コロナで大切な人を失ったら…

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どーも、たまさぶろうです。3月8日(月)から学校が再開したかと思いきや、もうイースターホリデー目前です。Good Friday(休日)とEaster Monday(休日)があるので、全部の仕事がずれ込んで、たまさぶろうたちの仕事はめちゃくちゃ忙しくなると予想されます・・・考えただけでもうしんどい。トホホ。

さて、今日はコロナのワクチン接種がサクサク進んでいるイギリスでの盲点、といいますか、ワクチン接種が進んでいるからこそ気をつけてほしいことを書こうと思います。

突然の別れ

たまさぶろう夫婦、まもなく結婚して15年、出会って17年になろうとしています。

旦那と出会った当時、義母はまだ42歳(げ!今の私とほぼ変わらんやん!)、旦那の祖母も62歳と、その若さにただただ驚き戸惑ったのを覚えてます。だって、旦那の祖母(以下、祖母)の方が私の母と年齢近いし?

たまさぶろうの両親共に8人兄姉の末っ子で、しかもたまさぶろう自身も末っ子なので、祖父母はかなり高齢!!出会った頃は、すでに私の母方の祖父以外は他界していました。逆に旦那の家族は、義両親は共に10代で旦那を授かり、旦那の祖母も20歳で義母を出産したので、かなり若い家族でした。

その祖母(79歳)が先週亡くなりました。コロナ感染による多臓器機能不全によるものでした。

本当は、大きな喪失感の中でこうやってブログを書くことは、とても痛みを伴うし苦しいです。でも、どうしても今書いておかなければならないと思うことがあって、書いています。


祖母は昔愛煙家だったこともあってか、ここ10年ほど肺の機能が低下し、COPD(慢性閉塞性肺疾患)を患っていたため、時に酸素チューブや電動カートを使用する生活を送っていました。それでも、旅行に行ったり大型車の運転もバリバリして、祖父と仲良く楽しく暮らしていました。

その祖父が数年前に亡くなってから、明らかに元気をなくしていた祖母。でも、小型犬を新たに家族に迎えたり、近所に住む娘や孫とお出かけしたりして、前向きに暮らしていました。もちろん私達も子供達(祖母からするとひ孫になる)を連れて遊びに行きました。

そして、昨年コロナ感染拡大が始まりました。

もちろん、COPDを患う祖母にとってコロナに感染することは、命に関わること。だから人一倍、人との接触を避けて生活していました。夏になって感染者数が激減した一時期だけ会いに行った他は、お誕生日もクリスマスも、全部電話かテレビ電話という徹底ぶりでした。

買い物は近所の友達が引き受けてくれて、サポートバブルである娘は毎日様子を見に行くけど、短時間の訪問か玄関先のポーチのみの接触。

でも2ヶ月ほど前から、祖母の脚の感染症が酷くなって調子が少し優れなくなっていました。心配した義母は、Rapidテストを受けて陰性判定が出てから、何度か訪問していました。そして、ここ数週間で明らかに体調が悪化しているのが分かって、電話で再三に渡って義母は病院に行くよう勧めていたのに、祖母は全く受け入れずに頑なに断り続けていました。

そしてついに痺れを切らした義母が訪問すると、食事もろくに取らずにかなり調子の悪そうな祖母がいました。頑固な祖母と口論になりながらも病院に搬送すると、かなり状態が悪く緊急入院。PCR検査の結果、コロナ陽性が発覚

感染力の高さは半端ない

では、どこで祖母はコロナに感染したのか。

コロナの新規罹患患者数が減り始め、ワクチン接種が始まったころから、祖母宅には人の出入りが増えていたように思います。1回目のワクチン接種した近所の人は毎日顔を見に寄ってくれたそうだし、娘も孫を連れてほぼ毎日訪問していたそう。近所のお友達も買い物や家の掃除をしたり、祖母も義母も自身が1回目のワクチン接種を終えたのもあり、毎度訪問するたびに、rapid テストは受けてなかったと思う。

祖母の陽性が発覚してから、義母と共に、祖母を訪問した息子(数時間のみ滞在)も陽性反応が出て隔離。一時は、病院に搬送されるまで悪化しました。彼は1回目のワクチン接種、済ませています。

近所の友人も接触者ということで検査したら、無症状ながらも陽性。彼もワクチン接種受けています。でも無症状です。これが本当に怖い。

とにかく、コロナの感染力の高さはとんでもないです。

義母は、隔離生活は行なっているものの、今のところずっと陰性結果が続いていて大丈夫です。

ワクチン接種をしたからと言っても、ウイルスから感染を守る防護シールドができるわけじゃない。罹患しても重症化は免れるかもしれないけれど、保菌者にはなりうるし、無症状のまま人に移してしまう可能性は大いにあるということを忘れてはいけないと思います。マスクはまだまだ必須だと思うし、定期的に簡易テストを受けて、感染拡大を阻止していくしかないんだと改めて思いました。

最期の瞬間(とき)を

入院した直後、私たちはみんな、またすぐに祖母に会えるものだと信じていました。病院に入院できたし、最初の経過は悪くなかったから。でも翌日、心筋梗塞が起きて、点滴治療を始めることに。それでも治療後、退院したらどういう風(同居とか)に暮らしていくのがベストだろうね、なんて話もし始めていました。

でも入院して数日が経った日、仕事中に旦那からの着信がありました。祖母危篤の連絡でした。仕事中だし何も出来ることはないけれど、どうか最期の時を独りで過ごさずにいられますように!と願いました。

隔離生活していた義母のPCR検査結果の陰性通知がタイミング良く来て、義母のもう1人の弟と共に病棟に駆けつける事ができました。最期の瞬間まで、楽しかった思い出話をしたり歌を歌ったりして、たくさんの愛を伝える事ができたそうで、本当に良かったです。

おばあちゃん、ありがとう

祖母はなかなか性格が激しい人で、正しいことは正しい、間違っていることは間違ってる!とはっきり言う、家族の中の喧嘩隊長というか、時にFワード炸裂の、なかなかファンキーなおばあちゃんでした。いつも私たちに食事の仕方を注意される息子も、祖母の前では背筋をピーンと伸ばし、いつも褒められるという現象が起こる事も。

私は、義母よりも祖母との方が意見が合うことが多かったし、考え方とか似ているところがすごく嬉しくて、いつも旦那に「私に意見言うって事はおばあちゃんを敵にまわすよ?」と脅していました。旦那への愚痴も聞いてくれて、孫の嫁というよりかは、本当の孫のように接してくれていたように思います。

まだお葬式の予定も立っていなくて、ちゃんとお別れができていないので、悪い冗談を信じ込まされているような、祖母はちょっと旅行に行っているだけの様な、不思議な感覚になる事があります。でも遺言書には、「葬式に花はいらない!」と書かれていたそうで、何とも祖母らしいねと、みんなで笑い合ってもいます。

どうか皆さん、今一度緊張感を持って、大切な誰かをコロナのせいで失う事がない様に気をつけていきましょう。


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About the Author: たまさぶろう

南東ロンドン在住、高知県出身。編み物が好きで、毛糸を見るとすぐに買うので、見ないようにしている。ストレス解消方法は掃除。 ONE OK ROCKをこよなく愛する2児の母。

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