車屋の女房、娘が乗馬を始めたら…前編

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みなさまこんにちは。車屋の女房です。

世界情勢が緊迫してきていますが、それについては置いておいて(怒りの泉が始まってしまうため?)表題について集中して書くことにします。

夫の近況を少し……

最近の夫は教会関係のチャリティーに時間を費やしており、まるでリタイアした高齢者のようです。(まだちょっと早いはずなんですけど?)

以前から教会関係者にはこれ以上なく親切だったのですが、最高潮に達している模様。売れないような車を買ってあげたり、古い芝刈り機を売って新しい最新式の芝刈り機を手配してあげたり……?????

さてさて。

乗馬の歴史馬術競技については端折りますね?

実は、ウチの娘が乗馬にハマっております。子供が乗馬にハマるという事は親もハマらなくてはいけないという相関関係が成り立ちます。でないと子供の乗馬生活が回っていかないからなんですけれど。

きっかけは北海道での牧場実習でした。プライマリーが終わった年の夏に、お友達と一緒に競走馬の生産牧場で一週間ほどお世話になったんですね。その時はお世話を教わっただけだったんですが、帰ってきてからは「乗る方がいい」と近くの乗馬クラブへ通い始めました……。週に数日だけ通う生活でした。

それが今は毎日!

year10(15歳)でGCSEを来年に控えているというのに。学校帰りにバスを使ってステーブルまで行くところまでは良いんですが、帰りはお迎えが必要です。ステーブルから家までのバスが無いんです。そして土日は朝夕の送り迎え。イベントに出かける場合は日に四回の送迎になることも。

チャリで行かんかい!

と怒鳴りたくなる頻度のお迎えが毎日続くんです。体育会系出身の私としては

歩いて行かんかい!

と言いたいし、実際一時間も歩けば着くだろうと思うので歩かせたいんですが、

ここで夫が「危ないからダメだ」と急に父親らしい事を言うんですね。確かに最近は体つきも娘らしくなってきているので暗い中をてくてく歩かせるわけにはいかない……となると娘のスケジュールに合わせた生活、つまり乗馬の沼に浸かる羽目に。

ポニーと言えばシェットランドポニーだと思っていたんですけど

ここからは、イギリスで乗馬を始めたお子さんが

どんな風に乗馬沼にハマっていくのかご説明

したいと思います。

最初はもちろん初心者として乗馬レッスンから始まりますね。

月に一回から週に一回と、家庭のご予算に合わせてスタート。装備類も貸してくれる所が気楽で良いでしょう。調子に乗って一揃い買うとすぐにサイズが変わるというオチがつくことがあります。気をつけましょう。

娘の通っていた乗馬スクールはこちら→

ある程度乗れるようになると、乗馬スクール内でレベル分けされたグループの中を上がっていく事になりますが、それはあくまでも暫定のレベルになります。

だいたいDDからスタートしてD、D + までがおおまかな乗馬スクールの生徒さんのレベルです。

何故D +で終わり?その先は?

その先はですね、続ける子供さんがレッスンだけでは飽き足らず自分の馬を持ちたい!と乗馬スクールから抜けて自分の馬をステーブルに預け、そこに通う生活を始めるからです?

そうなるとグループレッスンを受ける事はまれ。常にプライベートレッスンを受ける事になります。

スクールと呼ばれるエリアでレッスンを受けます

インストラクターのレベルでレッスンフィーも千差万別…とまではいきませんが、45分20ポンドから70ポンド、更にその上もあります。

それくらいのハマり具合の段階でほとんどの子供たちはPONY CLUBに入会し、PONY CLUBのイベントに参加し始めます。これが、冬は週末だけなのですが春からはほぼ毎日のようにあちこちで開催され、沼にハマった子の親は馬用のトレーラーを買うかホーストラックの手配に四苦八苦する事になります。

それなりの大きさの車にtow barをつけてトレイラーを引っ張ります

つまり

自分の馬を手に入れる→馬の住処を決める(ステーブルに預ける)→一年365日自分で世話をする→馬の手入れやワクチン、パスポート、保険等を準備する→自分の馬でレッスンを受ける→自分の馬でイベントに参加する→自分だけでなく馬の移動手段も手配する

という流れになってきます。

娘がイベントで行ったことのあるクラブ→

娘が毎年参加するキャンプを開催している

クラブ

後編はこちら→

今日も車屋の女房にお付き合い頂きありがとうございました。

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About the Author: Eva

子年生まれ。ブラックラブラドールオーナー歴9ヶ月。イギリスで全く想定外の車屋の女房になる。

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