冬の日本里帰りで、経験値上げてきました

Japanese food Yutaka Spring Sales

どーも、たまさぶろうです。

1月ももう終盤に差し掛かってきましたね。ついこの前、「新年あけましておめでとう!」とあいさつを交わしていたのに、もう節分ですよ・・・

冬の日本、帰ってきたよー

さて、今日のお題の通り、たまさぶろうと子供たちの3人で、11年ぶりに日本でクリスマスと年末年始を過ごしてきました。イギリス人旦那は一人残して

正直、旦那を一人残して罪悪感がなかったかと言えば・・・全然なかったよ(笑)何をして遊ぼうか、何にお金を使おうか、ワクワクしっぱなしでした。

日本行きの飛行機で見た富士山。こんなに綺麗に見たのは、生まれて初めて!

もうね、何から伝えれば良いか分かりませんが、本当に本当に充実した時間でした。

おせち料理もそうですが、おでん、ラーメン、うどん、スーパーのお惣菜、コンビニ弁当・・・思い出しただけでもヨダレが出ます。

何より、母の手料理、最高でした!2週間の滞在で、今回も1度もキッチンには立たせてもらえず、家で食事をするときは全て母が作ってくれました。

母の作ってくれたおせち料理、最高☆

食べ物、買い物、まだまだ時間もお金も足らなかったですが、子供たちは生きた日本語(土佐弁)を使い、読み、聞き、たくさん自信をつけてイギリスへと帰ってきました。

ええ、私も充分なお肉を蓄えて帰ってきましたよ(笑)

子供のころよく遊んだ場所へ、自分の子供たちを連れていく。

ただ、今回の帰省は、楽しい思い出だけではありませんでした。

まず、1月1日に起こった能登半島地震

初詣も済ませ、福袋も買いに行き、幼馴染とまったりお喋りをしながらお正月気分に浸っていた時、ニュース速報が飛び込んできました。

被災された方々も、きっと初詣に行ったり、新年の挨拶をしたり、ご家族とともに穏やかな新年を迎えられていた事でしょう。

テレビの前で明らかになる被害状況やお亡くなりになられた方の人数が増える度、胸が引き裂かれそうな気持ちになりました。

お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

そして、翌2日の羽田空港での衝突炎上事故。

丁度NHKのニュースを見ていた時で、すぐにlive映像に切り替わりました。炎上する機体の映像を見ながら、どうか乗客乗員のみなさんが無事でありますようにと願っていました。

全員無事に脱出の速報が入った時、本当に安堵しました。

ただ、お亡くなりになられた海上保安庁の隊員さんたち、本当に残念でした。

生き残られた機長さんやそのご家族、亡くなられた隊員さんたちのご家族のお気持ちを考えると、ただただ一日も早く心穏やかに過ごせますようにと願うばかりです。

長い1日の始まり

私たちは翌3日に高知から羽田、羽田からヒースロー空港への旅程だったのですが、私たちの便に影響が出るのは確実でした。

高知・羽田間の飛行機が飛ぶか飛ばないか、ロンドン行きの飛行機への乗り継ぎは間に合うか、もう諦めて前もって予定を変更すべきか・・・

不安な夜を過ごしました。

私たちの置かれている状況よりも、もっと大変なことが起こっているとは理解はしつつも、私も子供たちを無事にイギリスまで連れて帰らないと!

正直、頼れるのは自分の直感しかないと思いました。

でも、結局、考えても仕方がない!と気持ちを切り替えて、朝からスーツケースを極限まで詰めるべく、最後の買い出しに走り回りました。

高知・羽田間の飛行機の時間が夜便だったので、航空会社のサイトで最新の運行状況を確認しながら行動していたんですが、

「遅延が見込まれる」

「30分程度遅延」

「1時間以上の遅延が見込まれる」

とドンドン遅れが出ている様子。

どんな状況になるか分からないので、早めに高知竜馬空港へ向かいました。

17時過ぎに空港に着き、搭乗手続き開始。パスポートの確認も含め、30分以上時間がかかりました。

「乗り継ぎの便、間に合いますか」

「現時点では十分に時間がございます」

ホッと一安心。

でもこの時点で、

「2時間以上の遅延が見込まれる」になりました。

ギリギリやんか!

で、国際線の方を確認すると、そっちも羽田空港滑走路の混雑で、2時間の遅延になってる!

乗れるかも!?

頭の中でずーーと逆算して、大丈夫大丈夫、乗れる乗れると自分に言い聞かせる。

そんな私の横で、私の母とお別れが悲しい娘っ子は、ずっと泣いてる。

このあたりから、私の精神状態、おかしくなってきてます(笑)

見送りに来てくれた母やそのパートナー、兄と、今後どうなるか分からない状況で、いつ「またね」を言うかタイミングを逃しまくってました。

でも、最後にみんなで写真を撮って、泣きながら「また帰ってくるきねー」

何回やっても、これだけは慣れません・・・

長旅の前に腹ごしらえしようとお食事処を覗くと、「閉店19時、ラストオーダー18時30分」

ン?今、18時25分。お店の中いっぱいやし!

中から聞こえる店員さんの声。「あの親子は入れてあげたいね」

18時35分、入れてくれました‼こんな時に頼むメニューはうどん一択です(それが早かったかどうかは知らんけど)

18時58分、娘っ子の口に最後のうどんを詰め込み、お礼を言ってお会計を済ます。

「ギリギリ入れてくれてありがとうございました。本当に助かりました(涙)」

もうね、人の優しさですぐに涙が出ちゃうんですよ。

遅延に遅延が重なって、23時に羽田空港行きの飛行機が飛ぶことになりました。

ここから怒涛の旅がはじまるよ!

23時に高知を出た飛行機は、0時半頃に羽田空港第1ターミナルに到着。

ロンドン行きは第3ターミナルから午前3時発

残すところ、2時間半

ターミナル間の移動、通常なら、余裕で行けるんですよ。

第1ターミナルに着いてすぐに目についたのが、ターミナル間の無料シャトルバス。運行時間が5時から24時って書いてある。

地上職員の人に、「国際線乗り継ぎのためのターミナル間移動は、どうすればいいですか」と聞くと、

「シャトルバスで」と言われる。

24時で終わってるって書いてあることを伝えると、地下のモノレールで移動できるとの案内をされる。

走って地下のモノレール乗り場へ。

全部閉まってるんですけど・・・

外のタクシー乗り場はたくさんの人でごった返してるので、どこか他に乗れるところはないか、到着ロビーの方もさまよう。

全部、予約されてるタクシーだけ。

空港内に戻って、何とか地上職員の人を捕まえて、事情を説明。何とか助けてはくれないかと泣きつく。

「第3ターミナルの方には、今から向かわれることは伝えました。でも、タクシーで向かってください。

1時間くらい待てば乗れるはずだと思います。」

外のタクシー乗り場、最後尾が分からないくらい、すごい人数が並んでる(涙)

1000人とかそんなもんじゃなかったな。

仕方がないので、その長い長い列に並ぶことにした。

この時点で、0時50分

意外とタクシーに並んでいる列は動く。でも人が減らない。私、泣きべそかきながら、

「息子よ、どうする?どうしよう!!!」

その横で、私の母との別れが悲しい娘っ子は、またシクシク泣いてる。

恥を忍んでタクシーの乗客をさばいている人に事情を説明し、何とか乗れないか聞くも、

「優先的に乗せることはできません」

そりゃそうだよね・・・

1時30分。まだまだ乗れそうにない。

何とかWi-Fiを繋いでタクシーの配車を試みるも、混雑していてエラーの連続。

2時を過ぎた頃。全然乗れそうにない。

正直、もう無理だと思いました。もうしんどい。これ以上頑張れん。

でも、子供たちを連れて帰らなければ!

最後にもう1度頑張ってみました

タクシーを待ってる間、一般車両が到着ロビーの前に止まって、出待ちをしているの見かけました。

2時20分、1台の白い車がハザード付けて止まっていたので、最後の勇気を出して、窓をコンコン。

若いお兄さんが窓を開けて話を聞いてくれました。

「どなたかを迎えに来たんですよね?あなたには全く関係のない話だし、お迎えされた後の事情もあるかとは思います。

でも私たち、あと30分でロンドン行きの飛行機に乗らないといけなくて、移動する方法がないんです。

どうか、あなたの10分を私にくれませんか?第3ターミナルまで連れて行ってくれないでしょうか。」

そう説明し終わったところで、警備員の人が、

「一般車両、停車・駐車しちゃだめですから、移動してください!」

超絶良いタイミングでした!

その若いお兄さん、「車も移動しないといけないんで、良いっすよ」と快諾してくれて、

第3ターミナルまで乗せてくれることに!!!!!

2時35分、無事に第3ターミナルに到着(パチパチ)

かばんに丁度お年玉(子供の)があったので、お礼を言ってお兄さんに渡しました。

一度は受け取りを断られましたが、本当に助かったので、渡して感謝を伝えました。

その後、借りてあったポケットWi-Fiを返す場所が見当たらなくて、右往左往しつつも、無事に返却し、

保安検査場を通過、パスポートに出国の判を押してもらって出国ゲートへ。

2時45分間に合いました~(涙)

息子とハイタッチをし、途端に笑いが込み上げてきて、疲れた顔で飛行機搭乗を待ってる他の乗客の目も気にせずに二人で爆笑しました。


今まで、何度も飛行機乗ったし、乗り継ぎがギリギリで焦ったこともありました。

台風で日程を変更せざるを得ないときもあったし、一人で乳飲み子と息子を連れて移動したことも。

でも、今回は本当にしんどかった(涙)

想定外のことが起こったばかりで、混乱もあっただろうし、細やかなところまで配慮も行き届かない中、

それでも何とかなるときは何とかなるもんですね。

いや、何ともなってないよね(汗)

でも、あの時お兄さんが車に乗ることを快諾してくれていなければ、間違いなく私たちは空港で一夜を過ごすことになったでしょう。

改めて、本当にありがとうございました!

イギリスに帰ってきた後、日本の友達が、3日が一番混乱していて大変な日だったよ!と教えてくれました。

もうね、どこの国にでもどんな状況でも行けそうなくらい、経験値上がったなと感じています。

要するに、困ったときは諦めずに助けを求めろ!ってことですね。

いやあ、帰ってこれて本当に良かったです。

翌日に予約してあった、息子の矯正歯科の予約(どうでも良いことなのに)も気になっていたし、どうしても帰ってきておきたかった。

(今思えば、あと1週間くらい、日本滞在延長でも良かったのかも)

ということで、今日も、たまさぶろうの長々とした話にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。


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About the Author: たまさぶろう

南東ロンドン在住、高知県出身。編み物が好きで、毛糸を見るとすぐに買うので、見ないようにしている。ストレス解消方法は掃除。 ONE OK ROCKをこよなく愛する2児の母。

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