半分

アジアでも軒並み外出制限が強いられ、世界の90以上の国と地域で、自宅待機命令、夜間外出禁止、隔離といった外出制限が課されています。その人口の数は40億人近い、世界人口(78億人)の半分以上にのぼります。

フランスの1日の死者1,355人

フランスでは4月2日、新型コロナウィルスで1日で亡くなった人数が1355人になりました。千人台は見たことなかったので驚きました。イタリア、スペインと陸続きのフランスへの影響が心配されます。4月5日では死者数トータルが7,500人と、イタリア、スペイン、アメリカに次ぐ4位となっています。

コロナ離婚

新型コロナウィルスにかかった人は生死をさまよって辛い思いをした人もいますが、各国のロックダウン、ビジネスの停止で、経済的大打撃を受けて、経済的、精神的に苦しんでいる人がたくさんいます。そこで自宅隔離など起きると、家庭内暴力なども起きてきます。そして夫婦間の仲が悪くなり、離婚に至る場合もあります。コロナウィルスがきっかけで離婚ともいえるでしょう。極度の精神的ダメージを受ける人は感染者以上にいると思われます。

失業者1000万人ーアメリカ

アメリカの2週間での失業保険申請者数が1000万人となりました。全土で雇用者数が1億5000万人なので15人に1人が職を失っていることになります。すごい数です。

獣医を病院で指導

イギリスで病院のスタッフがコロナウィルス患者の応急処置で連日努力されています。そのスタッフの皆さんだけでは人が足らないぐらい感染者の数は急激に伸びています。そこで、人手不足解消のためにNHS(国民健康保険サービス)は、国内の獣医を集め、人間に対処できるように指導して、サポートできるような体制を作って、病院の人手不足を補っているそうです。

イギリス女王からの生の声

2020年4月5日、イギリスのエリザベス女王から、今回の新型コロナウィルスで苦しむ人々、そして、その介護に従事する人々、そして、国民たちへの激励のお言葉がBBCで放送されました。女王は今までに4度、ダイアナ妃追悼を含む、このようなメッセージを国民にテレビを通して送ってきました。93歳になる女王の生の声は、感動させられるものがありました。「国民全員が戦い成功する」と、特に病院で働く人たちを励ます言葉が印象的でした。経済の面でもこれから戦っていかなければいけない人たちが続々出てきます。イギリスが、そして世界が直面する今後の世界はチャレンジになるものと予想されます。

イギリス首相ボリスジョンソンがICUへ

コロナウィルス感染者で隔離状態が続いていたイギリスのボリスジョンソン首相がいよいよ本日4月6日にインテンシブケアユニット(ICU)に運ばれました。ここから3ー4日が山場でしょうか。新首相としてリーダー格を発揮、コロナウィルス、ブレクジットと国が抱える問題を解決できそうな人は今は彼以外には見当たりません。頑張って回復して欲しいと願っています。

イギリスロックダウンが2週間が経過しましたが、感染者の数の増える速さは劣るところを見せません。天気が春らしくなって気温も20度近くと外に出る気持ちはわかりますが、まずは自分のこと、そして家族のことを思い外出は控えた方が良さそうです。そして何よりも、感染者を世話するスタッフのことを考えると、迷惑はかけたくないですね。皆さんもここは頑張ってルールを守って、政府の指示に従っていきましょう。

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About the Author: ジゴロッキー

2001年よりロンドンで活動。夢は悟ること。国籍日本。解決方法:時間。

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