イギリスで車屋の女房になる…令和時代のカローラ?
ご無沙汰しております、車屋の女房です。前回はこちら。
子供の生活を見ていると、限られたカテゴリーの電気製品や毎秒進化するテクノロジーを恨めしく思うことが多々あります。リサイクル理論を振りかざすのであれば、製品化した後の世の中がどう変わるか考えてなかったでしょ!と文句を言いたくなる程子供たちはテクノロジーの塊を手放そうとしない。
そうは言っても、昭和世代には嬉しいテクノロジーだらけなのが自動車です、笑
夫の仕事上、日替わりで運転する車が変わるのは日常でした。私がサイドパネルに穴を開けようと、バックウィンドウを粉々にしようと関係なく、固定車を与えようとはしませんでした。それが、ある日突然新車がフロントガーデンに停められていて
「君の車だよ」
という事になったのです。当時夫はSkodaディーラーとも仕事をしており、VWグループの傘下に入ったSkodaの販売と買い付けもしていました。VWグループとしてのブランディングに総力をあげて取り組む中でのモデル改良とコストパフォーマンスを信用できると判断したのでしょう。
「良い車だよ」
もちろん、私は車屋の女房ですから車に幻想を抱いてはいません。年式やマイレージ、色やオプションを聞いたら自然に価格予想をする癖もあり、燃費やTAXも含めて合格点を出すのは稀でした。ところが、価格を聞いてびっくり、TAXを聞いてびっくり、更に運転して感心したのがこの車でした。
私はスコダのプロモーターではないので詳細を語るのは避けようと思います。ただ、イギリスに来て乗り回した何台もの車(数え切れません)には無かった不思議な感じがありました。
「トヨタでいうならカローラみたいなもんかな」
VWグループの中でそれほど高級感はない。しかし車への信頼度が厚く、かつては耐用年数が長いと評判でした。ヨーロッパ縦断用やレースに使うので探してくれと頼まれたこともあります。車内インテリアはベーシックですがオプションでグレードアップがいくらでも可能。運転しやすく、カーブでもすんなりと運んでくれ加速もスムーズ。新車でも躊躇せず購入できる価格に加えフロントアシストは標準装備、他にもオプションで追加できる老眼に嬉しいテクノロジーが揃っています。デザインもそれほど悪くないし燃費は給油を忘れてしまうくらい経済的。
VWグループの中でもVWとSkoda, SEATの三社のモデル設定は巧みな配置がされており、モデルセクター(簡単に言うとサイズ)は全て重複しないようになっています。同じ大きさに見えても、エステートの有無や全高のあるモデル、室内が広いモデル等を上手に配置しています。パーツやエンジンが全て共通なら、安心してデザインや機能性にフォーカスした車選びができますね。
日本の平成は軽の時代でした。2014年には軽自動車の新車販売登録数が四割を超えていましたが、イギリスでは平均身長と体重を考えても軽サイズが流行ることはないでしょう。
それではどんな車種が人気なのでしょうか?最新の登録台数や情報を知りたい方はSMMT/Vehicle dataを検索してみて下さい。
次回は、中古車の買い方について車屋の女房の私見をお伝えしようと思っています。
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