AIに勝つためには。

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「リスキリング」とかいうポッと出のワードに脅かされた2022年が終わりました。

新たなスキルを身につけないと、気楽に生き残ることは難しいです」と政府(経済産業省あたり?)に脅されているのは:
・IT恐怖症 (オンラインバンク等で「パスワードが無効です」と表示されるだけでプチパニック、など)
・定年まで働いても、年金や貯金だけで暮らせる目処が立ちそうにないという恐怖を抱えている中高年以降
・っていうか、定年ある? 80歳代でも現役で労働しないと暮らしていけないのでは?と感じている中年

あたりの層かと思われ、もろ私自身も狙われているとヒシヒシ感じております。

特にIT系は、私の場合、多少勉強を頑張ったからと言って身につく物ではなく、元々の脳の構造なのではないかと絶望さえしている今日この頃です。 例えば、両目視力0.05の人に、裸眼で5M先の新聞の文字を読めと命令しても、矯正器具無しにどんなに頑張っても不可能なのと同じように、いくら頑張っても、私の脳はITシステムやらを理解できたり、使いこなせるようになる構造にはなっていない気がしてなりません(便利だとはわかりつつ、興味も持てないし)。

AIに頼る現在の自分

というわけで、IT視力0.005(自分調べ)なのにも関わらず、運命の悪戯でIT金融系企業で仕事をせねばならない私に、IT用メガネとなって助けてくれているのが、Chat GPTというAIを用いたプラットフォームです。

例えば、
・自分の勤務している会社の顧客サービス内容がイマイチわからない時、
「株式会社〇〇社のサービスで〇〇というものがあるが、それはどういう物ですか?」
・「何度も同じことを質問してくる顧客にはどうしたら良いですか?」
など、今更先輩に訊くのも恥ずかしいし、社内の仕様書は専門的すぎて私には理解できない時などに、Chat GPTに訊いてみると、AIのBotが結構良い感じで答えをくれます。

もちろん見当違いのことも多いので確認作業が必要ですが、私の場合は仕事上でつまずいた際、まずどこを検索したら良いかもわからないし、手当たり次第検索してみても、その膨大な検索結果から適切な回答を見つけることが非常に困難なため、AIがある程度の道筋を知らせてくれるので重宝しております。

最近では仕事以外でも、困ったことがあれば、とりあえずChatGPT(以下、チャット先生)に相談してしまっている自分がいます。 
・「ロンドン在住の40代日本人女性にとって、一番稼げる仕事は何ですか?」とか、
・「80歳代まで働くとしたら、どんな仕事が可能ですか?」とか、
・「暗記嫌い、説明書を読むのが嫌いな中学生の娘がいますが、どうしたら良いですか?」
など生々しすぎて飲み会では話題にできないこともチャット先生になら打ち明けられる・・・・

AIが苦手なこと

ただ、ここまで頼りきりになってしまった現在、このままではAIに全てをコントロールされる生活が予想していたのよりももっとすぐなのでは(例えば3ヶ月先とか。。。?)という恐怖心も芽生えてきました。 リスキリングどーのこーのの前に、完全にAIの奴隷となってしまうのでは?

以前は芸術分野は人間特有だとも言われておりましたが、最近、AIさんも結構頑張っておられますし。

何とか人間だけが持っているもの、AIができないものを見つけてマウント(お世話になっているA I相手にマウント取るというのも貧しい発想ですが)しておかないと、この先大変になる!と危機感が募りました。

そんな中、「洗濯をするのが面倒だけれど、どうしたら良いですか?」とか「お弁当の中身を考えるのが面倒です、どうしたら良いですか?」等をチャット先生に相談していた際、ふと気づきました。

チャット先生、どうも「面倒くさい」という感情の根本的な解決法は提示してこないな、、、、と

チャット先生は、タスクに関する解決法は示してくれるのですが、私の一番の問題「面倒臭い」という感情にはあまり反応しないのです。

そこで以下のように問答してみました:

問(私)「面倒臭いという感情は人間独特のものですか?」

答(AI) 「はい、面倒臭いという感情は人間独特のものです。この感情は、複雑なことや長時間かかることを行うことに対して生じるもので、人間だけが持つことができます。」

問(私)「AIには面倒臭いという感情はないのですか?」

答(AI)「AIには面倒臭いという感情はありません。AIは特定のタスクを実行するためのプログラムであり、プログラムによって面倒臭いという感情を持つことはできません。」

人間にあってAIには無いもの

なんと!!!!チャット先生は「面倒くさい」と感じることはできないと! 通りでどんなツマラン質問をしても、すぐに丁寧に答えてくれると思ったわ・・・

というわけで、人間がAIに勝てる事の一つは「面倒くさい」と感じる感情だということがわかりました。 これからも人間であることを忘れないよう、胸を張って「面倒くさい」感情を味わおうと思った2023年の1月でございました。「リスキリング」とか、マジめんどくせ〜

ご面倒(!)かと思いますが、ヒツジやサルのボタンを押していただけたら嬉しいです。


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About the Author: たぬき

兵庫県南部出身。 ロンドン周辺の高級住宅街には一度も住む事がないまま在英10年以上。 常に転職を考えているフルート&尺八吹きです。 将来の目標は、読書環境(漫画も含む)と食事情が好みの老人ホームを見つけて、楽しい老後を迎えることです。

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