コロナ入場お断り!帰ってきたあの人たちが

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感動的なオープニング

テニス世界4大大会の一つ、ウィンブルドン 大会が戻ってきた!

2020年の去年はコロナパンデミックでロックダウンが3月から始まり、4月時点で中止が決定になったウィンブルドンテニス。これだけ世界が注目するスポーツイベントが中止になるということで衝撃を受けた。そして、この頃から2020年東京オリンピックも中止が検討されるようになった。

そして、2021年6月、ようやく、イギリスでは昨年のクリスマス頃から始まったコロナワクチン接種が功を奏してコロナ死亡者の数を抑えることに成功。無事、ウィンブルドンテニス大会が開催されることになった。

コロナ入場お断り!

会場への入場はコロナ感染防止のためのいろいろな規制がかかっている。入場者はワクチンを2回受けた人か、事前検査でコロナ陰性の検査結果証明書所持者のみに来場を許可している。

マスクは会場内を歩くときは必要となるが、テニスを観る観客席では必要なし。声も出して大丈夫と、日本なら規制されることがイギリスでは自由が増えている。

センターコートの観客席21,000に対して15,000人の観客を入れている。

コロナと戦った人を称える

ウィンブルドン主催者が、キーワーカーと呼ばれる医療従事者で、コロナ患者の命を守るために病院で患者の手当てをした人、ワクチン開発に携わった人、ボランティア活動で活躍した人などを、感謝の気持ちを込めて毎日100名をセンターコートとナンバーワンコートに招待している。

キーワーカーの人々は、ワクチンのなかった頃はコロナウィルス感染の恐れがありながらも、やらなければコロナでみんな苦しんでしまうと、終始コロナと戦った。そして、1年半経って努力が実って、やっとトンネルの出口が見えてきたところで頂いたテニス観戦のチケットはどんなに嬉しいことだろうか。

観客席にいたキーワーカーとして紹介があった中にはアストラゼネカワクチン開発に貢献したサラ・ギルバート氏が目に涙を浮かべながら観客の拍手に応えていた

そのほか、99歳の英退役大尉が自宅の庭を徒歩で100往復して、その際チャリティー活動で約48億円を集めた故キャプテントムの娘さんが、100歳の誕生日前にコロナで亡くなったお父さんを胸に思い、ウィンブルドンセンターコートの観客席にいた。

(上の動画をご覧ください)

雨の中の試合

昨日の初日は、不安定な天気で通り雨が連続で起きるロンドン特有の天候だった。以前は、雨が降り出すたびに、芝のコートを濡らさないようシートをかける様子がウィンブルドンの定番だったが、お金をつぎ込んでセンターコートと、ナンバーワンコートに屋根をつけたお陰で、雨が降っても途中中断することなくトーナメントのスケジュールがスムーズにいくようになった。

大会初日センターコート注目の試合!

昨日のサプライズは34歳世界ランク1位のジョコビッチが、イギリスの19歳、世界ランキング253位のジャック・ドラッパーになんと1セット目を取られるという波乱の幕開けだった。地元イギリス人にとってはまさかと思い興奮したが、やはりその後は世界王者ジョコビッチが落ち着いて3セット連続勝利で1回戦を通過した。

若手イギリス人の活躍で、会場に来たイギリス人にとっては最高のエンターテイメントとなった。

テニス?それともサッカー?

現在、ヨーロッパでは、サッカーのユーロ2020の決勝トーナメントが繰り広げられていて、本日はベスト8を決めるイングランド対ドイツ戦

以前、2018年のサッカーワールドカップのイングランド戦の日に、私が実際にウィンブルドンまで足を運んで会場内の様子を記事にしたが、その日はテニスを観に来る客が少なく、夕方5時過ぎに会場に着くと、通常であれば1−2時間は並ばないといけないところ、全く並ばずにそのまま会場入りすることができた。

2018年の様子を書いた記事がこちら⬇︎

世界最高峰テニス、ウィンブルドンを楽しむ方法

本日も、前回のワールドカップ同様、イングランド戦の日はみんなサッカーに釘付けで、ウィンブルドン へ足を運ぶ人は少ないと思われる。

残念ながら今年は蜜を避けるために当日券を並んで購入とはいかないようだが、ネット販売で購入できるチャンスがあるかもしれない。下のオフィシャルサイトから試していただきたい。

https://www.wimbledon.com/en_GB/tickets/index.html

最後に

コロナパンデミックによるロックダウン(都市封鎖)が開始されてから463日目がすぎ、ワクチンのお陰でようやく明るい未来が見えてきた。サッカーやテニスの世界大会が行われ、コロナ終焉が近づき、ロックダウン後初といった感動的なイベントなり、人々は今まで以上にスポーツを楽しもうとしている

キーワーカーを会場に無料招待して感謝の意を表そうとするウィンブルドン大会関係者たちの気遣いに、イギリス人の優しさ、そしてみんなで一致団結してコロナに打ち勝とうとする気持ちががよく伝わってきて感動した。

余談ではあるが、この夏オリンピックが開催される日本。イギリスが今コロナ終焉に向かって、スポーツを通して国民が一つになろうとしているのを見習って、日本人にもスポーツがもたらす感動を分かち合いながら、コロナと戦って欲しい。

コロナロックダウンによるウィンブルドン大会中止から1年。失われた1年を取り戻すことはできないが、スポーツのその瞬間を喜び、今年を楽しむことはまだできる。

始まった2021年の大会を満喫したい。

おまけ

ウィンブルドン2020年は開催されなかったけど、2020年のロゴが入ったタオルは売っているので、これはある意味レアなのかと思いテニス好きの母親にプレゼントした。


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About the Author: ジゴロッキー

2001年よりロンドンで活動。夢は悟ること。国籍日本。解決方法:時間。

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