日本と英国の架け橋

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先週からのよー分からんお天気に振り回され洗濯物は干したり入れたり。冬の厚手コートしまったり出したり。傘さしたり帽子被ったりサングラスかけたりと忙しい毎日が続いていますね。

今週末のイギリス南部は最高気温27℃。春をすっ飛ばしての真夏日予想です。


さて、先週土曜日の昼下がりの事。

普段の週末には滅多に鳴らない携帯がよく鳴りました。

職場の同僚達からのメッセージがたくさん来たのです。

話題はサッカー。

スコットランドリーグのチーム、セルティック。

特色上セルティックファンが多い我が職場。

誰かがほぼ毎日セルティックの情報を教えてくれます。

中でも熱狂的ファンであるスコットランド出身の同僚サイモン。

セルティックと共に毎週末あちらこちらへ遠征。奥さんとも絶賛サッカー別居中です。

働き始めた当初から彼はすれ違う度に

” DAIZEN”

“KOBAYAAAASHI “

“IWATA”

“HATATE”

“KYOGO”

そして最近増えたニューワード” INAMUUUUUURA”とだけ耳元で囁いて去っていきます。

普段は目も合わさず挨拶すらしてくれない。

そう、度を越した人見知りなんです。

強烈なスコットランド訛りで囁かれる言葉。しばらくは日本人の苗字を呟いてるのかも不明でした。

そんなこんなを約2年も過ごしたある日の事。

勇気を振り絞って返してみたんです。

” NAKAMURA ! SHUNSUKE NAKAMURA! “と。

くりのしん世代にとってセルティックと言えば中村俊輔一択!

“Aa???GONE. Long gone…”

会話終了… 秒で強制終了でした。

そのやりとりが何とも私を寂しくさせ、彼とのコミュニケーション強化の為にセルティックについて勉強したんです。

その昔、中村俊輔選手が所属した名門セルティック。

日本との繋がりはとても深く現在でも3人の日本人プレーヤーが大活躍しています。

そのセルティックが先週の土曜日にチーム優勝に輝きました。

同僚が送ってきた画像。代表の3人の中に前田大然選手が。すごい!カッコいいー!!

その日の時点では2位だったセルティックが首位のハーツと激突。ハーツとの差は勝ち点1で、セルティックにとっては勝利が絶対条件の中、前田大然選手の大活躍により逆転優勝をおさめたのです。

この日はくりのしんにとってもサイモンからの個人メッセージを初めて受け取った歴史的な日となりました。しかもビデオよ!

彼はもちろん大勢の仲間達と共にグラスゴーのスタンドにいました。

” リーグ戦優勝した!全ての日本人に応援ありがとうと言いたい!”

” MAEDA !! 彼はレジェンドだ!”

” 日本最高!私の最愛の国!”

” あなたは日本人であることを誇りに思うべきだ!”

“応援ありがとう!あなたたち日本人は素晴らしい!”

全くもって活躍していない、優勝に1ミリたりとも貢献していないくりのしんに大勢のセルティックファンが絶賛のメッセージをくれる。

ただただ日本人と言うだけで。

メッセージやビデオを見ながら頭の中で違うことを考えてました。

スポーツの力ってすごい。スポーツが国境を越え人と人をつなぐ架け橋となっている。

日本から異国へ来てサッカーという厳しい世界の中で戦う日本人選手のみなさん。

私達には到底想像も出来ないくらい厳しい練習と努力や精神面での葛藤を乗り越えた結果、セルティックファンだけではなくこの国に住む私みたいな末端の日本人にまでも勇気と元気と恩恵を与えてくれている。

実はくりのしん自身、職場では唯一の外国人移民なんです。

毎日アウェイで戦っております。

そりゃー日々英語に苦戦し、何回も聞き直され、挙げ句の果てには「どういう意味?」って聞かれたりすることもありますよ。

落ち込むし、悩むし、自問自答の繰り返し。

そんな中でもセルティックファンの同僚達がいつも助けてくれる。

「そんな風に思わずに胸を張って堂々としてればよい!」

と励まされ、笑えない皮肉たっぷりなイギリスジョークで笑わしてくれ何とか今日を迎えています。

サッカーやスポーツ界だけでなく様々な分野で活躍する日本人。

世界中で架け橋となってくれている事に尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。

来月6月11日からいよいよサッカーFIFAワールドカップが始まります。

今大会ではスコットランドが28年ぶりの出場を果たしました。

日本代表に選出された前田大然選手とスコットランド代表との対決が見たいですよね。もちろん全力でどっちも応援します!

おまけ。サイモンのその後

さて、セルティックリーグ優勝の熱気冷めやらない週明け。

同僚サイモンとの会話というよりは一段階進んだコミュニケーションを目指し試合の復習をして出勤した月曜日。

「おはよー!」

と言おうとするや否や目も合わさず横切る奴。

おーい!無視かい!!

と思った瞬間、

「Mor~ning 」

と蚊の鳴くような声で囁き風のごとく去っていきました。セルティックの話題ゼロかいっ!

距離が縮まったと思い込んでたのは私の妄想だった。

サイモンはやはり強烈に人見知りなサイモンであった。

ま、これも彼の良いところ。

ちなみに彼のFacebookの交際ステータスはいまだ ”複雑な関係” である。

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About the Author: くりのしん

イギリス南東部在住。3児の母。我が家の発達凸凹ちゃんに宇宙へ連れていかれる日々。オタ活と空手で絶賛ストレス発散中。

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