マラケシュ女子旅のコツ:パート2

Japanese food Yutaka Spring Sales

ああ、イングランドは涼しい。たった1週間前のことなのに、日常に舞い戻り、酷暑のモロッコの余韻も消えつつあるので一気に書かせてもらいます。

マラケシュの旅の備忘録の続きにもう少しお付き合いくださいませ。
(注:挿入している写真はランダムです。内容とは直結していませんのであしからず)

さて、昨日(ミスした方はこちらから)、好奇心に負けて道案内について行き、案内料を請求された話をしましたね。あとはスリが横行しているとか、お土産屋さんやタクシーでぼったくられたとかもよく聞きます。

でもふと思いました。あの迷路のようなメディナは、作り物ではないディズニーランドなんだと。塀に囲まれたメディナ、職人の街スークの中で現地の人たちは日々、お祈りをし、皮をなめし、真鍮をたたき、サンダルを作り、籠を編んでいます。でも塀の外には高級ホテルが並び、アパートが立ち並んでいます。 メナラ空港は超近代的だし。 旅の途中で、「この人たちは、夜になったらそそくさと壁の外の普通のアパートに戻って生活しているんじゃないか」とか、「色とりどりのサンダルはもしかしたら中国から来てるのか」とか疑ってしまいましたが、さすがに「そんなわけあるかい」、とガイドさんをむっとさせたちこちゃんです。

メディナの中にも、 日本のこじゃれたガイドブックに載っているようなモダンでおしゃれなカフェやブティックがありますが、これらはフランス人を中心とした外国人が経営しているそうです。じゃあいっそのこと、古くて汚い旧市街なんてブルドーザーで壊しちゃって、近代的なモールでも作り、海外の工場で大量生産したグローバルブランドを売ってる方が儲かりそうです。



でも彼らは絶対にそんなことはしません。この街並みや、この暮らし方を維持していることに誇りを持っています。もちろんそれを観光客に見せることが生活の糧になっていることは確かです。え?これがそんな値段?というようなものを売りつけられます。例えば、スークで物を買うときは、スパイスだってカーペットだって値切るのが当たり前。最初の言い値の半分から交渉していくとかコツはあるようですが、「すごく安くしてもらった!」と思ってよい気持ちでお店を後にしても、しばらくして「なんかそれでも高い気がする」 「もしかしてぼられたかも?」 という不安にかられ、せっかくの旅行を心から楽しめなくなったりすることも。



うーん、それってもったいない。だってここは自然発生のテーマパーク。何百年と続く暮らしぶりを見せてもらい、美しい装飾の写真を撮らせてもらい、他ではできない経験をさせてもらっているんだから、その対価を払うのは当たり前。イケメンのお兄ちゃんに惑わされてひょこひょことついて行って、想定外の案内料を払ったことも、スリル満点のアトラクションだと思えば安いものです。

私見なので、「それは違うよ」というご意見もあるかと思いますが、こういった小トラブルはしょっちゅうあっても、マラケシュのメディナで銃を突きつけられてお金を取られた、とか、誘拐されたとかの重大な犯罪はあまり聞いたことないです。それが証拠に、ちこちゃんが案内人を怒鳴りつけてお金を払わなかった後も、後を付けられて嫌がらせをされたなんてことはなんて全くありませんでしたよ。

また、マラケシュ最後の夜、居心地のよいレストランで閉店まで粘り、真夜中過ぎてそこを出ようとしたら、「ホテルまで従業員に送らせます」って言ってくれました。でも宿は近くだし、maps.meもあるし、 夜も遅くまで賑わっているのでお断りしました。かよわい乙女の安全を心から心配していただいたのだと思いますが、もしかしてちょっとはチップ目的もあったかも。でも、少々のお礼を払って地元の男性に送り届けてもらえるなら、それはそれで安心ではありませんか。

てなわけで、なんだか、自分の失敗の苦しい正当化と聞こえないこともないですが、アクシデントがあってこそ旅の記憶って鮮明に残るというものです。でも、もちろんそんなのはほんとにわずかな要素!このモロッコの旅の楽しいところや、よかったことをブログネタにしたら、連載何回続くねん!てことになってしまうのであえてこれだけにしておきます。是非是非モロッコにお出かけになり、ご自身の目で、耳で、舌でその魅力を堪能してくださいませな。既に体験済みの方は、これに同意していただけると思います。

そして、昨日からほのめかしていますが、モロッコってイケメン率高すぎです。横山のやっさん並みに散髪は毎日?と思うくらい皆さんお手入れが行き届いています(ちなみにオールバックではありません。言ってることわからないヤングはスルーしてください)。日焼けした肌、彫りの深い顔立ち、そして温かいスマイル。娘たちも同意していますから、おばちゃんの妄想だけでもなさそうです。旦那さんは家に置いといて、女子旅がおすすめです(女子旅のコツってこれかいーー??みたいな)。

あ。そして最後にマラケシュの職人街スークを案内してくれたガイド、アジズさんを紹介しておきます。彼の行くところ行くところでみんながあいさつする長老のような方です。ほんとにお世話になりました。


ちこちゃん、モロッコがイケメン天国ってホンマ?自分の目で確かめに気の合う友人を誘って行ってみたーい!と思っていただいたら、ひつじをクリックお願い致します。

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About the Author: ちこちゃん

南ロンドンに住んでもう20年が過ぎてしまいました。来た当初に経験した愕然としたこと、怒りに髪の毛が天を突いたことなどがすっかり標準化してしまった今日この頃。日本人としてのアイデンティティを失わないよう頑張っています。

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