義実家滞在 乗り切り術

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引き続き、スコットランド・ルイス島にある夫の実家にお世話になっております。 毎年、帰省は2週間ほどの長丁場です(同居の方に比べれば、なんて事ないですが)。

夫の両親は大変我慢強く優しく尊敬できる人々ですがねえええええ。 いえ、それどころか義両親たちには、ものすごく我慢してもらっているので、表立った波風もなく、特にドラマはないのですが。

多くを語ることはできませんが(私の人格の歪みが露呈されるだけなので)、「とにかく毎年、この2週間をできるだけ楽しく乗り切るぞ」、と根性出して試行錯誤しておりますので、わずかながらでも今後ルイス島を訪れる方々の道しるべになれば、と思い筆をとりました。

アクティビティー

大自然に囲まれているルイス島。 ただ、自然って、自然が大きすぎると、簡単に楽しめるものではなく、常にバトルというか、常に負けると言うか。。。。 一年を通して暴風雨で、2週間の滞在のうち、「今日は晴れ、と言ってもいいよね?」という日が2−3日あれば、大変ラッキーです。

何千年も前から人間が住んでいた島ですが、昔は車も暖房も水道もないのに、こんな強烈な環境でどうやって生きてきたのでしょう。。。。

そういう状態ですので、野外でのアクティビティーはタイミングと気合の勝負となります。 

「死ぬまでに行っておきたい世界の美しい海岸 10選」などに選ばれることの多い、ルイス島の海岸。

ただし、夏でも水温が低く、波も高いので、今まで泳いだことはありません。 もう少し子供達が大きくなったら、海で安全に泳ぐ技術を学べるクラスに参加したいなと思います。

馬に乗ってトレッキング。 ど素人の5歳の息子でも乗ることができました。 絶景ポイントに連れて行ってくれますが、暑い日(25度以上くらいで太陽が照りつけている日)は、馬の調子が悪くなるので、もしかしたらキャンセルになるかも。 雨や風はへっちゃらとのことです。

小型ボートで沖合クルーズ。 アシカの群れやイルカ、憧れの(?)鳥、パフィンに出会えます。 持つべきものはアウトドア派で親切な友人家族! 

「日本人、魚好きでしょ? ちょっと待ってて!」と言って、20分間ほどで10匹の鯖を釣ってくれ、その場で捌いて(でも、お刺身の習慣はないので「家で電子レンジでチンしたら美味しいから!」と。ステキなお土産をいただきながら、私は複雑な気分。。。)お土産にしてくれました。

今までは「どうせお金持ちになったって、ロシアの美人で若い妻と何度か結婚離婚を繰り返し、プライベートジェット買って、ボート買って、別荘買ったら終わりやろ」などと思っておりましたが、ボートいいわああああ。 私もお金持ちになった時用に、ボートの免許だけでも取った方が良いかしらと思いました。

もし、ご自身でボートもボート付き友人も持っておられない方はこちら

おみやげ

何と言っても、ルイス島の名産品は「ハリスツイード」でしょう。 なぜ「ハリス」という名前が付いているかというと、ルイス島と陸続きの南部を「ハリス島」というからです。 同じ島なのに、ルイス島・ハリス島と名前が分かれている理由は今回省きますが、両島は基本的に友好的なので、「ハリスの名産」=「ルイスの名産」という位置付けです。

何十年も前から、日本の商社はハリスツイードと取引があり、現在は、デパートなどでも気軽に(でも結構お高いですが)手に入るハリスツイード。

「島なら格安かも?」と思われますが、島でも高いです。 確かに日本では手に入らない商品もあるかと思いますが、「地元の手芸好きが作りましたー」的な売り物も多く、正直言うと、ららぽーとの雑貨屋さんの方が良いもの置いてますわ。。。 

しかしながら、原産地の強みとしましては、布そのものが買えること。 好きな布を買い込んで、仕立屋さんに依頼、もしくはご自分で仕立てたら、自分の望み通りのハリスツイード製品が手に入ります。 

残念ながら写真がないのですが、ハリスツイードで作ったドレスや、子供用のケープなどは、ものすごく可愛いです。

ルイス島内の仕立屋さんに関しましては、ご興味がある方は、タヌキまでご連絡をいただけると嬉しいです。

変な写真しかなくて恐縮ですが、こちらが現在島イチオシの商品となっております。

ルイス島が位置する、ヘブリディーズ諸島周辺の海水と海藻を使ったオーガニック基礎化粧品です。

海藻に含まれる抗酸化作用とかすっごいパワフルなんですってー。

私は30年以上愛用している、四万十の水かなんかを使ったアロエクリーム(マツキヨ等で1700円くらい?)一筋なので、正直あまり興味ないのですが、こちらのイシュガ化粧品、スッゴーイいいらしいです。 

義母がプレゼントしてくれたので、少しだけ浮気してみたけれど、香りはすっきり、そして肌にすっと溶け込む感じ、さらっとしている感は、湿気の多い日本在住の方のお肌に合うのではないかと思えました(イギリス在住日本人には油分が足らない気が)。 

「日本の夏にアロエクリームは、油がベトベトしちゃって無理かも〜」と感じておられるそこのあなた、こちらのイシュガ化粧品を試してみてください。

男性用もあり、夫も義母からプレゼントされた為使っておりますが、匂いがステキなので、一瞬許せる(何を?)時があります。

まだ日本では売り出されておりませんが、遠くない将来上陸しそうな予感です。

長々と申し訳ありません。 とにかく、少しでも多くの日本の方に島へ来ていただき、そのうち島に和菓子屋を作っても経営が成り立つレベルまで持って行きたいのです。 そうしたら、クリームと砂糖ばっかりのオヤツで2週間過ごさなくても良いし。 

本当は、グルメ情報までお伝えしたかったのですが、長くなりすぎ、ふわりの締め切りに間に合わなくなってしまうので、今日はこの辺りで失礼させていただきます。

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About the Author: たぬき

兵庫県南部出身。 ロンドン周辺の高級住宅街には一度も住む事がないまま在英10年以上。 常に転職を考えているフルート&尺八吹きです。 将来の目標は、読書環境(漫画も含む)と食事情が好みの老人ホームを見つけて、楽しい老後を迎えることです。

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