Earthshot Prize 〜自転車60台で本当にコンサートの電力賄えるの?〜

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今日は環境問題について。

最近は「宇宙に行く金があったら地球を救え!」みたいな、ドラマ「家なき子」の決めゼリフみたいスローガンが1人歩きしていますが。。。

半世紀に及ぶ経済発展で地球自然の生態に変化が起きてきているというのは21世紀に入ってからよく議論されるようになりました。

35年前の原発事故、チェルノブイリは今完全な密林区域になっていて、野生動物が戻ってきています。これを見たサー・デイビッド・アッテンボローはここから半世紀あれば、急速に進む自然破壊を止めることが人間の手で可能であると述べているように、まずはここ10年は地球自然再生計画が必要であるとイギリスがリーダーシップを発揮しだし始めました。

Earthshot Prize

Earthshot Prizeは2021年から2030年まで毎年、世界各地で環境問題に取り組む5人を称える賞であり、今年は北ロンドンのアレクサンドラパレスで開催され、王室のウィリアム王子、キャサリン妃が賞を渡す重要人物として参加されていました。詳しくは以下のウェブサイトでその活動内容が見れます。

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受賞者とその活動

イギリスにお住まいで、画像でご興味のある方は、BBCのiPlayerで1時間のプログラムがオンデマンドでご覧いただけます。

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The Earthshot Prize:Reaparing Our Planet

徹底した環境保護イベント

こちらの授賞式はコンサートイベントなども行われてましたが、その中で、興味深かかったのが、コールドプレイがBTSとユニットを組んで演奏する時に使われる電力は自転車のペダルを漕いで発電させるというユニークな設定。環境問題に考慮したそうです。そのほか極力、人の移動で使われる燃料を消費しないように、多くの著名人の招待は避けたとか、王室はアウディの電気自動車(1700万円しますが笑)で来場など、とにかく環境保護に貢献できる形でイベントを開催していました。

私見

賞の内容や、コンサートの様子はメディアで確認していただけるのでここでは割愛しますが、私の意見としては、

  • 王室が環境問題(政治的活動)に従事しているというのはイギリスならではなのか、国民の士気を高めるのには効果的。しかし、あまり深入りすると王室は必ず正しいという偏った意見も発生してしまうのではないかという懸念
  • これから残される子供たちには大きな宿題を残してしまった我々も一緒に勉強しながら、意図のある指示ができるようにならなければいけない
  • 60人が自転車を漕いでコンサートの照明分の電力を発電したみたいですが、自分が昔、六段ギアの自転車に車輪との摩擦で発電する電灯をつけ、その灯りを維持する難しさを知っていることを踏まえると、あの電力を60台で発電できたかは不明
  • 食品の売り残りの再利用や、下水を上水に98%変える技術森林の復活のための植樹活動など、50年続ければ豊かな地球が復活できる可能性は高まったのでぜひ協力したい

まとめ

脱炭素」が掲げられ、ガソリン車から電気自動車に移行するのが流行っている時代。しかし、電気を発電するのにも火力発電で大量の石炭を燃やしている時点で本末転倒。まずは、この矛盾をなくすことから大人は対応していかないければいけないと思う。

私はこの環境問題に対して何か取り組んでるかというと何もしてない。ガソリン車は使うし、飛行機で旅行にも行くし、洋服、プラスチック製品を購入。家では電気、ガスを使用。そしてどれも生活に必要で削れない状況。環境破壊のおかげで生きていて、この環境破壊を止めることは、消費者でいる限り自分では何もできない。とにかく早く有識者、権力者、富豪の人々が環境に優しい生活を考えないと、我々庶民は消費できるものを便利な生活を求めて消費するだけなので、歯止めがかからない。

最近ではエコフレンドリーなどのキャッチフレーズで環境に優しい商品は出てきているので、我々が始められるのは、そのような商品に目を向けて購入することである。

おまけ

イギリスのガソリンスタンドへのトラック運転手不足でガソリン供給停止による国民のパニック買いは一服、ここ1週間はガソリンスタンドへの渋滞も見られません。値段はパニック買い前の1リットル£1.36(204円)から一気に£1.48(222円)まで上昇。人の弱みに漬け込んで£2.93(440円)まで上げたりした○ホなガソリンスタンドもいますが、(コロナロックダウン当初、トイレットペーパーを£20(3000円)で売っていた◯ホなコンビニもありました)やっと落ち着いて、価格競争による値下げができるようになりました。現状、£1.48(222円)まで上げっぱなしの店には人気がなく、£1.38(207円)のガソリンスタンドには多くの車で繁盛していました。

とりあえず車での移動はそれほど心配せずにできるようになりました。

今度は海外からのコンテナが人手不足で届かずスーパーに物がないとか。このブレクジット問題の断続的な攻撃、なんとかして欲しいです。とは言っても、イギリス国民がそれを選んだのだから仕方がありませんが。これはこれでうまくやるしかなさそうですね。物がないことに恐怖を抱くのではなく、ある物で楽しめる生活を求めていきます


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About the Author: ジゴロッキー

2001年よりロンドンで活動。夢は悟ること。国籍日本。解決方法:時間。

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