ロンドン街歩き- ノールパーク(ロックダウン緩和 3ヶ月ぶりのお出かけ)

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イギリスロックダウン緩和2週目(ロックダウン14週目)

先週から小売店が再開したイングランドですが、街の様子は、初めはソーシャルディスタンスを守る人が多く見受けられました。しかし、だんだんとその様子も変わり、街中の混雑する歩道では、最近はもう気にしないぐらい近い距離で歩く人が増えたようです。ロンドン市内で起きている黒人差別に対するデモ隊を見ていると、マスクをする人は多く見られるようですが、お互いの距離は2メートル以内に近づいていて、コロナウィルスを気にする様子はありません。

我が家でも、ロックダウン緩和が始まったのだから、ちょっと外に出てみたいなと思い、まずはスーパーに行ってみました。3ヶ月ぶりのスーパーです。週末の昼過ぎで、混むかと思いましたが、10分程度の入場待ちで、済みました。入り口付近で2メートルの距離を保って並びました。店内に入ると人数が制限されているので、お客さんは少ないですが、品物はロックダウン以前のように普通に並んでいます。今までは、オンラインでデリバリーで頼んでいましたが、やはり、商品を目の前にして、自分で手にとって選んで買うというのは、新鮮な商品を選べるし、ディスカウントされてるものなどが選べていいですね。うちにもちょっとだけ、「普通」が戻ってきました。

ロックダウン緩和をじゃあ、他に何か楽しめないかと思っていたら、天気もいいし、ナショナルトラストに散歩がてら行こうということになりました。 

今回の記事では、久しぶりにお出かけの様子を写真多めで紹介したいと思います。後半にはコロナ関連の1週間の気になるニュースを紹介しているのでぜひご覧ください。

ナショナルトラスト ノールパーク

ナショナルトラストとは、国民環境基金活動により寄付金、会費を集めてイギリスの歴史的建築物や自然などを保護されている場所であり、イギリスには500以上のナショナルトラストがあるそうです。

ロックダウン中のナショナルトラストは制限がかかっていて、一部オープンとなり、入場はインターネットによる事前予約制だそうです。金曜日にオンライン予約が開始するそうですが、5分で完売だそうです。 

さあ、うちも木曜日から金曜日の日付が変わるときにパソコンの前に構えて、ナショナルトラストのチケットを購入!なんてことはしません。なぜなら、チケットがなくても入れるナショナルトラストもあるからです。歴史的建造物はいまだに閉まっているところが多く、その周りのガーデンだけオープンというケースがあり、その場合だと、周辺に車をとめて、敷地内に入れるようなオープンスペースの公園などもあるからです。

今回、ターゲットとして出かけナショナルトラストはKnole Park(ノールパーク)です。ディアパーク(鹿のパーク)とも呼ばれて、イギリス南部、ケント州のSevenoaksにある4km²ほどある広大な土地に、鹿が放牧されていています。ゴルフ場とも繋がっていて、鹿を見ながら、ゴルフ場をまたぎ、2時間たっぷり歩ける散歩コースがあります。以下、ノールパークのリンクを貼っておきます。

https://www.nationaltrust.org.uk/knole

ロックダウン攻略法 ノールパーク裏口入場

入場券を持っていない人たちは、周辺に何ヶ所か公園に入れる門があります。下の地図上の2ヶ所の青い部分が、その近辺に車をとめて入園が可能な場所となります。

裏門とでも言いましょうか。地図上の青丸のあたりからノールパークに無料で入場できます。道に迷ったら、この季節は大勢が散歩に出かけてるので、入り口の場所を聞いてみてもいいかもしれません。もちろん、正面玄関からも、街中に車をとめて、徒歩での入場(無料)は可能です。

ノールパーク写真集

それではいくつか写真を紹介していきたいと思います。

さっそく鹿がいました。ゴルフ場に参入です。この時はゴルフボールが飛んできて驚いた様子でした。
人間には読めますが、鹿には読めないので、ゴルフボールが右から飛んでくるのか、それとも左から飛んでくるのかなんてわかりません。
駐車場は人数制限がかかっているのでガラガラ。しかし、徒歩で入場する人は多く、園内は賑やかでした。
600年の歴史を持つパレスですが、王室関係者の子孫の人は、今でもここに住んでいるそうです。園内にも一軒家が立っていて、人が住んでいる様子が伺えました。
おそらく何百年も生きた後に死んで嵐で倒れたのでしょうね。園内には数々の枯れて倒れている大木があります。歴史を感じます。
ゴルフ場の芝刈りは鹿の仕事のようです。
エサを求めて人間にも近づいてきます。

家族久しぶりの外出で、楽しい2時間の散歩ができました。運動不足になりがちのこのロックダウン環境の中だったので、喜びが倍増したような気がしました。徐々にロックダウン緩和で、ニューノーマルの生活が始まろうとしています。

大人の3ヶ月と子供の3ヶ月は時間の感じ方が違い、新しいことを見たり経験することで、得る知識の量も違うと思います。特に子供の3ヶ月はとても重要です。こうして外出して、何かを見て自分で経験することはとても大切です。早くこう行ったアミューズメント施設も通常再開をして欲しいです。

ノールパークについては以上になります。

続いて、1週間のコロナ関連の気になったニュースをお伝えします。

世界のコロナ感染者900万人越え 世界

感染者の中心が欧米から中南米や南アジアに移り、8日間で100万人増え、感染ペースが増加。ブラジル、パキスタン、インドといった国が中心。アメリカでも経済活動を再開してから増加傾向にあり、1日あたりの新規感染者数が過去最多を更新する日も多い。某大手パソコン販売店は再び閉店を開始しているそうだ。ヨーロッパではドイツで再生産数「R」の値が2.0を超えてきている。(Rとは、ウイルス感染者1人が次に何人に感染させるかを示す「実効再生産数」を意味する。1.0以下で、ウィルス感染拡大が減少を示す指標。) ピークを超えた地域での第2波が問題となっている。

3ヶ月ぶりに再開のエッフェル塔 フランス

閉鎖されていたエッフェル塔が6月25日に再開する。階段のみで2階の展望台まで上がれるそうだ。エレベーターは7月まで使用できない。マスク着用も義務付けられるので、マスクをつけての階段登りは、呼吸にも影響してくるので、体力に自信がある人だけにおすすすめ。

首相機を英国旗色にしたい1.2億円投入の英国首相に批判 イギリス

コロナ禍で国民が困窮している最中に、イギリスの首相は首相機を国旗のユニオンジャック色に塗装しようと90万ポンド(約1億2000万円)を投入する計画を発表した。野党からは反発されている。現在、首相機は灰色だそうで、時期を考えて提案してほしいものだ。

英オックスフォード大学、植民地政治家セシル・ローズ像撤去へ イギリス

現在起きている黒人差別に対するデモ隊が、植民地時代の指導者の像をなぎ倒す映像などが見られたが、英国オックスフォード大学でも同様の動きが見られてた。植民地政治家セシローズ(1853年ー1902年)像の撤去を決定した。植民地時代に勢いのあったイギリス人の像が、世界中に、まだまだ存在すると思われるので、何体撤去されるのかが今後注目される。

熱中症の搬送者数が前年同期と比べ約3倍に マスクでリスク増大 日本

30度を超える猛暑がすでに訪れている日本で、徹底したマスク着用による熱中症リスクが高まっていると報じられた。昨年の6月中旬の、熱中症で搬送された数に比べて、今年は、その数が3倍に上ったそうだ。徹底したマスク着用でコロナ感染拡大防止策に貢献してきている国民だが、コロナ感染以外のリスクが高まっている。マスクをしていると、喉が乾いたことも気づかないそうなので、気をつけてほしい。特に子供などは気にせず、ずっとつけているので、注意が必要だ。

最後に

ワクチン開発競争が各国で争われているが、どの国が最初にワクチンを成功させるかが見ものとなっている。巨額のお金を出して、別の国から研究内容を買収するような動きもある。ワクチンを手に入れようと、各国の政府は、自国民を守るために必死だ。ロックダウン緩和でも、ワクチンが開発されない限りは、元に戻れない。すぐには外出して、人ごみに行こうとは思わない。まずはニューノーマルに慣れることだが、本当のノーマルに戻るには、まだまだ先が長そうだ。ロックダウン緩和開始2周目で思った。


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About the Author: ジゴロッキー

2001年よりロンドンで活動。夢は悟ること。国籍日本。解決方法:時間。

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