カップルセラピーコラボ企画 : センハラと言う名の夫婦喧嘩

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こんにちは。

寒い、湿い、暗い、なんとなく寂し、人恋しいイギリスの長~い冬の幕が今年も上がろうとしています。

昨日のあやどんのカップルセラピーの記事を読んで、今日はコラボレーション企画としてこのお話をしようと思います。

あやどんの記事を読むたびに我が家も絶対に必要だと思い続け年月だけが過ぎています。

カップルのセラピーだけに ”私だけ” と言う訳にもいかず、相手をセラピーに誘い出すまでに高い壁が聳えたっているのです。

そう夫婦の温度差…

日頃、細かい事には争いを避けようと目を瞑るようになってしまった夫婦。

くりのしんも「この物体は異世界から来た者で意志疎通に難がある」と自分に言い聞かせ、いちいち目くじらを立てず、右から左へ受け流す様にしています。

夫も夫できっと我慢してるなぁ…と感じる事が多くなってきました。

が、

毎年、この季節になるとトラウマが蘇ります。

恒例の夫婦喧嘩

原因はセントラルヒーティング。

まさに夫婦の温度差です。

イギリスの暖房、給湯システム

ご存知かとは思いますが少しおさらい。

イギリスではボイラーと呼ばれる熱源装置で温水を作り、それをパイプを通して各部屋に設置されたラディエータに運搬、ラディエータから発熱させ家全体をまるごと暖めるシステム。

喧嘩開始はこの↑ボイラーから。

争いを避けるためにニコちゃんを貼ってみました。

9月中旬、

日中の気温はいまだ20℃前後。

家の水道のお湯がやけに熱い。熱湯になっているではあ~りませんか?!

婦:「なんかお湯がめっちゃ熱いねんけど…」

夫:「あぁ、ボイラーの温度上げた。寒くて手が洗えない。」

婦:「熱すぎて火傷しそうやねんけど…」

夫:「Really? 僕にはちょうど良いけど… (不機嫌)」

ボイラーを確認すると設定温度が68℃に(怒)

今年こそ無駄な夫婦喧嘩はしたくない。

ここから黙って毎朝バレない様に設定温度を少しずつ下げる日々。

夫気づいておらず。ニコニコとご機嫌さんである。

9月下旬、

朝晩は少し涼しく感じられる様になったある日の夕方。家路に着きドアを開けると…

家がやけに熱い。我が家が亜熱帯と化してるではあ〜りませんか?!

今年もまたやってきたか…

にしてもまだ9月。年々時期が早まっている。

靴も脱がずに1番近いラジエーターへ猛ダッシュしそっと触れてみる。

アッツアツのほっかほかである。

婦:「家ん中がめっちゃ暑いねんけど…まさかもうラジエーターつけた?」←分かってて皮肉をたっぷり込めて聞いてみる。

夫:「Yes !! 朝から自宅勤務でずっと座っていると2階北側の仕事部屋では寒くて凍えそうなんだ。起きてすぐ付けた。」

ふと見ると、夫は半袖Tシャツ姿である。

婦:「えっ?朝からずっと付けてるの?ちょっと早ない?(金が湯水の如く飛んでいくし省エネもしようよ…)っていうかTシャツじゃなくてヒートテックとか、フリースとか着たらええやん」

夫:「沢山着るとゴワゴワして仕事が捗らないんだ。Tシャツで暖房付けたらちょうど良いんやー(不機嫌)」

夫:「君は1日中仕事で家にいないし、帰ってきてからも家事やなんだで座る間もなく動き回ってるからどれだけ寒いか僕の気持ちが分からない!

心の中のプチンという音と共に今まで我慢してきた感情が込み上げてきた。

にしてもトンチンカンな言い訳…

怒りで今にも振り上げそうな震える拳を抑えつけ

「あぁ、また始まった。この落とし所の無い言い争い。時間と気力の無駄使い。アホらしいー」

と日本語で言ってやった。

夫が去ったのを確認し、黙ってポチっとスイッチを切る。

夫気づいておらず。ニコニコとご機嫌さんである。

やっぱりカップルセラピーは必要だ。

エアハラならぬセンハラ

日本の母にこの話をすると、

母:「あぁー!お父さんと一緒や。それエアハラ言うねんで。イギリスやとセントラルヒーティングやからセンハラか!」

日本ではエアコンハラスメントと言う言葉が存在し略してエアハラと言うらしい。

具体的には

  • 極端に暑すぎたり寒すぎたりする温度に設定する行為
  • コスト削減などを理由に、猛暑日にエアコンの使用を禁止したり、冷房・暖房をつけさせなかったりする行為
  • 風向きを調整したり、寒さを訴えても無視したりする行為

との事。

くりのしん:「えっ?!ハラスメント?私?じゃ無いよね?」

母:「どっちもどっちや!夫婦もほどよく温度調整して上手い事やりやー。あんまりヒートアップしたらあかんでー!ガハハハー」

コテコテの関西のおばちゃん。ええ事言うやん。

我慢していた色んな気持ちが大渋滞。溢れ出して涙が止まらない。

出来るなら避けるべきか?大惨事になっても衝突するべきか?

大惨事覚悟で衝突してきた過去の自分と大惨事に疲れて避けるようになった今の自分。

きっと夫も同じ思いだろう。

共に歳を重ね、行き着く所は同じはずなのに交われないカップル。

永遠に答えの出ないテーマ。

みなさんはどう思いますか?

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About the Author: くりのしん

イギリス南東部在住。3児の母。我が家の発達凸凹ちゃんに宇宙へ連れていかれる日々。オタ活と空手で絶賛ストレス発散中。

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