スピード違反講習行ってきました。
雪がちらほら舞い、1月らしい天候が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
私は面倒くさがり屋ですが臆病者でもある為、車の運転は慎重派です。 日本で教習所に通っていた頃は、「君の運転速度では、遅すぎて却って危険なので、高速教習はシュミレーターでやりましょう」と推薦されたくらい遅さに自信があります。
しかしながら最近の高性能カメラの前で誤魔化しは効かなかったようで、制限速度を3マイル(4.5km)ほどオーバーしていることが公になり、「減点&罰金が嫌なら、スピード違反講習に参加せよ」という旨の手紙が届きました。
「講習に参じたら、罰金なし」という意味だと思っていたのですが、結局講習料が93ポンドかかりました。
講習はオンラインか対面かを選ぶことができましたが、私は他の受講者(受刑者?)がどのようなタイプなのか興味が湧いてきたので、対面を選びました。
違反講習会場
複数の日程と会場が選べたので、我が家から一番近い住所を選びました。 会場位置をきちんと調べることなく講習会当日を迎えびっくり。 なんと講習会場はホテルでした。 地元民として、実はいつもその前を通りかかりながら、「駅からも遠いし、観光地もないし、一体このホテルはどうやってビジネスを続けているのだろうか」と疑問に思っていたのですが、こういう公共の催しに場所を貸し出してショバ代を稼いでいることが判明し、長年の謎が解けました。
講習開始前、次々に集まってくる受講者たち。 平均年齢は65歳前後でしょうか。 みなさん、やたらと「この20年はスピード違反で捕まったことなかったのに!」と声を荒げ、いかに自分が無実か、そして警察が金儲けのためにスピード違反者を量産しているのではないか、ということを初対面同士で話し合っていました。
その後、スタッフからの呼びかけで講習会場に入ると、結婚式的な円卓が置いてあり、それぞれのテーブルに5−6人ほどが収まりました。
講習参加者
結婚式ではないけれど、結婚式風なテーブルに座っていると、他に友達や知り合いのいない結婚式に義理で招待されたみたいな雰囲気がお互いに漂い、なんとなく気まずかったです。 私のいたテーブルにいた人、および、その他印象深かった人は以下の通りです。
・70代女性 : ここ数年運転したことがなかったけれど、孫の送迎で久しぶりに車を運転し、スピード違反。
・70代男性 : ムショ帰り? 昔大阪の某所付近に行けば、よく遭遇していたタイプの男性。 結構イライラしている。
・70代女性 : 飴ちゃんをたくさん持っている。 他のテーブルで咳き込む人がいると、「飴ちゃんどうぞ」と配っていた。
・60代男性 : 2時間30分の講習中、彼の声を聞くことはなかった。
・20代男性 : 本人は20代だと言っていたけれど、もう少し年上に見えた。プロバスドライバーなため、自分の知っている交通規則をすべてみんなに伝えたい。 講師以上に喋っており、悪い人ではないがウザいタイプ。
・80代男性 : 新車のスポーツカーを買い、初めて公道で乗ったところ、調子に乗りすぎスピード違反。
以上のように、それなりに濃いメンバーでした。 私は「自分だけは普通の人でありたい」と思っておりましたが、参加者の中でアジア人中年女性は私だけ、しかも全ての質問の回答をほぼカンニングで対処していたので(ちなみに私の横の人は、上記のムショ帰り風男性)、この会場の色にきちんと溶け込んでしまっていたかもしれません。
講師陣
講師は二人体制で、この先生方のことは尊敬に値します。
多分自動車教習コーチで、こういうレクチャー用の認定を受けている方々だと思うのですが、教科書にすると5ページにも満たないような、しかも事実の羅列のみを、適度な絡みとスピードで進めていき、キャラの濃い受講者からの嫌味にも耐えながら、2時間30分受講者を飽きさせることなく、全うされました。
自称20代のバスドライバーが常に大声で自分の知識を披露しようとするので、講習開始から30分経過した頃には二人の講師から疲労感が漂っていましたが、ヒステリーになることなく、我慢強く講習をリードされ続けました。
まとめ
次にスピード違反に引っ掛かったら、対面講習ではなく、オンライン講習を選びます。
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