イギリスの野生植物①
5月に入りました!
新緑が眩しい季節になり、やっとイギリスも春の訪れを感じるようになりました
日本は真夏並みの暑さらしいですね🌞
さてさて、この時期、ブルーベルがきれいですよね〜
森の中を歩くと、一面ブルーのカーペットを敷き詰めているようです
道端にも咲いていますし、お庭に勝手に咲いてたりもしますよね
最近義母から聞いたのですが、2種類のブルーベルが存在するらしいですよ!
English Bluebell と Spanish Bluebell
どちらもパッと見同じように見えますが、よく見ると明らかに違うんですよ〜
教えてもらって以来、ブルーベルを見つけるたびに観察するようになりました
English Bluebell の特徴:
- 葉が細い(1-1.5cm)
- 花の色は深みのあるバイオレットブルー、白いものもある
- 花の形は細い筒のベル型で、先がクルッと丸まっている
- 花は茎の同じ側についている
- 茎の先が垂れている
- 甘い香りがする
- クリーム色の花粉
Spanish Bluebell の特徴:
- 葉が太い(3cmくらい)
- 花の色は白っぽいブルー、白やピンクのものもよく見られる
- 花の形はラッパのように広がったベル型
- 花は茎にぐるりと全方向についている
- 茎の先が立っている
- 香りはない
- 白っぽいブルーまたはグリーンの花粉
森の中で一面に咲いているのは English bluebell でほぼ間違いないと思います
道端やガーデンでは Spanish bluebell もよく見かけました
English Bluebell はイギリスの野生植物で、木の葉が茂る前、日光が地面に届く4,5月に、森や谷の近くに一面に咲くのが見られます
対して Spanish Bluebell はヴィクトリア朝時代にガーデン植物としてイギリスに持ち込まれました
繁殖力が強いので、それがどんどん広がっていっているようです
この2種類は互いに交配することができ、両方の特徴を持つハイブリッド種を生み出すそうです
確かに、観察しているときにこれはどっちなんだろう?と思うこともありました
English blubell は Wildlife and Countryside Act(1981年)により保護されているので、自然に生えているものを取ったりしてはダメですよ〜
世界中の現存する English Bluebell の50%はイギリスの森に生えているそうです
いつまでもこの美しい景色を残していくために、みんなで大事にしていきたいですね
みなさんの身近にあるブルーベルはどちらでしょうね〜?
ちなみにうちの庭に生えていたのは、English Bluebell でした♪
いつもお読みいただいてありがとうございます。ブログ・ランキングに参加していますので、下のひつじちゃんをクリックして応援よろしくお願いします
下の猿ちゃんもクリックして応援よろしくお願いします
人気ブログランキング
アクセスランキング にほんブログ村
Share This Story, Choose Your Platform!
Category
‘ふわりいぎりす’は、イギリスにいる日本人ライターたちが気が付いたこと、発見したこと、知っていること、思ったこと、教えたいこと、気になることなど、ちょっとだけお伝えするウェブマガジンです。