

作中にイギリスが登場する漫画
読書の秋をお過ごしの方もおられるかと思うので、私が独自に選んだ漫画ー作中に少しイギリスの香りがする系ーをご紹介させてください。 かなり偏ったセレクションな上、若干懐かしい作品が多いですが、ご容赦くださいませ。
青春と葛藤の名作。作者さんがロンドン取材をされた時に、「イギリスに来ている一般的な学生の生活を知りたい」とのことで、運よく私を取材対象に加えてくださいました(20年ほど前ですが)。 本物の(しかも売れている)漫画家さんや編集者さんとお話しする機会などそれ以降全くないので、あの時もっとたくさん色々お伺いすればよかったなと、いまだにちょっと後悔中。 こちらのハロルド作石先生は、本当に漫画に人生捧げておられるなという印象でしたし、編集者さんの随所随所のシゴでき具合に、たくさん感銘を受けました。

主人公のお兄さん(天才だけれど、性格に問題を抱える)が、イギリス在住という設定。 この漫画(アニメ)のおかげで、イギリス育ちの我が息子が「厨二病とは何か」を理解できるようになりました。

漫画雑誌「花とゆめ」の黄金期初期(諸説あり)を支えた作家の代表作の1つ。 主人公たちが通う学校の理事長兼古典の先生が、イギリスの貴族であるという設定。 「昔は貴族でも、今は貧乏になって、ロンドンのボロい2DKに住んでいることもあるらしい」というようなセリフが出てくるのですが、今から思うと、ロンドン街中の2DKなんて、確かに貴族出身とかでないと手が出ないよな・・・

高台家の人々
テレパシーがある上に、頭もよく、お金持ちで、見目も麗しいという兄妹のお祖母ちゃんがイギリスの貴族出身。 疲れている時でも気軽に読むことができる漫画。

『のだめカンタービレ』の作者による、パソコン系オタク青春漫画。 この作品のおかげで、液体窒素の重要性などがわかり、秋葉原へ行った際に見るべき場所が増えました。 最後に少しイギリスが出てきます。

遠藤淑子先生作品には、こちらの作品以外でもイギリスがちょくちょく出てきます。 アニメ化などにはあまりならない作者なので知名度は不明ですが、知る人ぞ知る名作が多いです。 長女を出産した際、「マダムとミスター」と、岡田あーみん先生作品を陣痛の合間に読み、乗り切りました(結局最終的に緊急帝王切開だったけれど)。

主人公はマリネラという架空の国出身ですが、作中に「イギリス」が出てくる漫画!といえば、こちらは避けて通れないでしょう。 ちなみに、私はいまだに時々MI6の募集要項をチェックしてしまいます。

アニメ化され、ゴマフアザラシのゴマちゃんが一世を風靡しましたが(35年ほど前)、主人公のお父さんがケンブリッジ大学出身の御曹司で、大工という設定。 このAI大嵐が吹き荒れる現代において、大変先見の明がある職業選択だったという伏線回収となりました。

少女漫画の王道(幼馴染、青春、主人公は才能あるけれどコンプレックスも?)だけれど、それだけに終わらない、流石の矢沢あい先生作品。 最後に主人公がイギリスに留学中、朝ごはんを食べながら英字新聞を読むシーンがありますが、ちょっとやそっと留学しただけで、さらっと英字新聞読めるようになります!? 「どうせ『メトロ』だろ、、、」とか思ってしまう自分のひねくれ具合が悲しいです。

まとめ
こうしてリストアップしてみると、年代や出版社に偏りがありすぎますが、上記漫画作品に登場する「イギリス」は、「貴族」「高学歴」「権威」「夢の目的地」の材料として使われることが多いなという印象でした。
また、「斉木楠雄の兄」、「高台家のおばあちゃん」、「パタリロのバンコラン」「マダムとミスターの主人公2人」、「アシベの父」など、いずれにしても英国出身・英国在住者は、「愛すべき人物ではあるが、若干変な人」として描かれているのも興味深いです。
上記のセレクション以外にも、イギリスが登場する漫画作品はもっとたくさんありますが、今回はこの辺りで失礼致します。 皆様も、すてきな読書の秋を!
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