マラケシュ女子旅のコツ:パート1

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ご無沙汰しております。ちこちゃんです。
春頃に、フローズンショルダー対策の鍼やマッサージ体験をレポートした者でございます。その効果のほどをご報告しないとなぁ…と思いながら、短いイングランドの夏も終わってしまいました。

もし、万が一それを覚えていてくださった方がいらっしゃったら(いないって?)申し訳ありません。
今回はその続きではないのです。

マラケシュから海辺の街エッサウィラに行く国道沿いでは木に上るヤギの写真が撮れます
(有料w)

今年の夏は、特に夏休みを取る予定もなく、ひたすら仕事をして終わりそうだったのですが、とっても会いたい人(女性とそのむすめちゃん)がモロッコ、それもマラケシュに来るということで、じゃ私も行こ、と衝動的に決定。学校が始まる次女と仕事で忙しい夫を残し、ヒマな大学生の長女だけ連れて行ってきたときの話をしようと思います。ロンドンから飛行機で3時間半ほどです。

マラケシュがどんなに素敵なところかは、いろいろな方がブログで紹介していますし、ガイドブックもたくさん出ていると思うので、わざわざ私がここで書くこともないのですが、4泊の旅をして帰って来た今、「モロッコの旅を計画しているの」と言う友達がいたら、これだけは言ってあげたいと思うことがいくつかあるので、それをご紹介したいと思います。

服装

ガイドブックも出発前夜に思いついてダウンロードしたくらい、準備らしい準備もしなかったのですが、モロッコと言えばイスラムのお国、事前にドレスコードだけはネットでチェックしてスーツケースを詰めました。

「観光客とはいえ現地の文化を尊重し、肩や脚の出ない服装で。ショートパンツやタンクトップは避け、男性でさえ半ズボンはお勧めできない」

これ、です。特に夏に行く方、無視してください。わたしが行ったときは9月に入ってましたが、まだまだ盛夏でした。
現地で見た観光客の方(おおむね欧米から)、ほぼ皆さん、服装自由です。タンクトップにショーツ多数です。男性だって短パンです。だって本当に暑いんです。知らなかったのですが、モロッコは夏はオフシーズン でした。それくらい暑いのです。

もちろん、ムスリムのお祈りの場、モスクに入るとなれば別ですが、基本、観光客は中に入れないのであまり意味ないです。

サンローランが愛したマラケシュの楽園、マジョレル庭園の青(モスクではありません、あしからず)

それでも最初の数日は、「現地の文化を尊重」したいし、目立ってスリや物売りに狙われるのも嫌なので、長いワンピやロングスカートにショールという格好で汗かきかき歩いていました。でも何着てようが目立つんです。どう頑張っても現地人には見えません。いやむしろ短パン・タンクトップの方が観光客として風景に溶け込んでいたかも。
友人たちと合流してから後日(実はロンドンに戻る前日)雇った現地のガイドさんに聞いてみたら、「そんなもん好きな格好でええねん」て言われました。「わたしらは、あんたらのことを観光客(tourist)やなんて思てへん。あんたらはお客様(guest)や」ちゅうことらしいです。

夏にモロッコの観光地に行くときは、どうぞ涼しい装いで。

宿泊場所

さて、現地での宿はなんといっても、旧市街「メディナ」の中の伝統的な建物「リヤド」です。私たちが泊まったのはここ、カルメラ・プリンセス。プリンセスですよ。現地風でありながら、もう日本の女子が「かわいーー❤️」を連発しそうな(実際した)カラフルでとてもお洒落な内装です。一段ずつ色の違う大理石を使ったマルチカラーの階段が特にお気に入り。でも階段の写真ないです。なんで撮ってへんねーん!ですね、すいません。

泊ったリヤドのロビー。是非ウェブサイトから中を覗いてみてください。

ロビーには、マラケシュの楽しみ方、ガイドツアーの紹介、ホテルの施設(SPAでの痛くないマッサージに溶けた…)等が紹介してあるファイルが用意してあって、その最後のページにトリップアドバイザーのアイコンがどんと出てきて、その下にこんな文章が。

「問題があれば、なんでも言ってください。そのままにして、家に帰ってからレビューで文句いっても、だれのためにもなりません」

その通り!まあ、レビューサイトのおかげで、最近はひどいところに当たることもなくなりましたが、経営者にしてみたら、何かと恐ろしいシステムだと思います。でもこのリヤド、そういうことを考慮して、ここは日本?と思うくらい、かゆいところに手が届くお・も・て・な・しを心がけているよう。チェックアウトの時も、 空港からの送迎料や、 滞在中ルーフトップテラスでいただいた飲み物や食べ物のお勘定を帳消しにしてくれたり、連泊で宿泊費を安くしてくれたり。それでまたスタッフがイケメンぞろい!で強く強くオススメいたします。泊まったのはここだけなので他は知りませんが、レストランなんかの対応を見ても、基本マラケシュは全般的にサービスがよいと思われます。ついでに言うと、某ホテル予約サイトよりも、直接メール等で予約する方が割安でした。

夕方になると出てくる子供たち。無邪気でかわいい。

道案内にご用心

塀に囲まれた旧市街、メディナの中は迷路のようで、迷子になりやすいのですが、このスマホ時代、行きたいところには行けます。私たちは、ネットには繋がっていなかったのですが、maps.meという、オフラインでも道案内をしてくれるアプリが非常に便利でした。

ただ、上でも申しましたが、私たちは目立ちます。マラケシュのメディナは、観光で成り立っているところなので、観光客を狙ってあの手この手でお金をせびる輩が少なからず存在します。出発前に友達から「気を付けるのよ」と釘を刺されていたにも関わらず、まんまと引っかかってしまいました、わたくしと娘。

朝の遅いメディナ。これは9時過ぎですが、ここが昼頃には人でいっぱいに。

初日、荷物をおいてリヤドを出たらすぐ、どこからかイケメンが現れ、「広場に行くの?こっちだよ」的に道を指差してくれます。「でも、今日だけ皮なめし工場に入れるよ。いい写真が撮れるし、明日なら閉まっちゃうよ。あ、あっちに友達がいるから案内するって。彼について行くといいよ。お金取ったりしないから」。好奇心が警戒心に勝ってしまった瞬間です。

皮なめし場?染色場?に着いた頃には、ここは押し売りの店に連れていかれるな、って匂い(と、加工前の動物の皮の臭い)がプンプンしてくるのですが「鉄の意志で何も買わなければいいや」と思い、言われるがまま、のこのことついて行くわたしたち。案内人3人の連携プレーで(先に進むほどイケメン度は下がり、年齢は上がる)予想通り革製品のお店に案内されました。でもあらがえないほどの激しい売り込みもなく、何も買わず無事店を出て、ほっ。さあ、ここからは自分たちの足で歩くぞ、と思った瞬間、さっきの案内人no.3が待ち伏せしていました。先ほどのスマイルは何処へやら、怖いおっさんに豹変しています。「ここまで案内してやったっんや。お礼はしてもらわんと困る。わしらかて生活かかってるんじゃ」え。無料って言ったやん。でももうここは払うしかないのです。初日で小銭もなく、その時財布にあった最低額の紙幣を渡してスタコラ逃げました。

そしたら、さっきまで消えてた案内人no.2がどこからか再登場。

「ここからまた送って行くから僕にも払ってよ」

さすがにちこちゃん、キレたがな。「さっきあのおっさんに払ったわ!そもそもお金はいらんて言うたやんか!」と怒鳴りつけて、ドスドスとその場を離れました。隣にいた、いつもは私よりコワい娘もビビってた様子。その後はmaps.meを頼りに無事行きたいところに行けました。ほんと、このアプリおすすめ。

モロッコではたとえ爽やか笑顔のイケメンでもついって行っちゃダメなんです。できればガイドさんを「最終日」ではなく、「初日」に雇うのが賢明かもしれません(苦笑)。

ランダムな写真ですがモロッコは超好みの家具だらけ

ここまで読んで、マラケシュってそんなにイケメンが多いの?と気になった方、ひつじさんのクリックお願いします。明日その辺りも含めて続きをお話ししようと思っています。

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About the Author: ちこちゃん

南ロンドンに住んでもう20年が過ぎてしまいました。来た当初に経験した愕然としたこと、怒りに髪の毛が天を突いたことなどがすっかり標準化してしまった今日この頃。日本人としてのアイデンティティを失わないよう頑張っています。

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