

秋のカントリーライフ♪
こんにちは。皆様お元気でしょうか。朝晩寒くなり、ヒーターにすり寄る季節となってきました。冬時間になると1時間Fall Back (後に戻るというのと秋のFallがかかっているので覚えやすい)で朝は少し明るくなるものの、夕方の暗さにがくんと来ますよね。あずきは朝暗いと起きられないので、冬時間になる前の2,3週間は、身体がなかなか起きず、でも子供に起こされ、辛い日々でした。
さて、夏休みを猛暑の日本で過ごしたあずき家ですが、暑すぎて出かけられない、出かけても建物の中、車から建物の移動だけ、と「外を散歩する」といういたってシンプルなことができなかった夏。今週はハーフタームで学校が休みということで、「ちょっとウォーキング行きたい!」と旦那を説得し、グロスター州(Gloucestershire)はストラウド(Stroud)近くにAir BnBを予約し、2泊してきました。
グロスターってどこ?
ここです。

ん??という方々、ではコッツウォルズというと何となくイギリスの南の真ん中らへんを想像されるのでは?そう、その辺です。

コッツウォルズ、と一言で言っても、実はコッツウォルズヒルズという丘陵のまたがっている地域のことを指すので、その地域に含まれる町や村は数多く、北はストラトフォード(Stratford Upon Avon)から南はバース(Bath)に伸び、さらに地域でいうとグロスター州(Gloucestershire)、オックスフォード州(Oxfordshire)、ウィルト州(Wiltshire)、さらにサマセット州(Somerset)、ウスター州(Worcestershire)、ウォリック州(Warwickshire)に及びます。
ふわりメンバーの中ではアンティーク愛好家のぴよこさんが先週も記事にされていましたよね。
その他にも記事たくさんあります。
バトルブリッジのアンティーク村のアフタヌーンティーとクリスマスマーケット
さて、今回あずき家が宿泊したのはストラウド(Stroud)でコッツウォルズの西の端、ウェールズまでもう少しというところでした。
が!!今日はそこにたどり着くまでに立ち寄った場所をご紹介したいと思います。
あずき家には息子6歳、娘3歳がいるのですが、Primaryくらいのお子さんがいる家族にはピッタリのお出かけ先であること間違いなし!
Adam Henson’s COTSWOLD FARM PARK
HPはこちらから。
コッツウォルドファームパーク、とシンプルでわかりやすいネーミング。あずきの家からは1時間弱で着く場所にあり、これまでにも行ったことはありましたが、子供が小さいとなかなか覚えていないし、娘を連れて行くのは初めてでした。
このAdam Hensonという人、ご存じですか?
BBC1で放送されている「Countryfile」という番組のプレゼンターでもあるので名前を聞いたことのある人、顔を見たらわかる人もいるのでは?
Countryfileとは、毎週プレゼンターがイギリスのカントリーサイド(だいたいの場合)を訪れ、その地に根付くファーミングや環境問題などについてレポートする、いわば田舎生活大好き人間にとって天国のような番組なのです。

このアダムさん(一番左)が経営しているファームがコッツウォルドファームパークで、イギリスの家畜動物を見て、触れて学べる場所となっています。

まずエントランスから入って待ち構えているのは、そうプレイグラウンド!
チェルトナム(Cheltenham)という街に所属しているのですが、田舎のど真ん中という感じのところに突如現れるこのパーク、みんな必然的に車での訪問。まずはプレイグラウンドで体をストレッチ。

娘も3歳になり、おおよそのことは一人でできる、というかやりたがる年代になったのでプレイグラウンドで走り回ることはなくなってきたのですが、ここの砂場に囲まれた超巨大トランポリンで子供が30分くらいはぴょんぴょん飛び跳ねていたので、親は寒さをしのぐのに大変でした。
コッツウォルズは丘陵。何かと風が強いのです(泣)。防寒対策必須です。
あずきはそれを踏まえてヒートテック、ダウンジャケットにマフラー、イヤマフと完備で臨んだにも関わらず体の芯まで冷えました。
あずきと同じく娘が飛び跳ねたトドラー用のトランポリン前で鼻水をたらしていた旦那は暖を取りに、走り回ってジャケットを脱ぎ、セーターも脱ぎの子供達は水分+エネルギー補給にランチへ。ここのカフェ、レストランではこの農場や近隣地域のローカルプロデュースも味わえます。地産地消!すばらしい!
食べるのに忙しくてご飯の写真はなしです。
食事のあとは今回来たもう一つの目的でもある、パンプキンパッチ。
過去、くりのしんさんもカボチャのPick Your Ownに行ったと記事を書かれていましたが、そうです。ハロウィンに向けて、イギリスの田舎、ファームでは、農地の一角でカボチャを栽培し、お客さんに自分で栽培してもらい、量り売りをするというPick Your Ownが人気。
ここコッツウォルドファームパークでは、特別イベントとしてパンプキンパッチが設営されており、中にはパンプキンのカービングができるツール完備のテーブル、ハロウィンフェイスペインティング、「インスタ映え」しそうなフォトブースも各所設けられていたり、ミニトラクターのサーキットトラックがあったり、焼きマシュマロが作れるストーブみたいなのがあったり。。

ここで3歳児、お腹が膨れて眠いのか、トランポリンに加えこの広い敷地を歩いて疲れたのか、ただそんな気分なのか、全部なのか、ちょっとご機嫌ななめ。旦那に抱っこされつつパンプキンを選び、手押し車に乗ってさあ次はフェイスペインティングだ!とご機嫌になったかと思いきや、まさかのフェイスペインティングが直前に打ち切られる!!
ええええええ~、17時までのはずでは!!??その時点でまだ3時半。まだそんな遅くもないのにーーー。でもそんな愕然としたあずき達を後目にそそくさと片づけを始めるペインターのおばさま。
娘は、とちらと見ると、今にも泣きだしそうな顔、の直後「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーー、フェイスペインティングーーーー!!」
おばさまは全くたじろぐことなく容赦なくその場を立ち去り、残された怒りと悲しみの3歳児。
その後想像を絶する喚き声がパッチ中に響き渡りました、とさ。母と父のHP3くらいでしたこの時。

さて、ひとしきり泣いた後は、仕切り直して、ファームパークの醍醐味である動物さんたちを見に行きました。
このファームパークでは、ウシ、ウマ、ロバ、ヤギ、ヒツジ、ブタなどの家畜動物に加えて鳥類、ニワトリやカモ、七面鳥、ガチョウ、さらにペットとして飼われるうさぎやモルモットなども飼育されていて、それぞれ間近で見ることができます。しかも古来種や希少な種の動物を飼育していることでも有名で、飼育場にはきちんと説明書きが添えられています。
まずは屋内のアニマルバーンへ。ここでは小動物に触れることができます。息子は何度か経験あるものの、娘にとっては初体験。

優しくね、と声をかけると真剣な面持ちでそぉーっと触っていました。ここで触っているのはひよこさんです。
ウサギさんも抱っこはNGなもののよしよししてOKということで、子供達は柔らかいうさぎさんの毛にメロメロ。

このウサギさん、ついぞ1ミリも動くことなく撫でられるがままだったので、息子が、「ママ、このウサギってリアル?」と聞くほどでした。鼻だけちゃんとムフムフ動いていたのを確認。

次はブタさん。ピグレットはその動きがとっても可愛くって目が離せません。結構犬のように人懐こくて手を舐めにきたりします。
あずきは(もう言う必要ないかもしれませんが)大の動物好き。なので触れるなら触ります!とばかりに動物を触っては手を洗い、触っては手を洗いを繰り返しておりました。子供達も怖がることなく私の真似をして触っていました。
ちなみにあずきの旦那は「そういうのダメ」系なので、一定距離を保ったまま観察に徹していました。笑
さて屋内のアニマルバーンを出るとそこはほぼ放牧の飼育場。広大な敷地に仕切りがされていて、希少な種類のファームアニマルが暮らしているところを歩いていきます。ここでは「動物のおやつ」を直接あげることができるのです。
子供達も怖がることなく手を出し、餌を手から食べさせていました。口の毛がわさわさと当たるのがくすぐったいのか、モソモソ食べる感覚が楽しいのか、娘も息子も大興奮!
「Hello~ おやつ食べるー?」「こっちにおいでー」と大きな声で話しかけておりました。

しっかし、ヤギさんは基本的に食欲旺盛というか、貪欲というか、となりのトトロでもメイちゃんの「とうもころし」を奪おうとしますが、特にあの顔ののぼっと長いタイプのヤギさんは、ここでも我さきに!と顔を精一杯出しておりました。
そして上の写真の左下、ふと通ったエリアで見返り美人をしてくれたこのヒツジさん、つぶらな瞳がきゅーんと私の心をわしづかみに!!
この種はハードウィック(Herdwick)といって湖水地方でよく見かけるタイプの羊さんで、寒さにも風にも強い子達なのです。湖水地方を旅した際、同じようにこのつぶらな瞳に釘付けになったのを思い出しました。
その他にもスコットランドの島出身の4本角がある羊や角がぐるんぐるん巻いている羊さん、と羊がヤギよりも好きなあずきでした。在英13年目、今だに田舎道を走っていて羊を放牧しているのを見ると「SHEEP!」と伝えずにはいられない。なぜかあの姿に惹かれます。
そしてそしてこの子達を忘れてはこのファームパークからは帰れない!

このロン毛が目にかぶさってても気にしない、ハイランドカトル(Highland Cattle)です。名の通りスコットランドの北部ハイランドで極寒の中でも耐えうる種として作られた牛さん。イギリス人が大好きで、よく絵のモデルやぬいぐるみとしても見かけることがありますよね。このロン毛を風になびかせながらハイランドの地に立つところをご想像ください。映えるよね~。
という具合でファームパークを一日満喫したあずき一家でした。
Cotsword Farm Park – Guiting Power, Cheltenham, Gloucestershire GL54 5FL
コッツウォルズをご旅行の際に旅程に組み入れてみませんか?レンタカーを借りて、もしくは自家用車で田舎道を景色を楽しみながらのんびり移動するのがおすすめです。
気温がずーんと下がってきました。風邪など引かないよう、健やかにお過ごしくださいね。
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