受験シーズン到来

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新年明けましておめでとうございます。スメラルダです。

2022年を振り返る間もなくあっという間に年越し、そして珍しく自宅からは初日の出もお参りできました。

ふわり読者の皆様、そして関係者の皆様、そのご家族、今年一年を健やかに軽やかに送れますように。祈✨✨

さて新年と言えば私立校受験。

4歳になると受けられる小学校入学のための試験、4+(フォープラス)、

7歳になる年に受けることができる、7+(セブンプラス)試験、これは8歳、3年生から始める学校(主に私立男子校)への入学試験。

さらに11歳になる年に受験できる11+(イレブンプラス)セカンダリースクール入学の為の試験。

また13+という主に私立男子校に入学するための試験とそれと並行してCommon Entrance exam ISBE(Independent School Examinetion Board)という過程を経ての入学許可が出るというややこしいシステムがあります。13+に関してはイギリスの教育の歴史も絡んでくるのでいつかお話しできればと思いますがややこしい。。現在では私立女子校や私立共学で門扉を開き13+試験を小規模ながら行っているとも聞きます。

*11+に関してはふわり記事でも沢山紹介されているようにGrammer School への入学のための各州の共通試験の年でもあります。(グラマースクールがある州はかなり限られています)

グラマースクールを受けたり私立校を受けたり、通学など、子どもの負担の少ない公立校に通うなど、保護者の思惑はいろいろですが、正解はありません。

最終的に全国共通試験であるGCSE=General Certificate of Secondary Education中学修了証明)の取得試験を受けるというゴールは不動。 

GCSEが終わればイギリスの義務教育は終了なのでめでたしめでたしとなるはず。。

親になって最初に学ぶことは「子供は思い通りにならない」。これではないでしょうか? アレルギーがあったりの健康も個性も発達の速さや、遅さも、親がコントロールできるものは、最終的にはゼロかな思ったりしています。

ましてそれが受験など子供の人生に関わることであれば最たるもの・・・

それを捻じ曲げようと、子供の前に虎になって躍り出たりすると、子供は命懸けで親に教えようとします。

「そこじゃないんですが・・・?」

これ本当です。 

しかしながら、7+や11+の年齢では余程厳密な任務を背負って生まれてきた子ではない限り、大体親が指差す方向にどんぶらこと流されていく感じではないでしょうか。

さて実際の受験の話に戻します。

願書を出すのは大体10月頃からですが、その前にオープンデイ、オープンモーニング、オープンイブニングと学校は受験生や保護者に実際に学校に来てもらい宣伝をします。受験料も爆上がりで£120ー£160くらいのようです。「インフレで〜」という伝家の宝刀を奮い、来年はもっと上がるのでは?

4+の試験であればまだ鼻を自分でかめないような3歳から4歳児が挑む世界です。。。

何も言うまい・・・

ただ、日本の幼稚園受験のように妙な「お教室」文化はないので保護者が病む確率はゼロに等しいかと思います。

一月のこの時期にあるのは中学入学のための11+試験。試験内容は学校によって様々ですが、学力試験の他に知能テストのようなものを一緒にやる学校もあれば、面接必須の学校も。さらにはスポーツや音楽の奨学生選抜試験もこの後控えています。

7+も1月の第1週目が勝負です。

4+は12月の第1週、13+は2月の初旬辺りが頑張りどきです。どのタイミングで受験するとしても、

受験生を抱える保護者の皆さん応援しています。

✨祝合格✨

システムひとつとっても、一筋縄ではいかないセカンダリー(中学)受験ですが結局は子供のことなので、

親はしっかり自分自身の舞台(ステージ)で主役を張りましょう。決して子供のステージに上がり込んではいけませんね。子供がいきなり法と共に自立するこの国では保護者が「自分」に還った時のリカバリー策を練っておく方が大事かなと思われます。

セカンダリーに入学しても年頃の子供たちには次の関門はいくらでもあり、ほぼ親は介入不可能。外国人の我々なら尚更理解不能です。

どのくらい介入不可能かと申しますと、例えば16歳(GCSEを受ける学年でもある)になるとGPに予約をとり、ドクターに会い、さらに専門医からの治療方針の合意まで自分でできます。 また経口避妊薬、性病検査、妊娠検査薬の無料配布などは13歳から子供は医師、薬剤師、看護師に相談でき、彼らには守秘義務も発生しています。

親の知らないところで避妊薬を飲んだり、性病検査してるって・・・目眩が・・・・

イギリスらしいというか、必要があればドラスティックに体制を変えてゆく身軽さですよね・・・充実してる・・・ 私は個人的には大反対ですが。。親しかできないアドバイスってあると思うのです。

16歳になったからって電子タバコやタバコを止めろという権利はないって・・言いますよ、他人の子にだってしつこく。。。

セカンダリースクールに入る年になると、子供はある一定の権利を得て、親は少しずつ子供を保護する「権利」を失っていきます。親の気持ち子知らず、どこではない、「親の気持ち、子も、国も知らず」です。

頑張ろう 親。

受験の話のつもりが、異国で頑張る親御さんへのエールになってしまいました。

また脱線せずにきちんと受験話できる機会があったらいいな・・

日本も高校受験が始まっていますね、日本の受験生を抱える保護者の皆さんも桜吹雪の春を迎えますように!

ではではまた。

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About the Author: Smeralda

東京都出身。ロンドン郊外在住。読書、読むこと大好き。家事の才能はなし。ほぼ運転手さんの日常。たまーにUFOみたりする。みんなに支えられてるんだなと深く実感してるこの頃。

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