7月4日イギリスコロナ独立記念日(ロックダウン解除)

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いよいよ103日間(2020年3月23日~7月3日、きりのいいとこで、100日ロックダウンとでも呼びましょうか。)の新型コロナウィルスの感染予防として取られた対策のロックダウン(都市封鎖)期間が7月4日に解除されました。人が集まるイベント等はまだ制限があるものの、レストラン、パブ、美容室、ホテルなど、人が密集する場所でも、ソーシャルディスタンス(人との間隔)の1m保てば、営業が可能となりました。

今まではソーシャルディスタンスが2mだったので、それほど大きくない室内での営業活動はほぼ不可能でした。それが1mに縮められ、さらに+(プラス)がついて、電車の中でマスクを着用、手を洗える環境設備、お客様同士の壁(仕切り)を設置、時間制限設定、屋外の営業といったルールを加えることによって、より柔軟にビジネス活動が行えるようになりました。

まさしく、これがニューノーマルの到来です。(日本語でなんというのでしょう?普通、でも普通じゃない。新普通?)

まずは1mがどのくらいかおさらいしてみましょう。1mとはスーパーのカートの前後の距離、電車では1つ席を空けた距離になります。

1mでも、相手と向き合って話すことは避けたほうがいいといわれています。横に並んで遠くを見つめながら話しましょう。もちろん後ろ向きで話してもオッケーです。笑

しかし、基本は2mが望ましいとされているので、できれば2mを保ちましょう。マスクをすると1mが、マスクをしない2mの環境と同等であるとイギリスは判断しているので、相手と近づきたいのであれば、マスクをして1mで話すことが望まれているようです。

室内でほかの二家族で会うことが可能になります。ただし、2mの距離を保つ、もしくは、マスクをして1mの距離を保つ必要があります。ソファに座るときはお互いはじに座りましょう。

屋外であれば6人まで、それぞれ異なる家族に会うことができます。2家族であれば人数制限はありません。1mの距離は保たなければいけません。

さあ、このルールを守って、ロックダウンが解除されたロンドンの様子を見てみましょう!

おーーーーい!なんだこの人だかりは!酔っ払いが路上にコンサート会場並みに集まって酒をのんでるではないか!ぜんぜん、ソーシャルディスタンスまもれてない!向かい合って話さないよう言われているのに、50cmの距離で向かい合ってる。マスクなんかしている人いないじゃん!この写真見てください。

https://www.dailymail.co.uk/news/article-8490751/Super-Saturday-descends-chaos-revellers-seen-ignoring-social-distancing-rules.html

これでは、まじめにルールを守っている人たちに申し訳ない。100日間引きこもってきた民衆が、うっ憤をはらすかのように、街中にどどっと押し寄せてきたようです。気持ちはわからなくもないが、もうすこし、ニューノーマルのマナーを守ってほしい。

話はいきなりアメリカに飛びますが、アメリカではコロナパーティーで感染した人は賞金がでるらしいですよ。これがニューノーマルなの?コロナに敢えて感染して体験することなの? 症状の軽度が違うことで、年代で意見がわかれているのか?コロナパーティーの記事です。↓↓↓

https://www.cnn.co.jp/usa/35156241.html

いったん、イギリスに話を戻しましょう。先ほどはパブの前の路上で群衆となってたわむれる酔っ払いたちの様子を確認しましたが、100日ロックダウン解除で、そのほかの様子はどうだったのかを見てみたいと思います。

7月3日が終わる深夜12時を過ぎて7月4日に日付が変わると同時に、美容室をオープンするとこもあったそうです。従業員は夜中働いて、疲労がたまっていることでしょう。パブも7月4日の朝6時オープンというところもあったそうです。そこまでして、パブで朝から酒が飲みたいかは疑問ですが。家の朝食でビールを開ければ同じことかと。朝から行った人は友達たちと朝6時にテーブルを予約したのかもしれませんね。

こういった例もあります。100日ロックダウン解除ですべてのお店が再開したと思ったのですが、そうでもないようです。サッカースタジアムの近くのパブでは、サッカーの試合がある日は、パブの大画面でサッカーを見ながらビールを飲むという、人が密集する可能性がものすごく高いです。それを心配した経営者は、ロックダウン解除でも引き続き店は閉めたままだです。やはり、コロナがワクチン等で完全に対策ができるまでは安心して店を開けないそうです。

都市別でみてみると、先週月曜日、イングランド中部の人口30万人弱のレスター市では、コロナウィルス感染者増加のため、ロックダウン緩和を停止、そして再びロックダウンとなりました。7月4日のイングランド100日ロックダウン解除の日でも、レスター市ではパブ、レストラン等は閉まっていたそうです。

ロンドンも同じ道をたどるのでしょうか?7月4日の人の集まり方を見ていると、すぐにでも感染が広がるように思えます。しかし、人は自宅待機で苦しむより、コロナで苦しむ方を選んだようです。

しつこいようですが、これがニューノーマル。ある程度のソーシャルディスタンスルールを守って(酔っぱらうと守れていませんが)、個人が衛生の面で気を付けて、自分で守っていかないと、もう、政府が何を言おうと、民衆はルールは守らないので、コロナ対策は成し遂げられないのかと思いました。

朗報なのか、それとも皮肉となるのか、先週の土曜日に記録した、1日のコロナウィルス感染による死亡者数がロックダウン開始後、もっとも低い数字となる67人になったそうです。これがここから増えないことを願います。

以下、一週間の気になるニュースのリンクを貼りましたので、ご興味のある方はご覧ください。

新型コロナウィルス治療薬レムデシビル1人25万円

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020063000194&g=int

在宅勤務で日中の不在が改善「第二次ネコノミクス」が到来か

https://news.livedoor.com/article/detail/18506626/?__from=ln_am

スペイン北東部、コロナ感染者急増でロックダウン再導入 20万人が対象

https://www.cnn.co.jp/world/35156290.html

日本からイングランド到着後、隔離不要に 英政府、対象国・地域のリスト発表

https://www.bbc.com/japanese/53288445

イングランドに到着後、14日間の自主隔離が不要渡航先リスト(英語)

https://www.gov.uk/guidance/coronavirus-covid-19-travel-corridors#travel-corridors-countries-and-territories-exemption-list

英イングランドでパブ解禁 ロックダウン後初で街はにぎわい

https://www.bbc.com/japanese/53295810


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About the Author: ジゴロッキー

2001年よりロンドンで活動。夢は悟ること。国籍日本。解決方法:時間。

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