クリスマスイブの思い出 ファースト・ちっす

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大変ご無沙汰しておりました。 いつの間にか年の瀬、気もそぞろの年末ですが、みなさんいかがお過ごしですか?

全然ホーリーな私ではありませんがクリスマスイブの今日、記事を書かせていただくことになりました。 もともとクリスチャンでもない上、お買い物もそんなに好きではなく、親戚もイギリスにはいないので、これまでは国外逃亡に徹してきたため、クリスマスらしいクリスマスをこちらで過ごしたことがありません。

クリスマスらしい記事を書こうと思ってもネタなし。だからと言ってワクチンのデトックス記事というのもホーリーな感じがしませんし、いい加減Οさんの話題もやめて欲しいですよね。 Οというのはほら、アレ、ヘブライ文字だとこれ→「ע」、日本語読みはオミクロン。 やめましょ。 ちょっと昔の話ですが今日は思い出話にお付き合いください。

女子高の修学旅行

今から遡ること数十年前の10月。 高校2年性の私は京都へ修学旅行へ行きました。

女子校。 たまに先生が体育の授業の後の授業の教室に入ってきた時「おい、そこ窓を開けろー」と言っていたのが思い出されます。今思えば「女性ホルモンムンムン」の教室で異臭を放っていたのでしょうね。わかりませんが。

とにかくうるさかった。新幹線に乗るまでのバスでも叫んでいた女子もいました。とにかくこのエネルギーの発散の場が必要だった私たちの動態は、しゃべり、叫び、怒られる。この3点に絞られていたように思います。

私たちのクラスは全体的に仲が良く、話題もみんなで共有することが多かったからか、新幹線の中でも、とにかく大声で同じ議題について真剣に話し合いが行われました。

議題1「どうやって男子と写真を撮るか」

これについてはかなり深く話し合われました。女子校の進学校でもあったため、高校三年生は勉強一色、一花咲かせるならあと数ヶ月残った高校二年生を楽しむしかありません。女性ホルモンも手伝って、議題のまんま、京都・奈良ですれ違うであろう男子の他校生と写真を撮るという個人個人に課されたタスク。

逆ナン? 嫌だそんなこと恥ずかしくてできない。

もっと自然な流れで写真を撮ることを成功させなければ。。。

そこで長きにわたる話し合いで紡ぎ出された幾つかの方法。

ハンカチ落とし。 ハンカチをわざとお目当ての男子生徒の前に落とす。拾ってくれた彼にお礼を言い、どちらからいらしたのですか? 記念に写真を撮りませんか?

フレームに割り込み。 写真を撮ろうとしている男子グループの前を横切り、「あ、ごめんなさい」 「お詫びに私が撮ります、できた写真を送りますが住所聞いていいですか?」

「ついでに写真撮りませんか?」

ぶつかる。 どぉぉぉんと目標に体当たり、ぶつかった本人じゃない人が「危ないよ、何してるの、迷惑じゃない」とたしなめ「ついでに写真撮って貰えば?」 へ?な展開の力技も出てくる始末。。

幼馴染みつけた。  突然目標に対して「00君だよね?懐かしい!! どこに引っ越したの??」  続いて友人が「ええええ まさかあんたの初恋の00君?もしかして?」と続け「再会の記念に写真撮ってもらいなよ」と。「人違いですよ」と言う前にスピードで土俵際まで追い込む

なんちゃってツーショット三年坂でポーズを撮る男子学生たちの数段上に立ち一緒に映りこむ。 
もう亡霊っぽくてもいい。

とにかくめちゃくちゃでした。 でも全部実行したんです。

議題2 「ファースト・チッスをどうするのか」

これは私を含む数人にとってはかなり深刻な問題でした。先ほども申し上げたように、来年は好きな人がいてもそれどころじゃない、、受験戦争に突入です。

でもぼやぼやしてたら17歳になり16歳のうちにファースト・チッスが樹立できない
あの頃の私たちから見れば17歳はおばさん。無理。16歳でファースト・チッスは済まさなければいけない。。。。できれば16歳のクリスマスイブに。。。何の呪詛?

絶対無理です。出会いがない。あってもまず好きになることから始めるなんて17歳を超えてしまうでしょう。 そこで私たちはこの修学旅行で知り合った男子に希望を託すことにしたのです。(狂ってる。ホルモン恐るべし。でも大まじめ。)

写真を撮れたら住所を交換して文通をして12月24日に会う約束をする。

この一点を見据えて。。。

実際に修学旅行が始まるとクラスの友人たちもそれぞれに楽しみながら、着実にチャレンジしました。

撮影成功の狼煙が上がるわけでもなく、当時は携帯もないのでどのグループが成功したかわかりませんが、ハンカチ落とし以外はみんな結構成功していたように記憶しています。

私たちのグループはクリスマスイブに会える可能性のある関東エリアの男子学生に限られたので苦戦。

狂ってる。今書いていても、もう狂っているとしか思えませんね。

さて12月24日のクリスマス・イブ

私たち三人は品川駅で二ヶ月ぶりに会う男子学生三人を待っていました。

文通をするうちにファースト・チッスへの執着は薄れ、グループ交際っぽく遊ぼう!というノリになっていて渋谷、上野動物園を歩いたりして時間は過ぎました。一組だけ並んで二人で歩くカップル誕生。漫才コンビのような私とある男子学生は好きなバンドの話などしていました。 ふと話が途切れた時「ちっすのきっかけって何だろう?」と頭をよぎりました。

流れ的にどうなったら、「その流れ」になるのか考えてもさっぱりわからず。手をつないだとしても、その流れになるには想像がストップしてしまいます。浅はかな計画と現実のギャップの酷さにうすら笑いをしてしまいました。

無理無理。 絶対無理。 今は楽しく過ごそう!! そう思い直して代々木公園をぐるっとまわってからすっかり東京駅に向かいました。もうお別れの時間でしたが、もう少し話そうか、ということで品川駅ではなく東京駅に。。

みんながどんな気持ちだったか知りませんが、みんなしんみりしないように、会話を途切らせないように喋っていたように思います。

何となくペアになって駅のホームを歩き、いよいよお別れ。

「またねー」「手紙書くねー」「写真できたら送ってー」

青春だなぁぁぁ。。 感慨深く手を振って見送りました。 ホームに残った私たちは楽しかったねーなんて言いながら帰途につくことにしました。

しかしファースト・チッス残念だったね」と私が参りました、みたいな笑顔で言うと

「私は成功」 えええええええええええええええええええ!!!

「ちょっと待ってよ! 嘘でしょ? それなら言ってよ。私だって無理チューありだったよ??」

電車は去った後。もう。。。うっちゃりでキメた親友。

この時学びました。初心貫徹。ブレてはいけない。何のために今まで努力をしてきたのか、今一度立ち止まって考えること。 新学期、親友の凱旋をクラスで祝い、ドーナツ屋さんでも内輪でお祝いし、私たちは無事17歳のおばさんになってしまいました。

それから数十年、あの時の親友たちとは今でもラインで繋がっています。それぞれの子供達があの頃の私たちの年齢を超えてたりします。

不便がとっても便利だったよね。」 今の子達は簡単に情報が取れる分、余白も含みもない。可愛らしい嘘(十分腹黒かったのですが)もすぐに暴かれてしまう。

楽しんでときめいて欲しいと願っています。

全くもってホーリーとは程遠い記事になってしまいました。

ここでもうちょっとクリスマスっぽいお話

先日、教会の声楽隊に所属しているオランダに住む友人からラインいただきました。

今日コンサートで歌った曲、もう号泣してしまった。。。

曲名は Happy Christmas -war is over  ジョン・レノン&オノ・ヨーコ

彼女が言うにはこの曲の歌詞がどうしても今のコロナ禍を彷彿とさせ涙が出てしまったと。 

So this is Xmas      今日はクリスマス
And what have you done?  君は何をした一年だった?
Another year over     また一年が終わる
And a new one just begun  そして 新しい一年が始まるよ
And so this is Xmas    今日はクリスマス
I hope you have fun    君が楽しんでいると願っているよ
The near and the dear one   君のそばにいる人も、大切な人も
The old and the young   お年寄りも若者も

A very Merry Xmas            メリークリスマス!
And a happy New Year   そして幸せな新年を!

Let’s hope it’s a good one  新年が良い年でありますように
Without any fear     恐れもない年になりますように
 And so this is Xmas    そしてこれがクリスマス
For weak and for strong  弱い者にも 強い者にも
For rich and the poor ones 富める者にも 貧しい者にも
The world is so wrong  世界が大分おかしくなっている
And so happy Xmas   幸せなクリスマスを
For black and for white  黒人にも 白人にも
For yellow and red ones   黄色人種にも 赤色人種にも

Let’s stop all the fight    全ての争いをやめよう
War is over!        戦いは終わる
If you want it       君が望めば

War is over! Now!     戦いは 今 終わるんだよ

コロナパンデミックが宣言されて20ヶ月

その間に私たちが見てきたものは、ほんの24ヶ月前だったら想像できなかったものばかりです。

健康を脅かされ、食べ物の供給を心配したこともありました。ずっとあると思っていた学校でさえ閉鎖されました。仕事も、マスクなしで享受できる新鮮な空気も、家族以外との交流も奪われた時期もありました。その余波はつい最近のペトロクライシスまで及びました。 自由を満喫するはずの大学生、ロンドンではキャンパスライフも取り上げられました。

きりがない。数え上げたらきりがない。。

 

衝撃的な話を聞きました。

日本を離れ日本の企業のために働く駐在員のお母様が他界されたため、その方は急遽帰国して葬儀に参列したいと隔離の免除をお願いしたところ(当時、オミクロンの感染者が確認されたイギリスから帰国の場合は全員6日間隔離施設での隔離)、「ダメです。オンライン葬儀をしてオンラインにてご参列ください」と言われたそうな。。。 こんなこと、さらっと言っていいことでしょうかねぇ。恐怖に支配され他人を思う想像力に欠けてるような。。だからと言って対応も難しいのかもしれませんが。

友人の住むオランダは今ロックダウンの規制がさらに厳しくなっているそうです。 

言葉の通じる日本人がその中で頑張っていると思うと応援したくなりますね

ドイツに住む日本人、イタリアに住む日本人、欧州全土、

世界中に住む日本人の方々日本に住む方々を応援したい気持ちになります

日本にすぐに帰国できないかもしれないけど、今は頑張りましょう。 

いろいろ見極めて行きましょう。


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About the Author: Smeralda

東京都出身。ロンドン郊外在住。読書、読むこと大好き。家事の才能はなし。ほぼ運転手さんの日常。たまーにUFOみたりする。みんなに支えられてるんだなと深く実感してるこの頃。

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